高知県東部を走る 土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)で、この夏、利用者にとって少し気がかりな発表がありました。
土佐くろしお鉄道は、運転手不足の影響により、2026年7月21日から8月20日までの約1か月間、朝の時間帯に土・休日運休の列車を毎日運休とするとしています。
地方鉄道を取り巻く厳しい現状が、また一つ表面化した形です。
土佐くろしお鉄道ホームページ
減便の概要(7月21日~8月20日)
今回の減便は、夏休み期間にあたる 7月21日(月)から8月20日(木)まで実施されます。
対象となるのは主に朝の時間帯の列車で、通勤・通学で利用している方にとっては影響が出そうです。
土佐くろしお鉄道によると、
「安全な運行を確保するためのやむを得ない対応」とのこと。
無理なダイヤで運行を続けるのではなく、安全を最優先した判断といえそうです。
減便の対象となるのは
普段は、土曜休日運休となっている列車3本が平日も運休となります。
- 奈半利駅方面
- 安芸駅(6:26発)→奈半利駅(6:48着)
- 後免駅(9:22発)→安芸駅(10:03着)
- 後免方面
- 奈半利駅(7:03発)→安芸駅(7:25着・7:28発)→後免駅(8:21着)
全国で深刻化する「運転手不足」
今回の減便は、ごめん・なはり線に限った話ではありません。
近年、鉄道業界全体で運転士・乗務員の不足が深刻化しており、特に地方鉄道では人材確保が大きな課題となっています。
- 少子高齢化による人材減少
- 不規則勤務への敬遠
- 養成に時間がかかる職種であること
こうした背景が重なり、一時的な減便や運休を選択せざるを得ない路線が増えています。
運転手不足での減便と言えば、熊本電鉄・肥薩おれんじ鉄道などがよく知られています。
観光路線としての側面も持つ ごめん・なはり線
alt="土佐くろしお鉄道9640形(くろしお形)" class="wp-image-10574"/>ごめん・なはり線といえば、
アンパンマンの作者・やなせたかしさんゆかりのキャラクター列車や、太平洋を望む車窓など、観光色の強い路線としても知られています。
夏休み期間は観光利用も見込まれる時期だけに、
「なぜこの時期に?」と感じる方も多いかもしれません。
ただ、こうした判断も路線を長く維持していくための現実的な対応と考えると、複雑な気持ちになります。
利用予定の方は事前確認を
この期間に、ごめん・なはり線を
- 通勤
- 通学
- 観光
で利用予定の方は、事前に最新の時刻表を確認しておくのがおすすめです。
特に朝の乗り継ぎを予定している場合は、余裕を持った行動が安心ですね。
室戸岬を越えた徳島県側で運行しているDMV(デュアル・モード・ビークル)で有名な阿佐海岸鉄道阿佐線は、2026年5月28日から運休していますので注意が必要です。
まとめ
地方鉄道の減便ニュースに触れるたび、
「人が足りない」という問題の重さを感じます。
便利さだけでなく、安全と持続性をどう両立するか。
今回の対応は苦渋の選択だったと思いますが、路線が将来につながっていくための一歩でもあります。
この夏、ごめん・なはり線を利用される方は、
ぜひ時間に余裕を持って、沿線の風景も楽しみながら旅をしてほしいですね。




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