JR九州は、2026年9月5日(土)・6日(日)、宮崎駅に停車中の787系を使用した特急型車両夜間滞在イベント「スワローおひさま」を開催します。
これは、夜行列車として787系に乗って移動する企画ではありません。
宮崎駅に停車している787系の車内に入り、深夜から翌朝までの時間を過ごすイベントです。
「スワロー」という名称から、JR東日本が行っていた座席未指定の特急列車や「スワローサービス」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、今回の「スワローおひさま」は、それとは異なる企画です。
2026年9月5日・6日に宮崎県で開催される「ひなたフェス2026」に合わせて実施されるイベントで、ホテルとは違った「列車の中で夜を過ごす」というユニークな体験ができます。
宮崎駅 特急型車両夜間滞在イベント「スワローおひさま」
JR九州ホームぺージ
~787系で過ごす 夜のシェアスペース 発売のお知らせ~
「スワローおひさま」はどんなイベント?
「スワローおひさま」は、宮崎駅に停車している787系6両編成の車内を夜間のシェアスペースとして利用するイベントです。
開催時間は、9月5日(土)・6日(日)ともに、
23時30分~翌朝6時00分
となっています。
参加者は23時20分に集合。
その後、宮崎駅に停車している787系の車内で深夜の時間を過ごします。
普段なら特急列車として乗客を乗せて走っている787系ですが、この日は走行せず、宮崎駅に停車したまま。
「夜の列車の車内で過ごす」という、普段の鉄道旅行とは違った楽しみ方ができます。
なお、これは夜行列車ではありません。
あくまでも宮崎駅に停車している車両を利用した夜間滞在イベントです。
「座席未指定」の特急列車ではありません
今回の記事で特に注意しておきたいのが、「スワローおひさま」という名称です。
鉄道に詳しい方なら、「スワロー」という言葉から、JR東日本の特急列車などで設定されていた「座席未指定」のサービスを連想するかもしれません。
しかし、今回の「スワローおひさま」は、そのような座席未指定の特急列車ではありません。
列車に乗って目的地まで移動するための通常の特急列車でもありません。
宮崎駅に停車している787系の車内を、夜間の滞在場所として利用する特別なイベントです。
そのため、「スワローおひさま」という名前だけを見て「自由席のように乗れる特急なのかな?」と思わないように注意が必要です。
JR九州も今回の企画を「特急型車両夜間滞在イベント」と案内しています。
さらに、車内では寝具などの提供はありません。
ホテルや寝台列車のような設備を期待するイベントではないことも、参加を検討する際には押さえておきたいところです。
787系の車内で朝まで過ごす
使用されるのは、宮崎駅に停車中の787系6両編成です。
787系といえば、JR九州を代表する特急型車両の一つ。
独特の車体デザインを持ち、かつては特急「つばめ」などでも活躍しました。
現在も宮崎地区を走る特急列車などで使用されており、鉄道ファンにとっても魅力的な車両です。
そんな787系を、普段のように目的地へ移動するためではなく、夜間の滞在場所として利用できるのが今回の「スワローおひさま」。
深夜の駅に停車する特急型車両の車内で過ごすというだけでも、なかなか珍しい体験になりそうです。
0時から5時30分までは車外へ出られません
「スワローおひさま」では、夜間の安全管理についても注意が必要です。
0時00分から5時30分までの間は、車内から外へ出ることができません。
5時30分から降車が可能となり、6時00分にイベント終了となります。
つまり、深夜から早朝にかけての時間を、基本的に787系の車内で過ごすことになります。
また、車内の照明は消灯されません。
寝具の提供もないため、「寝台列車のように横になってぐっすり眠る」という企画ではありません。
車内で過ごすことそのものを楽しむイベントと考えた方がよいでしょう。
鉄道ファンにとっては、夜の787系をじっくり楽しめる貴重な機会になりそうです。
普通席は1人4,600円
alt="787系車内" class="wp-image-12915"/>参加費は座席の種類によって異なります。
普通席利用プランは2名席を2名で利用して1人4,600円。
一方、DXグリーン席利用プランでは、2名席を1人で利用するプランが設定されており、料金は23,600円です。
このほか、DXグリーン席、グリーン席、BOX席も販売されます。
普通席の場合は2名利用が前提となるため、友人や家族などと一緒に参加するのがよさそうです。
そして、参加費にはもう一つ注目したいポイントがあります。
受付時に、「アミュプラザみやざきショッピングチケット」1,000円分が配布されます。
ショッピングチケットは、アミュプラザみやざきの店舗で利用でき、朝食などにも使用できます(一部店舗を除く)。
夜間滞在を終えてから、宮崎駅周辺で朝食を取るという使い方もできます。
小学生から参加可能
参加対象者は小学生以上です。
ただし、18歳未満の場合は大人の同伴が必要となります。
夜間のイベントということもあり、通常の列車利用とは異なる注意が必要です。
特に小さな子どもを連れて参加する場合は、長時間にわたって車内で過ごすことや、照明が消えないことなどを事前に確認しておいた方がよいでしょう。
「ひなたフェス2026」と合わせて楽しめる
今回「スワローおひさま」が開催される9月5日・6日は、宮崎県で「ひなたフェス2026」が開催される日でもあります。
JR九州ではフェス開催に合わせて、宮崎地区でさまざまな臨時列車を運転する計画です。
例えば、宮崎駅と会場最寄り駅となる木花駅を結ぶ日南線では、午前8時頃から、さらにコンサート終了後から最終列車まで列車を大幅に増発します。
宮崎駅から木花駅へ向かう場合は、南宮崎駅での乗り換えが必要となります。
また、鹿児島中央方面には臨時特急「おひさま1号」「おひさま3号」、延岡方面には臨時特急「日向坂46号」が運転されます。
さらに、夜行の臨時特急「ドリームおひさま号」も設定されます。
9月5日は宮崎駅23時32分発で小倉駅5時11分着。
9月6日は宮崎駅23時32分発で、延岡・大分・小倉などを経由して博多駅6時21分着となります。
こちらは「スワローおひさま」と違って、実際に787系に乗車して宮崎から北九州・福岡方面へ移動する夜行の臨時特急列車です。
「スワローおひさま」と「ドリームおひさま」は名前が似ていますが、内容は大きく異なります。
宮崎駅に停車している列車の中で朝まで過ごすのが「スワローおひさま」、787系に乗って夜間に移動するのが「ドリームおひさま号」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
2026年9月4日~6日に運行される特急列車についてはこちらをご覧ください。
翌朝には宮崎空港方面への列車も
「スワローおひさま」が終了する6時頃には、宮崎駅から宮崎空港駅方面への臨時列車も設定されます。
9月6日(日)と7日(月)には、早朝に宮崎駅から宮崎空港駅まで787系による臨時列車が運転されます。
宮崎駅を6時20分に発車し、南宮崎駅6時27分、宮崎空港駅6時32分着。
田吉駅は通過します。
「スワローおひさま」で一夜を過ごした後、そのまま宮崎空港方面へ向かうこともできるため、早朝の移動を予定している人にも注目されそうです。
ただし、「スワローおひさま」は6時00分終了となるため、参加者が利用する場合は実際の降車時間などを考慮して行動する必要があります。
申し込みは8月7日12時から
「スワローおひさま」の申し込みは、2026年8月7日(金)12時から開始されます。
インターネット予約限定で、クレジットカード決済のみとなります。
9月5日開催分は8月31日(月)23時59分まで、9月6日開催分は9月1日(火)23時59分までが受付締切です。
ただし、参加者が50名に満たない場合はイベントが中止される場合があります。
また、車両の運用や悪天候などの事情によって中止になる可能性もあります。
参加を予定している方は、申し込み時に最新の案内を確認しておきましょう。
787系で「夜の列車」を楽しむ珍しいイベント
今回の「スワローおひさま」は、通常の特急列車とはかなり違った企画です。
列車に乗って移動するわけでもなく、寝台列車のように寝具が用意されているわけでもありません。
それでも、普段は走っている787系の車内で、深夜から朝まで過ごせるというのは、鉄道ファンにとって非常に興味深い企画です。
特に「ひなたフェス2026」に参加する人にとっては、ホテルとは違う選択肢として注目できそうです。
一方で、寝具がない、照明が消えない、0時から5時30分までは車外に出られないなど、通常の宿泊施設とは条件が異なります。
「列車の中で一晩過ごす」という体験そのものを楽しむイベントと考えるのがよさそうです。
「スワローおひさま」という名前だけを見て、座席未指定の特急列車と勘違いしないように注意しましょう。
2026年9月5日・6日の宮崎駅で、走らない787系の車内で朝まで過ごす――。
普段の鉄道旅行とは一味違った「夜の787系」を楽しめる、ユニークなイベントになりそうです。


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