キハ71系「ゆふいんの森」で冷房故障 久大本線の特急「ゆふいんの森」・「ゆふ」が車両変更・一部運休に

キハ71系 特急ゆふいんの森 JR九州

JR九州は2026年7月17日、観光特急「ゆふいんの森」で使用しているキハ71系に冷房装置の故障が発生したため、一部列車で車両変更や運休を行うと発表しました。

九州を代表するD&S(デザイン&ストーリー)列車として人気を集める「ゆふいんの森」ですが、夏本番を迎える中で発生した車両トラブルは、多くの旅行者に影響を与えそうです。

D&S列車「ゆふいんの森」号および特急「ゆふ」号運転計画変更
(車両変更・一部運休)のお知らせ

JR九州ホームページ

キハ71系で冷房装置が故障

JR九州の発表によると、「ゆふいんの森」として運行しているキハ71系で冷房装置の故障が確認されました。

九州各地では連日30度を超える厳しい暑さが続いており、冷房が正常に使用できない状態では、安全で快適な輸送サービスを提供することが難しいことから、車両変更や運休の措置が取られることになりました。

冷房装置は夏場の列車運行には欠かせない設備です。特に観光列車では長時間乗車する利用者も多く、車内環境の維持は重要な要素となります。

2026年7月24日までの運転計画

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久大本線「由布院駅」

JR九州は、プレスリリースで7月24日(金)までの運転計画を発表しました。キハ71系の修理の期間ははっきりしないため7月25日(土)以降の運転計画は後日発表となります。

7月18日(土)~20日(月・祝)

  • 下り(博多駅→由布院駅方面)
列車名博多由布院大分別府
ゆふ1号7:4310:0210:5111:04
ゆふいんの森1号9:1711:31
ゆふいんの森3号10:1112:2713:1813:31キハ185系に変更
ゆふ3号12:1414:3915:2915:46
ゆふいんの森5号14:3816:50
  • 上り(由布院駅→博多駅方面)
列車名別府大分由布院博多
ゆふ2号8:209:0811:20
ゆふいんの森2号12:0114:19
ゆふ4号13:1313:2514:1516:31
ゆふいんの森4号14:3614:5815:5618:10キハ185系に変更
ゆふいんの森6号17:1719:27

7月21日(火)~24日(金)

  • 下り(博多駅→由布院駅方面)
列車名博多由布院大分別府
ゆふ1号7:4310:0210:5111:04
ゆふいんの森1号9:1711:31キハ185系に変更
ゆふ73号10:1112:2713:1813:31運休
ゆふ3号12:1414:3915:2915:46
ゆふいんの森5号14:3816:50キハ185系に変更
  • 上り(由布院駅→博多駅方面)
列車名別府大分由布院博多
ゆふ2号8:209:0811:20
ゆふいんの森2号12:0114:19キハ185系に変更
ゆふ4号13:1313:2514:1516:31
ゆふ74号14:3614:5815:5618:10運休
ゆふいんの森6号17:1719:27キハ185系に変更

一部列車はキハ185系で運転

キハ185系 特急「ゆふ」 alt="キハ185系 特急「ゆふ」" class="wp-image-11431"/>
キハ185系 特急「ゆふ」

故障したキハ71系の代わりに、一部列車はキハ185系による運転となります。

キハ185系は通常、特急「ゆふ」で使用されている車両です。そのため、列車番号や運転時刻はほぼ変わらないものの、車内設備は「ゆふいんの森」とは大きく異なります。

「ゆふいんの森」の魅力といえば、

  • 木目調を基調とした高級感のある車内
  • 大きな窓から景色を楽しめる展望性
  • ハイデッカー構造による眺望
  • 観光列車ならではの雰囲気
  • 車内販売や記念乗車証などのサービス

などがあります。

しかし、キハ185系による代走では、これらの設備やサービスを利用できません。

「ゆふいんの森」に乗車すること自体を旅行の目的にしていた利用者にとっては、少し残念なお知らせと言えるでしょう。

今年の1月にJR四国から特急「ゆふ」に使用されるキハ185系が譲渡されています。当時は、新しいD&S列車に使われるのではないかという声もありましたが、「ゆふ」に使用されるためでした。

一部列車は運休も

車両変更だけでは対応しきれない列車については、運休となります。

夏休みシーズンが始まるこの時期は、由布院や別府方面へ向かう旅行客が増える時期です。

特に「ゆふいんの森」は国内だけでなく海外からの観光客にも人気が高く、指定席が早い段階で満席になることも珍しくありません。

そのため、運休となった列車を利用予定だった人は、早めに代替列車への変更や払い戻しなどの手続きを行うことが大切です。

「ゆふいんの森」はJR九州を代表する観光列車

「ゆふいんの森」は1989年にデビューした観光特急で、博多駅と由布院・別府方面を結んでいます。

緑色の特徴的な車体は全国的にも知名度が高く、JR九州の観光列車を代表する存在です。

現在使用されているキハ71系は長年にわたって活躍を続けており、リニューアルも実施されながら運転されています。

一方で、登場から30年以上が経過した車両でもあり、機器類の経年劣化は避けられません。キハ71系は、車齢が高く4両編成のため2031年度に新型車両と置き換えになります。

冷房装置も長年使用されてきた設備の一つであり、猛暑が続く中では負荷も大きくなっていると考えられます。

久大本線は全線再開したばかり

今回の車両トラブルは、久大本線にとって少し残念なタイミングでもあります。

久大本線では7月上旬の大雨の影響で運転見合わせが続きましたが、設備の復旧工事が進められ、ようやく全線で運転を再開したばかりでした。

観光需要の回復が期待される中で、今度は車両トラブルによる車両変更や運休が発生したことになります。

もちろん今回の原因は自然災害ではなく車両故障ですが、利用者にとっては「予定どおり旅行できるか」が最も気になるポイントです。

特に夏休み期間中は旅行を数か月前から計画している人も多いため、最新の運行情報を確認しながら移動することをおすすめします。

まとめ 旅行前には最新の運行情報を確認したい

今回の冷房故障は、安全運行と乗客の快適性を確保するための措置として車両変更や運休が行われるものです。

キハ185系による代走で運転される列車もありますが、「ゆふいんの森」の設備やサービスを目的に乗車を予定していた人は、事前に内容を確認しておくと安心です。

また、車両の修理状況によっては、今後も運転計画が変更される可能性があります。

これから「ゆふいんの森」を利用する予定のある方は、JR九州のホームページや運行情報をこまめに確認し、余裕を持って旅行計画を立てることをおすすめします。

夏の人気観光シーズンを迎えた九州だけに、一日も早くキハ71系の復旧が進み、再び通常どおり「ゆふいんの森」での旅が楽しめるようになることを期待したいですね。

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