2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響で運転を見合わせている肥薩おれんじ鉄道では、2026年8月10日(月)から八代駅~水俣駅間で代行バスの運行を開始します。
8月5日から水俣駅~川内駅間の運転が再開されており、今回の代行バス運行開始によって、八代駅~川内駅間を移動するための代替交通が整備されることになります。
また、JR九州では8月7日から九州新幹線の新水俣駅~鹿児島中央駅間で運転を再開。8月16日までは本数を大幅に減らした暫定ダイヤで運行されています。
今回は、肥薩おれんじ鉄道の代行バスと、九州新幹線の暫定ダイヤについてまとめます。
肥薩おれんじ鉄道ホームページ
肥薩おれんじ鉄道は八代~水俣間で運休が続く
2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」により、肥薩おれんじ鉄道では八代駅~川内駅間の全線で運転を見合わせる状況となりました。
その後、復旧作業が進められ、8月5日(水)の始発列車から水俣駅~川内駅間で運転を再開しています。
一方、八代駅~水俣駅間については、線路などの被害が大きい区間もあることから、引き続き運休が続いています。
この区間について肥薩おれんじ鉄道は、8月10日からバスによる代行輸送を開始すると発表していましたが、8月7日に具体的な時刻表や乗車方法が発表されました。
8月10日から八代駅~水俣駅間で代行バス
代行バスの運行開始日は、2026年8月10日(月)です。
運行区間は肥薩おれんじ鉄道の八代駅~水俣駅間となります。
運行本数は、八代駅方面・水俣駅方面ともに1日6便。平日・休日ともに6便が運行されます。
九州新幹線のダイヤは8月16日までの暫定ダイヤです。
代行バス(八代駅→水俣駅)
| 代行バス | 九州新幹線 | 代行バス | 肥薩おれんじ鉄道 水俣~出水 | |||
| 八代 | 新水俣 | 新水俣 | 鹿児島中央 | 水俣 | 水俣 | 出水 |
| 5:19 | 7:17 | 8:18 | 8:50 | 7:28 | 7:43 | 8:01 |
| 8:25 | 10:23 | 11:08 | 11:40 | 10:34 | 10:59 | 11:17 |
| 10:39 | 12:37 | 12:48 | 12:58 | 13:16 | ||
| 14:26 | 16:24 | 16:58 | 17:30 | 16:35 | 16:45 | 17:03 |
| 16:27 | 18:25 | 18:42 | 19:14 | 18:36 | 18:46 | 19:05 |
| 18:47 | 20:45 | 20:56 | 21:06 | 21:25 | ||
代行バス(水俣駅→八代駅)
| 肥薩おれんじ鉄道 出水~水俣 | 代行バス | 九州新幹線 | 代行バス | |||
| 出水 | 水俣 | 水俣 | 鹿児島中央 | 新水俣 | 新水俣 | 八代 |
| 6:18 | 6:40 | 6:47 | 6:00 | 6:32 | 6:58 | 9:25 |
| 8:06 | 8:25 | 8:32 | 7:31 | 8:03 | 8:43 | 11:10 |
| 10:30 | 10:48 | 10:55 | 10:16 | 10:48 | 11:06 | 13:33 |
| 14:35 | 14:52 | 14:59 | 15:10 | 17:37 | ||
| 17:38 | 17:59 | 18:06 | 16:06 | 16:38 | 18:17 | 20:44 |
| 19:46 | 20:03 | 20:10 | 19:34 | 20:06 | 20:21 | 22:48 |
鉄道が運休している区間をバスで結ぶことで、八代方面から水俣・出水・川内方面へ向かう利用者にとって重要な移動手段となります。
ただし、バスは道路事情の影響を受けるため、列車と同じように定時運行できるとは限りません。
肥薩おれんじ鉄道も、道路状況によってバスに遅れが発生する場合があり、列車との接続ができない可能性があると案内しています。
そのため、乗り継ぎを予定している場合は、時間に余裕を持った利用がおすすめです。
代行バスは肥薩おれんじ鉄道の乗車券が利用可能
代行バスの利用方法も確認しておきたいポイントです。
代行バスは、肥薩おれんじ鉄道の乗車券類のほか、現金でも利用できます。
八代駅~水俣駅間の有効な定期券や回数乗車券を持っている場合も、そのまま代行バスに乗車できます。
乗車時にバス係員へ提示してください。
普通乗車券については、有人駅の窓口や券売機などで事前に購入できます。
一方、無人駅から利用する場合や、有人駅でも窓口の営業時間外に乗車する場合は、乗車時に係員へ現金で精算することになります。
なお、代行バスには乗車定員があります。
利用者が多く、定員を超えた場合には次のバスを利用するよう案内される可能性もあるため、特に混雑が予想される日は注意が必要です。
代行バスは一部の駅で乗り場が変更
代行バスを利用する際に、特に注意したいのが乗降場所です。
基本的には肥薩おれんじ鉄道の駅舎前が代行バスの発着場所となりますが、道路事情などのため、一部の駅では駅前ではなく国道3号沿いのバス停が乗降場所となります。
対象となるのは次の駅です。
| 肥薩おれんじ鉄道の駅 | 代行バス乗降場所 |
|---|---|
| 肥後高田駅 | 短大高専前バス停 |
| たのうら御立岬公園駅 | 田浦基幹支所前バス停 |
| 海浦駅 | 海の浦バス停 |
さらに、上田浦駅は道幅の関係から代行バスが停車しません。
これは利用者にとってかなり重要な情報です。
普段の鉄道利用と同じ感覚で駅へ向かってしまうと、代行バスに乗れない可能性があります。
代行バスを利用する際には、事前に肥薩おれんじ鉄道が公開している時刻表・路線図を確認しておきましょう。
九州新幹線は新水俣~鹿児島中央間で運転再開
肥薩おれんじ鉄道の代行バスと合わせて確認しておきたいのが、九州新幹線の運転状況です。
JR九州では、地震の影響で運転を見合わせていた新水俣駅~鹿児島中央駅間について、8月7日(金)から運転を再開しています。
ただし、通常の九州新幹線とは大きく異なる暫定的な運行となっています。
8月7日から8月16日(日)までは、本数を大幅に減らして運行します。
運転される列車は「つばめ」で、新水俣・出水・川内・鹿児島中央の各駅に停車します。
また、通常の新幹線とは異なり、全車自由席での運行となっています。
グリーン車は利用できません。
さらに、列車内の化粧室と洗面室も使用できないため、利用する際には注意が必要です。
8月16日まで九州新幹線は1日6往復
8月7日から16日までの暫定ダイヤでは、新水俣駅~鹿児島中央駅間を1日6往復運転します。
新水俣駅から鹿児島中央駅方面は、
| 列車 | 新水俣発 | 出水発 | 川内発 | 鹿児島中央着 |
| つばめ383号 | 6:47 | 6:55 | 7:07 | 7:19 |
| つばめ385号 | 8:18 | 8:26 | 8:38 | 8:50 |
| つばめ387号 | 11:08 | 11:16 | 11:28 | 11:40 |
| つばめ389号 | 16:58 | 17:06 | 17:18 | 17:30 |
| つばめ391号 | 18:42 | 18:50 | 19:02 | 19:14 |
| つばめ393号 | 20:26 | 20:34 | 20:46 | 20:58 |
鹿児島中央駅から新水俣駅方面も1日6本です。
| 列車 | 鹿児島中央発 | 川内発 | 出水発 | 新水俣着 |
| つばめ382号 | 6:00 | 6:13 | 6:25 | 6:32 |
| つばめ384号 | 7:31 | 7:44 | 7:56 | 8:03 |
| つばめ386号 | 10:16 | 10:29 | 10:41 | 10:48 |
| つばめ388号 | 16:06 | 16:19 | 16:31 | 16:38 |
| つばめ390号 | 17:50 | 18:03 | 18:15 | 18:22 |
| つばめ392号 | 19:34 | 19:47 | 19:59 | 20:06 |
新水俣駅~鹿児島中央駅間の所要時間は約32分です。
この暫定ダイヤは8月16日までとなっており、8月17日以降は増発する予定です。
熊本~新水俣間は8月中の再開が困難
注意したいのは、九州新幹線が8月7日に全線復旧するわけではないということです。
今回運転を再開するのは新水俣駅~鹿児島中央駅間のみ。
熊本駅~新水俣駅間については、JR九州が「8月中の運行再開は困難」と見込んでいます。
つまり、熊本方面から鹿児島方面へ向かう場合は、引き続き途中で交通手段を乗り継ぐ必要があります。
今後の復旧作業の進展によって運転計画が変更される可能性もあるため、利用する直前に最新情報を確認することが大切です。
肥薩おれんじ鉄道と九州新幹線の復旧が少しずつ進む
今回、肥薩おれんじ鉄道では8月5日に水俣駅~川内駅間の運転が再開し、8月10日からは八代駅~水俣駅間で代行バスが運行されます。
これによって、八代駅~川内駅間は鉄道と代行バスを組み合わせた移動が可能になります。
一方、九州新幹線でも8月7日から新水俣駅~鹿児島中央駅間の運転が再開しました。
地震発生から時間が経過するにつれて、少しずつ交通機関の復旧が進んでいます。
ただし、鉄道・新幹線ともに通常ダイヤには戻っていません。
肥薩おれんじ鉄道の代行バスは道路事情による遅延や乗車定員、新幹線は大幅な減便や全車自由席、車内設備の利用停止など、通常とは異なる点が数多くあります。
特にお盆期間に九州南部を移動する予定がある方は、事前に最新の運行情報を確認しておくことをおすすめします。
今回の代行バス運行開始によって、被災した八代~水俣間の移動手段が確保されることは大きな一歩です。
今後も復旧作業が進み、肥薩おれんじ鉄道の八代~水俣間、そして九州新幹線の熊本~新水俣間が再び鉄道でつながることを期待したいところです。
※この記事の内容は2026年8月7日時点の情報です。代行バス・列車の運行状況やダイヤは、今後変更される場合があります。利用する際は、必ず最新の運行情報を確認してください。
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