土佐くろしお鉄道は、ごめん・なはり線について、運転士不足などの影響により、2026年8月29日(土)から一部列車の運休を拡大すると発表しました。
今回の運休は12月31日(木)まで実施される予定で、運休する列車はこれまでより増え、1日あたり4本となります。
【重要】運休のお詫びとお知らせ(令和8年8月29日~12月31日)
土佐くろしお鉄道ホームページ
運転士不足などにより減便
土佐くろしお鉄道は公式サイトで、「運転士不足等の影響」により、やむを得ずごめん・なはり線の一部列車を運休すると発表しています。
利用者にとっては不便な減便となりますが、同社は安全輸送を継続するための措置として理解と協力を呼びかけています。
ごめん・なはり線では、2026年7月からも運転士不足を理由とした一部列車の運休が行われていました。
今回の発表では、この状況が8月下旬になっても解消していないことが明らかになりました。
8月29日からは運休する列車をさらに増やし、減便が続くことになります。
8月29日から12月31日まで4本の列車が運休
今回の運休期間は2026年8月29日(土)から12月31日(木)までです。
この期間、ごめん・なはり線では1日4本の列車が運休となります。
対象となる列車は次の4本です。
下り 後免駅→安芸駅・奈半利駅
| 後免 | 安芸 | 奈半利 | |
| 快速 | 7:52 | 8:23 | |
| 普通 | 22:36 | 22:56 |
安芸駅22:36発の列車は、ダイヤ上は高知駅21:25発奈半利駅行きの列車です。高知駅~後免駅については通常通り運行します。この列車が運休となる事で安芸駅より東の区間では、最終列車が高知駅20:25発の奈半利駅行きとなり最終列車が1時間繰り上がります。
上り 奈半利駅・安芸駅→後免駅
| 奈半利 | 安芸 | 後免 | |
| 普通 | 7:02 | 7:47 | |
| 普通 | 23:01 | 23:21 |
こちらも、奈半利駅~安芸駅間の最終列車が運休となります。これにより奈半利駅の最終列車は21:47発安芸駅行きとなり1時間14分繰り上がります。
利用する列車によっては、通勤や通学、買い物などの日常利用だけでなく、観光でごめん・なはり線を利用する場合にも影響する可能性があります。
特にごめん・なはり線は、後免駅から奈半利駅までを結び、高知県東部を東西に走る重要な路線です。
沿線には安芸駅や奈半利駅などがあり、地域住民の移動手段であるとともに、高知県東部を訪れる観光客にとっても重要な交通手段となっています。
そのため、今回の減便は単なる列車本数の減少だけではなく、沿線地域の移動にも影響するものといえそうです。
利用前に最新の時刻を確認したい
今回の運休は12月31日までの予定となっていますが、運転士の確保状況などによって今後変更される可能性もあります。
ごめん・なはり線を利用する場合は、特に朝夕の時間帯など、普段利用している列車が運休対象になっていないか確認しておきたいところです。
土佐くろしお鉄道も、利用者に対して不便と迷惑をかけることを謝罪したうえで、安全輸送を継続するための措置であることを説明しています。
なお、8月20日までは朝の時間帯の土曜休日運休の列車3本(奈半利駅方面2本・後免駅方面1本)が平日も運休します。
下り 後免駅→安芸駅・奈半利駅(8月20日まで運休)
| 後免 | 安芸 | 奈半利 | |
| 普通 | 6:26 | 6:48 | |
| 普通 | 9:22 | 10:03 |
上り 奈半利駅・安芸駅→後免駅(8月20日まで運休)
| 奈半利 | 安芸 | 後免 | |
| 普通 | 7:03 | 7:28 | 8:21 |
「運転士不足」は地方鉄道にとって大きな課題
今回のごめん・なはり線の減便は、地方鉄道が抱える運転士不足という問題を改めて感じさせるものとなりました。
鉄道は車両や線路があれば運行できるわけではなく、運転士をはじめとする乗務員を確保する必要があります。
特に地方の鉄道会社では、少子高齢化や人口減少などを背景に人材確保が難しくなっており、列車の減便や運行体制の見直しにつながるケースもあります。
土佐くろしお鉄道でも、運転士候補生を含む社員募集を行っており、人材確保に取り組んでいます。
それでも今回、8月29日から運休する列車を4本に増やすことになったことから、運転士不足への対応が容易ではない状況がうかがえます。
今後の運転再開にも注目
今回の運休期間は12月31日までとされています。
そのため、今後運転士の確保が進めば、運休している列車の運転再開や運行本数の回復につながる可能性もあります。
一方で、現時点では運転士不足が解消しておらず、少なくとも8月29日から年末まで減便が続く予定です。
ごめん・なはり線を利用する方は、当面の間、運休列車が設定されていることを前提に予定を組んだほうがよさそうです。
土佐くろしお鉄道は「高知の西と東を結ぶ鉄道」として、地域の重要な交通を担っています。
今回の減便が一日も早く解消され、ごめん・なはり線が通常の運行本数に戻ることを期待したいところです。
なお、運休する具体的な列車については、土佐くろしお鉄道が発表している最新の時刻・運行情報を確認してから利用することをおすすめします。

