JR東海は2026年8月20日、東海道新幹線の夜行列車「東海道ルミエールエクスプレス」を、シルバーウィーク期間に上り方面(新大阪駅→東京駅)で運行すると発表しました。
「東海道ルミエールエクスプレス」は、通常の東海道新幹線とは異なり、夜間に出発して翌朝に目的地へ到着する特別列車です。
2026年8月8日には東京駅から新大阪駅へ向かう下り列車が初めて運行されましたが、今回はその反対となる新大阪駅から東京駅へ向かう上り列車が設定されます。JR東海によると、8月8日の列車は多くの利用があり、好評だったことから、今回の運行につながりました。
東海道新幹線の特別列車『東海道ルミエールエクスプレス』を
JR東海ホームページ
シルバーウィーク期間に上り方面で運行します!
9月22日夜に新大阪を出発
「東海道ルミエールエクスプレス」の出発日は、2026年9月22日(火)です。
乗車できる駅は、新大阪駅、京都駅、名古屋駅。降車できる駅は、新横浜駅、品川駅、東京駅となっています。
主な時刻は次の通りです。
| 新大阪 | 京都 | 名古屋 | 新富士 | 新横浜 | 品川 | 東京 |
| 22:03 | 22:18 | 22:54 | 停車 | 6:35 | 6:47 | 6:54 |
京都駅と名古屋駅では降車できず、新横浜駅と品川駅では乗車できません。
夜に新大阪を出発し、翌朝には東京へ到着するため、ホテルなどに宿泊せずに移動できるのが大きな特徴です。
今回は新富士駅で約6時間停車
alt="東海道新幹線と富士山" class="wp-image-13861"/>そして、この列車で特に注目したいのが新富士駅での長時間停車です。
「東海道ルミエールエクスプレス」は、24時ごろから翌朝6時ごろまで、約6時間にわたって新富士駅に停車します。
つまり、新大阪駅を22時03分に出発した新幹線に乗り、そのまま新富士駅で夜を明かすことになります。
「新幹線の夜行列車」といっても、夜通し走り続ける列車ではありません。今回の列車では、新富士駅で長時間停車することで、深夜帯を新幹線車内で過ごす形になっています。
なお、新富士駅では到着後と発車前に、それぞれ30分程度ドアが開けられます。
係員の案内のもと、改札内の自動販売機や喫煙所を利用することができますが、改札の外へ出ることはできません。
また、新富士駅の売店や車内販売は営業しません。自動販売機も売り切れになる場合があるため、飲み物などは乗車前に購入しておく必要があります。
前回は、東京駅→新大阪駅での運行で新岐阜駅で夜を明かしました
2026年8月8日にも『東海道ルミエールエクスプレス』は運転され、その時は東京駅から新大阪駅へ向かう列車として、岐阜羽島駅で約6時間停車して夜を明かしました。
その時の運行については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
今回はその第2弾ともいえる運行で、9月22日夜に新大阪駅を出発し、今度は新富士駅で夜を明かします。
新幹線の車内で朝を迎える
夜行列車というと、寝台車や夜行バスなどをイメージしますが、「東海道ルミエールエクスプレス」は新幹線です。
一方で、通常の夜行列車とは異なる注意点もあります。
列車内はデッキやトイレを含めてすべて禁煙。室内灯も常時点灯します。
さらに、新富士駅では停車中に線路や設備の保守作業が行われる可能性があり、作業に伴う音や振動が車内まで届く場合があるとしています。
「新幹線の車内で静かに眠れる」とは限らない点には注意したほうがよさそうです。
東海道新幹線ではありませんが、山陽新幹線でも500系新幹線を使用して車内で一夜を過ごすツアーが開催されました。
「新幹線で夜を越す」という点では、今回の「東海道ルミエールエクスプレス」とも共通する企画です。この列車では、夜を明かす駅は当日まで非公開でしたが新倉敷駅でした。
旅行商品として発売
「東海道ルミエールエクスプレス」は、通常の新幹線のきっぷを購入して乗車する列車ではありません。
利用するには、JR東海ツアーズが販売する専用旅行商品を申し込む必要があります。
販売開始は2026年8月20日(木)15時からです。
新大阪駅から東京駅まで利用する場合の旅行代金は、
- 普通車指定席 大人17,000円、こども8,500円
- グリーン車指定席 大人23,000円、こども15,000円
となっています。
普通車指定席ではA席・C席・E席、グリーン車指定席ではA席・D席が販売されます。
なお、今回の列車には女性専用車両の設定はありません。
まとめ 8月運行との違いにも注目
今回の「東海道ルミエールエクスプレス」は、8月8日に運行された列車から内容が変更されています。
8月の列車は東京駅を22時に出発して新大阪駅へ向かう下り列車でしたが、今回は新大阪駅を22時03分に出発して東京駅へ向かいます。
さらに、8月の列車では岐阜羽島駅に長時間停車していましたが、今回は新富士駅が夜を明かす場所となります。
JR東海は、8月と今回の上下列車の運行実績を踏まえて、利用ニーズや運営上の課題などを検証し、今後の商品やサービス内容の検討に活かすとしています。
今回の運行が単なるシルバーウィーク限定の企画で終わるのか、それとも今後も東海道新幹線の夜間運行として発展していくのかにも注目したいところです。
「新幹線で夜を明かして、翌朝から東京を楽しむ」という新しい旅行スタイルを体験できる「東海道ルミエールエクスプレス」。
シルバーウィークに新大阪や京都、名古屋から東京方面へ移動する予定がある方にとっては、かなり興味深い選択肢になりそうです。
-160x90.jpg)

-120x68.jpg)
