JR四国「トクトクきっぷ」の発売期間を延長 一部のきっぷは2027年2月・3月で発売終了へ

新旧「いしづち」8600系と8000系(高松駅) JR四国

JR四国は2026年8月27日、特急列車をおトクに利用できる「トクトクきっぷ」について、発売期間の延長を発表しました。

今回の発表では、JR四国チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん(スマえき)」専用のきっぷを中心に発売期間が延長されます。

一方で、特急「しおかぜ」「南風」の全席指定席化に伴い、一部の商品や設定区間については、今回の延長分をもって発売を終了します。

「おトクなきっぷがそのまま延長される」と思ってしまいそうですが、終了する商品もあるため、利用予定の人は注意が必要です。

特急列車のご利用に便利な「トクトクきっぷ」の発売延長及び
一部商品の見直しについて

JR四国ホームページ

「スマえきトク割きっぷ」は2027年3月まで延長

「スマえきトク割きっぷ」は、「スマえき」で購入することで、特急列車の普通車自由席をチケットレスで利用できる片道のきっぷです。

  • 高松・松山間:3,900円 (2027年3月31日まで延長)
  • 高松・高知~朝倉間:3,420円 (2027年2月28日で終了)
  • 徳島・高知~朝倉:3,500円 (2027年2月28日で終了)

例えば高松~松山間は通常のきっぷが6,160円のところ、3,900円となっており、2,260円おトクです。

高松~松山間については、2027年3月31日まで発売・利用期間が延長されます。

一方、高松・高知~朝倉間と徳島・高知~朝倉間は2027年2月28日までとなり、この日をもって発売終了となります。

「スマえきSきっぷ」も2027年3月まで

「スマえきSきっぷ」も発売期間・利用期間が2027年3月31日まで延長されます。

JR四国内の主な区間で特急列車の普通車自由席を利用できる片道きっぷで、こちらも「スマえき」のきっぷ画面を見せて乗車するチケットレス方式です。

  • 高松~徳島:2,550円
  • 高松~新居浜:3,750円
  • 松山~新居浜:2,880円
  • 松山~宇和島:2,880円
  • 高知~須崎:1,560円
  • 高知~窪川:2,550円

などが設定されています。

四国を鉄道で移動する際には、通常の乗車券・特急券を購入するよりもおトクになる場合があります。

「スマえきくろしおSきっぷ」は2027年2月まで

高知県内と土佐くろしお鉄道方面を結ぶ「スマえきくろしおSきっぷ」についても、2027年2月28日まで発売・利用期間が延長されます。

  • 後免~高知・中村:3,990円
  • 後免~高知・宿毛:4,560円

です。

こちらも「スマえき」で購入し、きっぷ画面を表示して乗車するチケットレス方式となっています。

「チョイ乗り特急券」は2027年2月で終了

「スマえき定期専用 チョイ乗り特急券」も2027年2月28日まで発売されますが、この日をもって発売終了となります。

スマえきの定期券を利用している人を対象に、特急列車の普通車自由席を短距離で利用できる商品です。

区分主な区間料金
25㎞以下高松~志度・松山~伊予北条・徳島~鴨島・高知~伊野380円
50㎞以下高松~多度津・松山~今治・徳島~穴吹・高知~須崎650円
100㎞以下高松~観音寺・松山~新居浜・徳島~屋島・高知~窪川1,040円
150㎞以下高松~新居浜・松山~伊予三島1,370円

高松~志度、松山~今治、徳島~穴吹、高知~須崎など、比較的短い区間でも利用できます。普通列車の少ない区間では需要が高いきっぷです。

「トク割2枚回数券」は11月30日発売分で終了

「トク割2枚回数券(自由席用)」については、発売期間が2026年11月30日まで延長されます。

徳島・阿波池田間では特急「剣山」、阿波池田・高知~朝倉間では特急「南風」または「しまんと」の普通車自由席を利用できます。

価格は徳島・高知~朝倉間で7,200円です。

こちらは2026年11月30日発売分をもって終了となり、発売されたきっぷの利用期間は2027年2月28日までとなっています。

「しおかぜ」「南風」の全席指定席化が影響

今回、一部のきっぷが終了する大きな理由となっているのが、特急「しおかぜ」「南風」の全席指定席化です。

これまで自由席を利用できた商品については、列車の座席体系が変わることで、そのままでは利用できなくなるものがあります。

そのため今回の発表では、すべての「トクトクきっぷ」が単純に延長されたわけではありません。

「今後も使えるきっぷ」と「今回の延長を最後に終了するきっぷ」が分かれている点には注意が必要です。

なお、岡山と松山・高知を結ぶ特急列車「しおかぜ」「南風」は、2027年3月に全席指定席となります。

また、特急用の定期券「快て~き」「パスカル」についても見直しが行われ、JR四国内で完結する「快て~き(児島~宇多津間を除く)」のみが継続して販売されます。

四国の特急を利用するなら「スマえき」もチェック

今回の発表を見ると、JR四国では特急列車を利用する際のデジタルきっぷを「スマえき」に集約していく動きが続いています。

スマートフォンだけで購入から乗車まで完結するため、きっぷを駅で受け取る必要がないのも便利なところです。

高松~松山、高松~徳島、高松~新居浜、松山~宇和島、高知~窪川など、四国の主要区間にはおトクなきっぷが設定されています。

ただし、商品によって発売終了日や利用条件が異なります。

四国で特急列車を利用する予定がある人は、旅行前に「スマえき」で利用する区間のきっぷを確認しておくとよさそうです。

今回の発売期間延長は、四国の特急列車をおトクに利用したい人にとってうれしいニュースですが、一部商品は終了が決まっています。

特に「しおかぜ」「南風」の全席指定席化による影響を受けるきっぷについては、利用できる期間を確認しておきましょう。

※きっぷの発売条件・利用条件などは変更される場合があります。利用前にJR四国の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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