「しおかぜ」「南風」全席指定席化で特急用定期券「快て~き」「パスカル」はどうなる? 岡山~宇多津間を含む区間は発売終了へ

「しおかぜ」岡山駅 JR四国

JR西日本JR四国は2026年8月4日、2027年春から予定されている特急「しおかぜ」「南風」の全席指定席化に伴う、特急列車用定期券などの取り扱いについて発表しました。

今回の変更で特に注目されるのが、岡山~宇多津間を含む特急用定期券の取り扱いが終了することです。

現在、岡山駅から「しおかぜ」「南風」を利用する通勤・通学客などにとっては大きな変更となります。

特急「しおかぜ」「南風」の全席指定席での運行に伴う
特急用定期乗車券(快て~き、パスカル)の取扱いについて

JR西日本ホームページ

「しおかぜ」「南風」は2027年春から全席指定席に

「しおかぜ」は岡山駅と松山駅・宇和島駅方面を、「南風」は岡山駅と高知駅方面を結ぶ特急列車です。

現在は自由席が設定されていますが、2027年春からは全席指定席となる予定です。

全席指定席化後は、乗車前に指定席を確保することが基本となります。

今回の発表では、この全席指定席化に合わせて、これまで設定されていた特急列車用定期券についても変更されることが明らかになりました。

岡山~宇多津間を含む「快て~き」「パスカル」は発売終了

現在、岡山方面から「しおかぜ」「南風」を利用する場合などに設定されている特急用定期券「快て~き」「パスカル」。

これらについて、岡山~宇多津間を含む区間は発売終了となります。

最後に発売される時期は、定期券の期間によって異なります。

定期券の期間最終発売
6か月2026年11月1日開始分
3か月2027年2月1日開始分
1か月2027年4月1日開始分

したがって、2027年5月1日以降の期間を含む岡山~宇多津間を含む特急用定期券は新たに購入できなくなります。

特急用定期券がなくなっても特急に乗れなくなるわけではない

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特急「南風」2700系(岡山駅)

ここは今回の変更で特に注意したいポイントです。

「快て~き」「パスカル」の発売が終了するため、岡山~宇多津間を含む区間で特急用定期券を利用する方法はなくなります。

一方、現在は、普通の定期乗車券で「しおかぜ」「南風」の自由席を利用する場合は、定期券に自由席特急券を組み合わせます。

これが、2027年春から「しおかぜ」「南風」が全席指定席となるため、自由席特急券は利用できなくなり、定期券に指定席特急券を組み合わせて指定席を利用する形に変わります。

これまでの特急用定期券と比べると、指定席特急券をその都度購入する必要がある点が大きな違いです。

したがって、今回の変更は「定期券で『しおかぜ』『南風』に乗れなくなる」のではなく、「特急用定期券を利用して乗車する方法が終了する」と整理すると分かりやすいでしょう。

JR四国内で完結する「快て~き」は継続

一方、特急用定期券がすべて廃止されるわけではありません。

JR四国線内で完結する区間については、「快て~き」の取り扱いが継続されます。

ただし、今回の発表では対象区間について、「JR四国線内で完結する区間(児島~宇多津間を除く)」とされています。

つまり、岡山方面とJR四国をまたぐ区間ではなく、四国内で完結する区間が引き続き「快て~き」の対象となります。

全席指定席化後の「しおかぜ」「南風」についても、対象となる「快て~き」の利用者は、空席がある場合には追加料金なしで利用できます。

ただし、座席を指定して利用するものではないため、指定席を購入した乗客が来た場合には、その座席を譲る必要があります。

「快て~き回数券」も一部発売終了

今回の変更は特急用定期券だけではありません。

「快て~き回数券」についても、児島~宇多津間を含むものは2027年1月31日発売分をもって発売終了となります。

こちらも岡山方面とJR四国をまたいで特急を利用する人に関係する変更です。

一方、JR四国内で完結する利用については、引き続き設定されるものがあります。

すでに購入した特急用定期券はどうなる?

発売終了前に購入した「快て~き」「パスカル」は、発売終了日を迎えたからといってすぐに利用できなくなるわけではありません。

有効期間が残っている場合は、全席指定席化後も一定の条件のもとで利用できます。

全席指定席化後も、空席がある場合には追加料金なしで利用できる扱いとなります。

ただし、これは発売終了後も新たに購入できるという意味ではありません。

あくまで、全席指定席化前に購入した特急用定期券の有効期間中に限った取り扱いです。

現在「快て~き」「パスカル」を利用している人は、自分の定期券の有効期限と最終発売時期を確認しておきたいところです。

まとめ 岡山からの利用者は今後の乗車方法に注意

今回の変更を整理すると、次のようになります。

  • 2027年春から「しおかぜ」「南風」は全席指定席化
  • 岡山~宇多津間を含む「快て~き」「パスカル」は発売終了
  • 6か月定期は2026年11月1日開始分まで
  • 3か月定期は2027年2月1日開始分まで
  • 1か月定期は2027年4月1日開始分まで
  • 特急用定期券の発売終了後も、普通の定期券+指定席特急券で「しおかぜ」「南風」を利用可能
  • JR四国内で完結する「快て~き」は継続(児島~宇多津間を除く)
  • 「快て~き回数券」も児島~宇多津間を含むものは発売終了

「しおかぜ」「南風」の全席指定席化は、単に自由席がなくなるだけではありません。

岡山~宇多津間を含む区間では、これまで利用できた特急用定期券「快て~き」「パスカル」が発売終了となります。

ただし、特急用定期券がなくなった後も、普通の定期乗車券と指定席特急券を組み合わせれば、引き続き「しおかぜ」「南風」の指定席を利用できます。

現在、特急用定期券を利用している人は、今後は「特急用定期券を継続する」のではなく、普通の定期券と指定席特急券を利用する方法など、2027年春以降の利用方法を検討する必要がありそうです。

全席指定席化までにはまだ時間がありますが、特急用定期券を利用している人は、最後に購入できる時期と現在の定期券の有効期間を確認しておきたいところです。

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