JR九州は、令和8年熊本地震の影響で運転を見合わせている鹿児島本線の宇土駅~八代駅間について、現在運行している代行バスを2026年9月1日(火)から増便すると発表しました。
現在は宇土駅~八代駅間で1日7往復の代行バスが運行されていますが、9月1日からは3往復増えて、1日10往復となります。
利用状況を踏まえた増便で、通勤・通学などで代行バスを利用する人にとって、利用できる時間帯が広がります。
鹿児島本線(宇土駅~八代駅間)におけるバス代行の増便および一部時刻変更について
JR九州ホームページ
9月1日から1日10往復に増便
鹿児島本線の宇土駅~八代駅間では、2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響で列車の運転が見合わせとなっています。
JR九州では段階的に代行バスの運行区間を拡大しており、8月26日(水)からは宇土駅~八代駅間を結ぶ代行バスの運行を開始しました。
当初は1日7往復でしたが、9月1日からは3往復増便され、1日10往復となります。
なお、1便につき2台のバスを使用するため、運行するバスの台数も片方向あたり14台から20台に増えます。
宇土駅~八代駅間の代行バス停車駅
9月1日以降も、代行バスの運行区間は宇土駅~八代駅間です。
途中の停車箇所は次のとおりです。
- 宇土駅
- 松橋駅
- 小川駅
- 八代市鏡文化センター
- 新八代駅
- 八代駅
注意したいのが、有佐駅と千丁駅には停車しないことです。
大型バスが駅まで乗り入れることができないためで、有佐駅を利用する場合は「八代市鏡文化センター」、千丁駅を利用する場合は「八代市鏡文化センター」または「新八代駅」の利用が案内されています。
代行バスを利用する際は、通常の列車の停車駅とは異なる点に注意が必要です。
代行バス時刻表
9月1日からのバスの時刻表は次の通りです。
宇土駅→八代駅
| 宇土駅 | 松橋駅 | 小川駅 | 八代市 鏡文化センター (有佐駅) | 千丁駅 | 新八代駅 | 八代駅 | |
| 6:40 | 7:00 | 7:30 | 7:50 | → | 8:10 | 8:30 | |
| 6:50 | 7:10 | 7:40 | 8:00 | → | 8:20 | 8:40 | |
| 増便 | 17:30 | 17:50 | 18:20 | 18:40 | → | 19:00 | 19:20 |
| 18:10 | 18:30 | 19:00 | 19:20 | → | 19:40 | 20:00 | |
| 18:20 | 18:40 | 19:10 | 19:30 | → | 19:50 | 20:10 | |
| 18:30 | 18:50 | 19:20 | 19:40 | → | 20:00 | 20:20 | |
| 18:40 | 19:00 | 19:30 | 19:50 | → | 20:10 | 20:30 | |
| 18:50 | 19:10 | 19:40 | 20:00 | → | 20:20 | 20:40 | |
| 増便 | 19:00 | 19:20 | 19:50 | 20:10 | → | 20:30 | 20:50 |
| 増便 | 19:30 | 19:20 | 20:20 | 20:40 | → | 21:00 | 21:20 |
八代駅から宇土駅方面についても10本が設定され、朝の時間帯を中心に一部の時刻が変更されます。
今回の増便では、夕方から夜にかけての便が増えていることもポイントです。
例えば宇土駅から八代駅方面では、18時台から19時台にかけて多くの便が設定されており、学校や仕事などを終えてから利用しやすいダイヤとなっています。
八代駅→宇土駅
| 八代駅 | 新八代駅 | 千丁駅 | 八代市 鏡文化センター (有佐駅) | 小川駅 | 松橋駅 | 宇土駅 | |
| 増便 | 6:00 | → | 6:20 | 6:40 | 7:10 | 7:30 | |
| 6:10 | → | 6:30 | 6:50 | 7:20 | 7:40 | ||
| 時刻変更 | 6:00 | 6:20 | → | 6:40 | 7:00 | 7:30 | 7:50 |
| 時刻変更 | 6:30 | → | 6:50 | 7:10 | 7:40 | 8:00 | |
| 6:15 | 6:35 | → | 6:55 | 7:15 | 7:45 | 8:05 | |
| 時刻変更 | 6:50 | 7:10 | → | 7:30 | 7:50 | 8:20 | 8:40 |
| 増便 | 7:00 | 7:20 | → | 7:40 | 8:00 | 8:30 | 8:50 |
| 増便 | 7:20 | 7:40 | → | 8:00 | 8:20 | 8:50 | 9:10 |
| 18:00 | 18:20 | → | 18:40 | 19:00 | 19:30 | 19:50 | |
| 時刻変更 | 19:00 | 19:20 | → | 19:40 | 20:00 | 20:30 | 20:50 |
宇土~松橋・小川間は循環バスも引き続き運行
宇土駅~八代駅間の代行バスとは別に、宇土~松橋、宇土~小川の区間では、引き続き約15~20分間隔を目途に循環バスが運行されます。
そのため、宇土~小川間など短い区間を利用する場合には、1日10往復の代行バスだけでなく、循環バスも利用できます。
今回の増便によって、宇土~八代間を移動する利用者の選択肢が増えることになります。
代行バスの利用方法にも注意
代行バスは、JR九州の有効な乗車券、定期券、回数券などで利用できます。
きっぷを持っていない場合は、降車駅で現金による運賃の支払いも可能です。
一方で、SUGOCAなど交通系ICカードのチャージ残高では利用できません。
普段の列車利用と同じ感覚でICカードをタッチして乗車することはできないため、利用する際には注意が必要です。
また、道路事情によって到着が遅れたり、列車への接続ができなかったりする場合があります。
バスの台数にも限りがあるため、満員などによって乗車できない可能性もあります。
肥薩おれんじ鉄道も9月1日に一部区間で運転再開
鹿児島本線の宇土~八代間とつながる肥薩おれんじ鉄道では、2026年9月1日から肥後田浦~水俣間で運転を再開します。
一方、八代~肥後田浦間では引き続き代行バスが運行され、こちらも増便されます。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
まとめ 鹿児島本線の復旧に向けて
鹿児島本線の宇土駅~八代駅間については、現在も列車の運転を見合わせています。JR九州は、2026年10月中旬頃の運転再開を目指しています。
運転再開の見通しや九州新幹線の復旧については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
今回の代行バス増便は、鉄道の運転再開までの間、利用者の移動手段を確保するための対応です。
8月26日に宇土駅~八代駅間へ代行バスの運行区間が拡大され、さらに9月1日からは1日7往復から10往復へ増便されます。
鹿児島本線の宇土~八代間を利用する人にとっては、特に朝夕の移動で利用しやすくなる今回の増便。
ただし、代行バスは鉄道よりも所要時間が長く、停車しない駅もあります。利用する際は、最新の運行時刻や乗り場をJR九州の公式発表で確認することをおすすめします。
※この記事はJR九州が2026年8月28日に発表した資料をもとに作成しています。運行内容は変更される場合があります。




