2026年8月に発生した令和8年熊本地震の影響で運転を見合わせているJR鹿児島本線の宇土駅~八代駅間について、JR九州は2026年8月26日(水)からバスによる代行輸送を開始すると発表しました。
今回の代行バスは、通勤・通学時間帯を中心に設定され、宇土駅~八代駅間で1日7往復運転されます。
8月19日からは宇土駅~小川駅間でも代行バスの運行が始まっていますが、今回の発表によって、宇土駅から八代駅までを結ぶ代行輸送の具体的な運行時刻や停車駅が明らかになりました。
鹿児島本線(宇土駅~八代駅間)におけるバス代行の区間拡大について
JR九州ホームページ
鹿児島本線(宇土駅~小川駅:8月19日開始)・肥薩おれんじ鉄道(八代駅~水俣駅:8月10日開始)については、現在バス代行が行われています。これにより鉄道の運転を見合わせている区間すべてでバス代行が行われることになります。
8月26日から宇土駅~八代駅間で代行バスを運転
JR九州によると、8月26日から鹿児島本線の宇土駅~八代駅間で代行バスを運転します。
代行バスは朝夕の時間帯を中心に1日7往復設定されます。
今回の代行輸送は、特に学校への通学利用を考慮した運行となっているのが特徴です。
地震の影響によって鹿児島本線の一部区間で鉄道による移動ができない状況が続いているため、沿線地域の通学・通勤を支える手段として代行バスが運行されます。
ただし、代行バスは運行できる車両数に限りがあるため、満員の場合は乗車できない可能性があるとJR九州は案内しています。
特に朝の通学時間帯などは混雑が予想されるため、利用する際には時間に余裕を持ったほうがよさそうです。
なお、八代駅ではJR鹿児島本線の代行バスと肥薩おれんじ鉄道の代行バスが接続する形になりますが、両社は別々の代行輸送です。運行時間帯やダイヤも異なるため、宇土駅方面から水俣駅方面へ八代駅をまたいで代行バスを乗り継ぐ利用は、現実的には難しいと考えたほうがよさそうです。
代行バスの主な停車駅
宇土駅~八代駅間の代行バスは、次の駅・施設に停車します。
- 宇土駅
- 松橋駅
- 小川駅
- 八代市鏡文化センター(有佐駅)
- 新八代駅
- 八代駅
一方、千丁駅には代行バスは停車しません。
また、有佐駅については駅から少し離れた場所にある八代市鏡文化センターに代行バスが停車します。
これは大型バスが駅まで進入できないことが理由とされています。
千丁駅を利用する場合は、あらかじめ別の交通手段を検討する必要があります。
なお、代行バスの宇土駅~八代駅間の所要時間は、約1時間50分とされています。
鉄道で移動する場合と比べると時間がかかるため、乗り継ぎなどを予定している場合には注意が必要です。
朝夕を中心に7往復を運転
今回設定された代行バスは、昼間の時間帯に連続して運転するのではなく、朝夕の通勤・通学時間帯を中心としたダイヤになっています。
代行バス(宇土駅→八代駅) 2台で運行
| 宇土駅 | 松橋駅 | 小川駅 | 八代市 鏡文化センター (有佐駅) | 千丁駅 | 新八代駅 | 八代駅 |
| 6:40 | 7:00 | 7:30 | 7:50 | → | 8:10 | 8:30 |
| 6:50 | 7:10 | 7:40 | 8:00 | → | 8:20 | 8:40 |
| 18:10 | 18:30 | 19:00 | 19:20 | → | 19:40 | 20:00 |
| 18:20 | 18:40 | 19:10 | 19:30 | → | 19:50 | 20:10 |
| 18:30 | 18:50 | 19:20 | 19:40 | → | 20:00 | 20:20 |
| 18:40 | 19:00 | 19:30 | 19:50 | → | 20:10 | 20:30 |
| 18:50 | 19:10 | 19:40 | 20:00 | → | 20:20 | 20:40 |
宇土駅発の八代駅方面では、朝の時間帯に2本設定されているほか、夕方に5本の代行バスが運転されます。
代行バス(八代駅→宇土駅) 2台で運行
| 八代駅 | 新八代駅 | 千丁駅 | 八代市 鏡文化センター (有佐駅) | 小川駅 | 松橋駅 | 宇土駅 |
| 6:10 | → | 6:30 | 6:50 | 7:20 | 7:40 | |
| 6:20 | → | 6:40 | 7:00 | 7:30 | 7:50 | |
| 6:05 | 6:25 | → | 6:45 | 7:05 | 7:35 | 7:55 |
| 6:15 | 6:35 | → | 6:55 | 7:15 | 7:45 | 8:05 |
| 6:25 | 6:45 | → | 7:05 | 7:25 | 7:55 | 8:15 |
| 18:00 | 18:20 | → | 18:40 | 19:00 | 19:30 | 19:50 |
| 18:30 | 18:50 | → | 19:10 | 19:30 | 20:00 | 20:20 |
八代駅発の宇土駅方面についても朝5本・夕方2本が設定され7本の運転となっています。ただし、朝の2本は八代駅発ではなく新八代駅発での運行となっています。
そのため、今回の代行バスは観光客などの長距離移動を主な対象とするというより、沿線住民の通学・通勤を優先した輸送と考えたほうがよさそうです。
昼間の時間帯には、代行バスの運転はありませんので他の交通手段を用意する必要があります。
代行バス利用時の注意点
代行バスを利用する際には、いくつか注意点があります。
まず、代行バスでは鉄道の駅間をそのまま移動できるわけではありません。
特に有佐駅と千丁駅には停車しないため、これらの駅を利用する場合には注意が必要です。
また、バスの車両数には限りがあるため、満員の場合は乗車できない可能性があります。
通学などで利用する場合は、できるだけ時間に余裕を持って乗車することが重要になりそうです。
さらに、鹿児島本線(宇土駅~八代駅)は交通系ICカード(SUGOCA等)が利用できる区間ですが、代行バスでは交通系ICカードの残額による乗車はできません。
普段、SUGOCAなどの交通系ICカードを利用している人は、通常の鉄道利用と同じ感覚で乗車しないよう注意が必要です。
詳しい利用方法については、JR九州の案内を確認してから利用することをおすすめします。
8月19日からは宇土駅~小川駅間でも代行輸送
今回の宇土駅~八代駅間の代行バスに先立ち、8月19日からは宇土駅~小川駅間でも代行バスの運行が始まっています。
そのため、8月26日以降は代行輸送の範囲が小川駅より先の八代駅まで拡大する形になります。
現在、宇土駅~小川駅間では8月19日から別途、代行バスが運行されています。8月26日からの宇土駅~八代駅間の代行バスは、小川駅より南の区間では新たに設定される代行輸送となります。
一方、宇土駅~小川駅間では8月19日から別の代行バスが運転されています。このため、宇土駅~小川駅間だけを利用する場合は、可能な限り8月19日から運転されている代行バスを利用したほうがよいと考えられます。
今回の代行バス運転開始によって、鹿児島本線の運転見合わせ区間における代替交通が一段階拡充されることになります。
ただし、代行バスはあくまで臨時の輸送手段であり、通常の鉄道ダイヤと同じ本数・所要時間で利用できるわけではありません。
特に朝夕は通学利用者を優先した運行となるため、利用する時間帯によっては混雑・あるいは乗車できない可能性があります。
8月22日時点の鉄道・代行バス状況
鉄道
JR九州(九州新幹線)
- 新水俣駅~鹿児島中央駅:暫定ダイヤで運行(1日14往復)
JR九州(鹿児島本線)
- 宇土駅~小川駅:運転見合わせ 8月中の運転再開は困難(8月19日からバス代行開始)
- 小川駅~八代駅:運転見合わせ 8月中の運転再開は困難(8月26日からバス代行実施)
リンク:九州旅客鉄道株式会社
肥薩おれんじ鉄道
- 八代駅~水俣駅:運転見合わせ 復旧に相当の時間が必要(8月10日からバス代行開始)
リンク:肥薩おれんじ鉄道
バス代行
JR九州(鹿児島本線)
- 宇土駅~小川駅:朝夕の時間帯に運行
- 小川駅~八代駅:8月26日から朝夕の時間帯に7往復運転
肥薩おれんじ鉄道
- 八代駅~水俣駅:1日6往復運転
今後の運転再開にも注目
令和8年熊本地震による鹿児島本線の被害は、鉄道を利用する沿線住民だけでなく、九州内を移動する旅行者にも影響を与えています。
今回、宇土駅~八代駅間で代行バスの運行が始まることで、鉄道が運転を見合わせている区間を移動するための選択肢は増えることになります。
一方で、代行バスは本数や停車駅に制限があり、鉄道と比べて所要時間も長くなります。
鹿児島本線の利用を予定している場合は、JR九州から発表される最新の運転状況や代行輸送の情報を確認しておきたいところです。
今後、被害を受けた区間の復旧が進み、鹿児島本線の列車運転が再開されることにも期待したいですね。
8月26日からの宇土駅~八代駅間の代行バスは、朝夕を中心に1日7往復。特に沿線の通学・通勤利用を支える重要な交通手段となります。
利用する際は、運行時刻だけでなく、停車駅や交通系ICカードが利用できないことなども事前に確認しておきましょう。
※運行時刻・停車駅・利用方法などは変更される場合があります。利用前にJR九州の最新情報をご確認ください。

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