JR西日本は、2026年9月1日(火)から9月3日(木)まで富山県富山市八尾町で開催される「おわら風の盆」に合わせ、高山本線を中心とした期間中の輸送体制を発表しました。
「おわら風の盆」は、富山県を代表する伝統行事の一つ。期間中は全国から多くの観光客が訪れるため、高山本線では通常の列車に加えて臨時列車を運転します。
一方で、利用者が集中する時間帯には駅や列車が大変混雑することが予想されています。JR西日本では、今回の発表で乗車方法についても案内しており、高山本線を利用して「おわら風の盆」へ出かける場合は事前に確認しておきたいところです。
JR西日本ホームページ
高山本線は定期列車・臨時列車とも2両編成
「おわら風の盆」期間中、高山本線では富山駅~越中八尾駅間を中心に臨時列車が運転されます。
ただし、JR西日本によると、期間中の高山本線の列車は定期列車・臨時列車とも2両編成で運転されます。
臨時列車が設定されることで輸送力は増強されますが、利用者が非常に多くなる時間帯には、列車に乗車できない場合もあります。
特に「おわら風の盆」へ向かう時間帯と、終了後に富山方面へ戻る時間帯は混雑が予想されています。
JR西日本では、混雑が予想される時間帯として、
- 富山駅→越中八尾駅方面:14時~18時
- 越中八尾駅→富山駅方面:19時~23時
を挙げています。
この時間帯に利用する場合は、時間に余裕を持って駅へ向かうことが大切になりそうです。
富山駅から越中八尾方面は「乗車整理券」が必要
今回の輸送体制で特に注意したいのが、富山駅から越中八尾駅方面へ向かう列車を利用する場合、乗車整理券が必要になることです。
「おわら風の盆」期間中は富山駅で利用者が集中するため、乗車整理券を配布して乗車を案内します。
そのため、富山駅へ到着してすぐ列車に乗れるとは限りません。
「おわら風の盆」を目的に高山本線を利用する場合は、乗車整理券の配布場所や案内を確認し、時間に余裕を持って富山駅へ向かうようにしたいところです。
また、乗車整理券はあくまで混雑時の乗車を整理するためのものです。列車の混雑状況によっては希望する列車に乗車できない可能性もあります。当日は時間に余裕を持った行動が必要になります。
「tabiwa by WESTER」なら乗車整理券を事前に確保可能
「おわら風の盆」期間中、富山駅から越中八尾駅方面へ向かう高山本線を利用する場合は乗車整理券が必要です。
乗車整理券は当日、富山駅でも配布されますが、JR西日本の観光ナビ「tabiwa by WESTER」では、8月30日(日)まで「乗車整理券付富山ステーションシティショッピングチケット」を販売しています。
この商品は、富山ステーションシティで利用できる2,000円分のショッピングチケットと高山本線の乗車整理券がセットになったもので、価格は2,000円。希望する列車を指定して購入できるため、当日、富山駅で整理券を受け取るために並ぶ必要がないのがメリットです。
なお、2,000円のショッピングチケットが付いているため、乗車整理券を2,000円で販売しているわけではありません。また、富山駅~越中八尾駅間の乗車券(片道:おとな330円・こども160円)は別途必要です。
「おわら風の盆」期間中は非常に混雑することが予想されるため、確実に希望する列車に乗りたい人にとっては便利な商品といえそうです。
9月1日~3日は「おわら風の盆」に参加する人以外も整理券が必要
なお、乗車整理券が必要なのは「おわら風の盆」を観覧する人だけではありません。期間中、対象となる高山本線の列車を富山駅から越中八尾方面へ利用する場合は、「おわら風の盆」以外を目的とする乗客も乗車整理券が必要です。
越中八尾駅から富山方面は並んだ順に案内
一方、越中八尾駅から富山方面へ向かう場合は、富山駅方面から向かう場合とは取り扱いが異なります。
越中八尾駅から富山方面へ向かう列車では、乗車整理券を配布せず、駅で並んだ順に乗車を案内します。
「おわら風の盆」が終了した後は、多くの観光客が一斉に富山方面へ戻ることが予想されます。
特に19時~23時は混雑が予想されているため、イベント終了後すぐに駅へ向かうのではなく、混雑状況を見ながら行動することも考えておいた方がよさそうです。
ただし、富山駅からあいのかぜとやま鉄道を利用する場合は、富山駅での乗り換えがありますので余裕を持った行動が必要になります。
臨時列車は富山~越中八尾間を運転
期間中は、高山本線の富山駅~越中八尾駅間で臨時列車が設定されます。
今回の臨時列車は「おわら風の盆」へのアクセスを目的とした列車で、富山駅~越中八尾駅間を途中駅に停車せず運転する列車も設定されています。
普段の高山本線とは異なる運転となるため、「おわら風の盆」へ向かう利用者にとっては、富山駅と越中八尾駅を短時間で結ぶ便利な列車となります。
ただし、臨時列車についても2両編成での運転となるため、「臨時列車だから空いている」と考えるのは禁物です。
むしろイベント期間中は、定期列車と臨時列車のどちらも混雑することを前提に計画した方がよいでしょう。
臨時快速列車の運転時刻については、先日こちらの記事で詳しく紹介しています。
帰りのきっぷは事前購入がおすすめ
「おわら風の盆」へ鉄道で出かける場合、帰りのきっぷについても注意が必要です。
イベント終了後は越中八尾駅に利用者が集中するため、帰りの乗車券を駅で購入する人が多くなると、さらに混雑する可能性があります。
JR西日本では、帰りの乗車券を富山駅などであらかじめ購入しておくことを推奨しています。
なお、高山本線の富山駅~越中八尾駅間ではICOCAなどの交通系ICカードは利用できません。乗車券はあらかじめ購入しておく必要があります。
富山地方鉄道も臨時バスを運転
「おわら風の盆」期間中は、鉄道だけでなく富山地方鉄道も臨時輸送を実施します。
富山地方鉄道では、富山駅と八尾(福島)を結ぶ直行臨時バスを運転します。
9月1日・2日は15時~19時台、9月3日は17時~19時台を中心に富山駅から八尾方面への臨時便を設定。
さらに八尾方面から富山駅方面についても、夜間に臨時バスを運転します。
鉄道だけに利用者が集中することを避ける意味でも、バスは重要なアクセス手段となりそうです。
高山本線の混雑が気になる場合には、富山地方鉄道の臨時バスを利用する方法も選択肢になります。
あいの風とやま鉄道では臨時列車の運転なし
なお、今回発表された輸送体制では、あいの風とやま鉄道による「おわら風の盆」向けの臨時列車は設定されません。
富山駅を起点に「おわら風の盆」へ向かう場合、高山本線と富山地方鉄道の臨時輸送を利用することになります。
富山駅周辺ではイベント期間中に多くの観光客が移動するため、鉄道・バスのどちらを利用する場合でも、通常の休日とは違った混雑を想定しておいた方がよさそうです。
2026年の「おわら風の盆」は9月1日~3日
2026年の「おわら風の盆」は、9月1日から3日まで開催されます。
全国的にも知名度の高いイベントで、期間中は越中八尾の町が多くの観光客で賑わいます。
高山本線では今回の臨時列車運転に加えて、定期列車も含めた輸送体制が組まれますが、2両編成での運転となるため、時間帯によってはかなりの混雑が予想されます。
特に富山駅から越中八尾方面へ向かう場合は乗車整理券が必要となるため、当日になって慌てないよう注意が必要です。
また、帰りの越中八尾駅では並んだ順に案内されるため、イベント終了後の混雑も考慮して行動したいところです。
「おわら風の盆」を鉄道で訪れる場合は、臨時列車の時刻だけでなく、乗車整理券や混雑時間帯まで確認しておくことをおすすめします。
※「おわら風の盆」期間中の臨時列車の詳しい時刻や乗車整理券の配布方法などについては、JR西日本の発表をご確認ください。

