【2026年秋冬】2026年秋冬・中国地方の観光列車ガイド 

播但線の特急列車「はまかぜ」として使用されいたキハ189系をもとに作られた特急列車「はなあかり」 JR西日本

秋から冬にかけて、列車に乗ることそのものを楽しめる「観光列車」の旅はいかがでしょうか。

JR西日本は、2026年8月21日のプレスリリースで、2026年秋(10月・11月)の臨時列車について発表しました。

今回の発表では、北陸新幹線をはじめとする新幹線や、在来線の特急列車などを中心に、秋の行楽シーズンに合わせて運転される臨時列車が紹介されています。

しかし、JR西日本が秋に運転する臨時列車は、今回発表された列車だけではありません。

中国地方では、今回の「秋の臨時列車」の発表とは別に、観光列車や特別運転の列車も多数運転される予定となっています。

このページでは、2026年秋から冬にかけて中国地方で運転される観光列車・観光目的の臨時列車をまとめて紹介します。

岡山を拠点に走る「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」や「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」をはじめ、山陰地方を走る「あめつち」「○○のはなし」、呉線を走る「etSETOra(エトセトラ)」、さらに蒸気機関車が牽引する「SLやまぐち号」、キハ189系の改造車で運行される「はなあかり」、そして京阪神地区を新快速として走行していた117系を改造し夜行列車となった「WEST EXPRESS 銀河」ど、個性豊かな列車がそろっています。

「どの観光列車に乗ろう?」と迷ったときの参考にしてください。

2026年秋冬に楽しめる中国地方の観光列車

今回紹介する観光列車は次の8列車です。

列車運転区間位置付け
あめつち山陰本線・因美線など山陰の観光列車
SAKU美SAKU楽岡山~津山など岡山発の観光列車
La Malle de Bois岡山~宇野・日生・三原・琴平など岡山発の観光列車
○○のはなし新下関~東萩など山口DC
はなあかり岩国~新山口山口DC
WEST EXPRESS 銀河京都~下関山口DC
SLやまぐち号新山口~津和野山口DC
etSETOra呉線など瀬戸内の観光列車

※運転日や運転区間は変更される場合があります。乗車前にJR西日本の公式情報をご確認ください。


「あめつち」山陰をゆったり走る観光列車

「あめつち」は、山陰地方の神話や歴史、食文化などを感じながら旅を楽しめる観光列車です。

2026年は運行8周年を迎え、夏の特別企画に加えて、10月から12月にかけても運転が予定されています。

「あめつち」の基本的な運行予定や夏の企画、10~12月の運転予定については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

10月には「あめつち~秋の因美線~」も運転

2026年10月3日(土)・4日(日)には、普段とは違う「あめつち~秋の因美線~」が運転されます。

運転区間は鳥取~津山間。

鳥取駅を9時00分に出発し、津山駅には11時23分に到着します。

今回の大きな注目ポイントは、津山駅で「あめつち」と「SAKU美SAKU楽」が同じホームに並ぶ時間が設定されていることです。

岡山県北を走る「SAKU美SAKU楽」と山陰方面を走る「あめつち」。普段は異なる路線を走る2つの観光列車が、津山駅で顔を合わせます。

さらに「あめつち」は津山まなびの鉄道館への入線も予定されており、観光列車だけでなく鉄道スポットも楽しめる運転となっています。

詳しいダイヤや津山駅での並びについては、こちらの記事で紹介しています。


岡山発の観光列車「La Malle de Bois」

岡山を代表する観光列車のひとつが「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」です。

「旅の道具箱」をコンセプトにした213系の観光列車で、車内にはサイクルスペースやテーブル席などが設けられています。

2026年秋以降も、

  • ラ・マル せとうち(岡山~宇野)
  • ラ・マル 備前長船(岡山~日生)
  • ラ・マル しまなみ(岡山~三原)
  • ラ・マル ことひら(岡山~琴平)

などのコースで運転されます。

季節によって行き先が変わるため、「今回はどのコースに乗ろうか」と選ぶ楽しさがあるのも魅力です。

同じく岡山を拠点に運転される「SAKU美SAKU楽」とあわせて、2026年10月から2027年2月までの運転予定をこちらの記事で詳しくまとめています。

ツアー商品になりますが、伯備線(岡山駅~新見駅)でも10月10日に久しぶりに運行されます。


「SAKU美SAKU楽」で岡山から津山へ

「SAKU美SAKU楽」は、岡山~津山間を津山線経由で結ぶ観光列車です。

キハ40系を改造した車両で、木目を生かした落ち着いた車内で、津山線のゆったりとした旅を楽しめます。

2026年秋も週末や祝日を中心に運転される予定です。

特に注目したいのが、先ほど紹介した「あめつち~秋の因美線~」。

10月3日・4日には、津山駅で「あめつち」と「SAKU美SAKU楽」が同じホームに並ぶ予定となっています。

さらに10月17日には、「SAKU美SAKU楽」が因美線へ特別運行される予定もあり、2026年秋の岡山県北では観光列車を楽しむ機会が増えそうです。この列車は、ツアー商品となっているため9月24日までに申し込みをする必要があります。なお、抽選となっていますので今からでも申し込みは可能です。


山陰本線を走る「○○のはなし」

山口県の山陰本線を走る観光列車が「○○のはなし」です。

列車名は「萩(は)・長門(な)・下関(し)」の頭文字から名付けられています。

運転区間は新下関~東萩間。

日本海を間近に望む区間を走るため、車窓を楽しみながら山陰の旅を満喫できます。

2026年10月から2027年2月にかけても、土日祝日を中心に運転される予定です。

さらに2026年10月~12月の「山口デスティネーションキャンペーン」にあわせ、月曜日・金曜日にも新下関~長門市間で運転される予定となっています。

沿線自治体と連携した「おもてなしコンシェルジュ」も乗車するなど、列車に乗るだけでなく、沿線の観光を楽しめる仕掛けも用意されています。

詳しい運転日やダイヤ、おもてなし内容についてはこちらの記事をご覧ください。


呉線の瀬戸内海を楽しむ「etSETOra」

広島県を走る観光列車「etSETOra(エトセトラ)」も、2026年10月から2027年2月まで運転が予定されています。

キハ47系を改造した観光列車で、呉線を走りながら瀬戸内海の景色を楽しめるのが大きな魅力です。

岡山からも山陽新幹線や山陽本線を利用してアクセスしやすく、岡山からの日帰り旅行や広島観光と組み合わせるのもおすすめです。

2026年秋冬の運転日や運転区間については、こちらの記事で詳しく紹介しています。


C57形「貴婦人」の復活にも注目!「SLやまぐち号」

最後に紹介するのは、山口線を走る「SLやまぐち号」です。

新山口~津和野間を結ぶ人気の観光列車で、蒸気機関車が牽引する列車として長年親しまれています。

2026年秋から冬にかけては、10月~12月を中心に運転される予定です。

そして2026年秋の大きな注目ポイントが、C57形蒸気機関車「貴婦人」の6年ぶりの復活

D51形蒸気機関車による運転から、再びC57形が牽引する姿を見ることができるようになる予定で、鉄道ファンだけでなくSLに乗ってみたいという旅行者にも注目のシーズンとなりそうです。

秋の紅葉や冬の澄んだ空気の中を走るSLという、現代の電車や新幹線とは違った旅を楽しめます。

10月~12月の運転日やダイヤ、C57形復活については、こちらの記事で詳しく紹介しています。


山口デスティネーションキャンペーンで「WEST EXPRESS 銀河」「はなあかり」も運転

2026年10月1日~12月31日の期間は、「山口デスティネーションキャンペーン」が行われます。これにあわせて「WEST EXPRESS 銀河」「はなあかり」も運転されます。

WEST EXPRESS 銀河

「WEST EXPRESS 銀河」は、JR西日本が運行する長距離列車です。普通車指定席だけでなく、グリーン車や個室タイプの「ファーストシート」など多彩な設備を備え、列車そのものを楽しみながら沿線を旅できるのが特徴です。2026年秋は山口DCに合わせて、京都~下関間を運転します。

はなあかり

「はなあかり」は、JR西日本の観光列車で、地域の魅力を列車の中でも楽しめるよう工夫されています。車内にはグリーン車指定席や個室タイプの「スーペリアグリーン車」を備え、落ち着いた雰囲気でゆったりとした旅を楽しめます。2026年秋は山口DCに合わせ、岩国~新山口間を運転します。

岡山から楽しむならどの観光列車?

中国地方の観光列車は、それぞれ違った魅力があります。

岡山県内で気軽に楽しみたいなら「La Malle de Bois」や「SAKU美SAKU楽」

瀬戸内海の景色を楽しみたいなら「La Malle de Bois」や「etSETOra」。

山陰の海岸線をゆっくり旅したいなら「あめつち」や「○○のはなし」。

そして蒸気機関車そのものを楽しみたいなら「SLやまぐち号」が候補になります。

普段は、特急列車の走らない山陽本線を「はなあかり」で移動するのも違った気分で楽しむという点では面白そうです。

特に2026年秋は、岡山県北で「あめつち」と「SAKU美SAKU楽」が因美線を舞台に顔を合わせるほか、「SAKU美SAKU楽」の特別運行も予定されています。

また、山口県では「山口デスティネーションキャンペーン」に合わせて観光列車の運転やおもてなしが充実します。

2026年秋は、中国地方の観光列車を組み合わせて鉄道旅行を計画するには絶好のシーズンです。

まとめ

2026年秋から冬にかけては、中国地方各地で個性豊かな観光列車が運転されます。

岡山を出発点に考えても、

  • 岡山~宇野・日生・三原・琴平を走る「La Malle de Bois」
  • 岡山~津山を走る「SAKU美SAKU楽」
  • 因美線へ特別運行される「あめつち」
  • 山陰の海を楽しめる「○○のはなし」
  • 呉線・瀬戸内海を走る「etSETOra」
  • C57形「貴婦人」の復活が注目される「SLやまぐち号」

と、さまざまな選択肢があります。

速く目的地へ移動するだけではなく、「列車に乗ること自体を旅行の目的にする」のも、観光列車ならではの楽しみ方です。

紅葉の季節から冬にかけて、中国地方の景色を眺めながら、ゆっくりと鉄道の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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