JR九州は、2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響で運転を見合わせている鹿児島本線の宇土駅~八代駅間について、バスによる代行輸送を順次開始すると発表しました。
まず2026年8月19日(水)から、宇土駅~小川駅間で通学時間帯を中心としたバス代行を実施します。
さらに、宇土駅~八代駅間についても、8月26日(水)からのバス代行開始に向けて調整中です。
なお、8月26日からの宇土駅~八代駅間の代行バスについては、現時点では具体的な運行形態などが決まっておらず、詳細は改めて案内される予定です。
鹿児島本線(宇土駅~小川駅間)におけるバス代行の実施について
JR九州ホームページ
鹿児島本線の宇土駅~八代駅間は現在も運休中
今回のバス代行は、鹿児島本線の宇土駅~八代駅間が「令和8年熊本地震」の影響で運転を見合わせていることに伴うものです。
JR九州によると、宇土駅~八代駅間では設備に広範囲の被害が確認されており、復旧には大幅な時間を要する見込みとなっています。
現在も宇土駅~八代駅間は当面の間、運転を取り止めており、8月中の列車運行再開は困難な見込みです。
7月31日の時点では、道路の被災状況の把握やバスの確保が難しいことから、代行輸送の具体的な実施計画は未定とされていました。
その後、バスの確保や安全な運行ルートの検討が進められ、今回、まず宇土駅~小川駅間で代行バスの運行開始が決まりました。
一方、同じ熊本地震の影響で運転を見合わせている九州新幹線では、新水俣駅~鹿児島中央駅間の運行本数が8月17日から6往復から14往復へ増便されるなど、復旧に向けた動きも進んでいます。
8月19日から宇土駅~小川駅間でバス代行
宇土駅~小川駅間のバス代行は、8月19日(水)から当面の間実施されます。
代行バスの運行区間は、
宇土駅~松橋駅~小川駅
の3駅を結ぶ区間です。
JR九州は、今回の代行バスについて「通学で利用するお客さまの案内を優先」としています。
運行時間帯も通学時間帯を中心としており、朝と夕方以降に運行されます。
宇土駅~松橋駅間は約15分間隔
宇土駅~松橋駅間では「松橋循環バス」を運行します。
主な運行時間は次の通りです。
午前
- 宇土駅・松橋駅発:6時00分から
- 終発:9時30分
- 概ね15分間隔
午後
- 宇土駅・松橋駅発:16時00分から
- 終発:20時30分
- 概ね15分間隔
所要時間は片道約20分です。
朝の通学時間帯だけでなく、夕方から夜にかけても運行されるため、学校帰りの利用にも対応する形となっています。
宇土駅~小川駅間は約20分間隔
宇土駅から小川駅までを結ぶ「小川循環バス」も運行されます。
午前
- 宇土駅・小川駅発:6時00分から
- 終発:8時40分
- 概ね20分間隔
午後
- 宇土駅・小川駅発:16時00分から
- 終発:20時20分
- 概ね20分間隔
宇土駅~小川駅間の所要時間は片道約60分です。
途中では松橋駅にも停車します。
なお、土曜日・日曜日・祝日は、平日より運行間隔が長くなる場合があります。
代行バスはどこから乗る?
代行バスの乗り場は、それぞれの駅のロータリーに設けられます。
- 宇土駅:東口ロータリー
- 松橋駅:東口ロータリー
- 小川駅:西口ロータリー
鉄道駅のホームからバス乗り場へ移動することになるため、利用する際は時間に余裕を持って駅へ向かったほうがよさそうです。
また、道路状況などによって到着が遅れたり、列車との接続ができなかったりする場合があります。
さらに、天候や災害などの影響で、安全上の理由から予告なくバスの運行を見合わせる場合もあります。
バスの台数には限りがあるため、場合によっては乗車できないこともあるとJR九州は案内しています。
乗車券・定期券などが利用可能
代行バスには、通常の鉄道利用時に有効なきっぷを利用できます。
乗車券や定期券、回数券などの有効なきっぷを持っている場合は、そのまま代行バスに乗車できます。
きっぷを持っていない場合は、降車駅で現金により運賃を支払う方式です。
一方、鹿児島本線(宇土駅~小川駅)は、交通系ICカード(SUGOCA等)の利用エリアですが、代行バスに乗車の場合は、残額による利用はできません。
そのため、普段から交通系ICカードで鹿児島本線を利用している人は、代行バス利用時には注意が必要です。
8月26日から宇土駅~八代駅間の代行バスも予定
今回の発表で特に注目したいのが、宇土駅~八代駅間のバス代行についても8月26日(水)から開始する方向で調整が進められていることです。
ただし、8月14日現在ではまだ「開始予定」であり、運行形態などの詳細は決まっていません。
JR九州は、8月26日から通学利用者を優先したバス代行を実施できるよう、関係機関との調整を進めています。
運行形態などが決まり次第、改めて案内するとしています。
つまり、現時点では、
8月19日(水)
宇土駅~小川駅間
→ バス代行開始
8月26日(水)予定
宇土駅~八代駅間
→ 通学利用者を優先したバス代行開始に向け調整中
という段階です。
また、鹿児島本線の宇土駅~八代駅間だけでなく、八代駅から先の肥薩おれんじ鉄道でも運休が続いています。肥薩おれんじ鉄道では、八代駅~水俣駅間で8月10日から代行バスの運行が始まっています。
2026年8月19日(水)時点で運転状況
2026年8月19日(水)の時点での鉄道の運行状況は次のようになります。
JR九州
- 鹿児島本線
- 宇土駅~小川駅:運転見合わせ(8月19日からバス代行開始)
- 小川駅~八代駅:運転見合わせ(8月26日バス代行開始で調整中)
- 九州新幹線
- 熊本駅~新水俣駅:運転見合わせ(復旧にはしばらく時間がかかります。)
- 新水俣駅~鹿児島中央駅:特別ダイヤで運転(1日14往復)
最新の情報はこちらで確認できます。
リンク:運行情報(熊本) | JR九州
肥薩おれんじ鉄道
- 肥薩おれんじ鉄道線
- 八代駅~水俣駅:運転見合わせ(代行バス6往復運行中)
- 水俣駅~川内駅:本数を減らして運行(水俣9時56分発→出水10:14着の便が運休)
最新の情報はこちらをご覧ください。
リンク:肥薩おれんじ鉄道
鹿児島本線の復旧にはまだ時間が必要
今回のバス代行開始は、鹿児島本線の復旧そのものではありません。
JR九州は宇土駅~八代駅間について、設備の被害が広範囲に及んでおり、復旧には大幅な時間を要する見込みとしています。
そのため、しばらくは鉄道の代わりにバスを利用する状況が続くことになりそうです。
特に朝夕の通学・通勤時間帯は利用者が集中することも予想されます。
今回の宇土駅~小川駅間の代行バスは、まず通学利用者を優先する形でスタートしますが、道路状況やバスの台数などによっては乗車できない場合もあるため、利用する際は時間に余裕を持ったほうがよいでしょう。
今後、8月26日から予定されている宇土駅~八代駅間の代行バスについて、具体的な運行時刻や停車駅などが発表されれば、鹿児島本線沿線から八代方面へ向かう利用者にとって重要な足となります。
鹿児島本線の宇土駅~八代駅間は現在も運休が続いています。
列車の運転再開時期についても、今後のJR九州からの発表を確認する必要があります。
※代行バスの運行内容は今後変更される場合があります。利用する際は、最新の情報をJR九州の公式サイトなどで確認してください。

-160x90.jpg)
-120x68.jpg)
