「初代のぞみ」につながった300Xの運転台を公開! オヤ31・クハ381も車内公開 リニア・鉄道館で秋の特別イベント

300X(新幹線高速試験車両保存場) 鉄道博物館

名古屋市「リニア・鉄道館」では、2026年秋の行楽シーズンに合わせて、さまざまな特別イベントが開催されます。

今回の秋イベントの中でも注目したいのが、普段は公開されていない車両の内部を見学できる企画です。

新幹線の高速化を目指して開発された955形新幹線試験電車「300X」では、車内だけでなく運転台も特別公開。さらに、線路周辺の安全を支えた「オヤ31形式建築限界測定車」や、381系の「クハ381形式電車」も車内が公開されます。

普段は外から見ることしかできない貴重な車両を間近で見学できる機会となりそうです。

リニア・鉄道館 秋のイベント開催について

JR東海ホームページ

955形新幹線試験電車「300X」の運転台を特別公開

今回、特に注目したいのが955形新幹線試験電車「300X」です。

300Xは、新幹線として「最新・最良の高速鉄道システム」を追求するために開発された試験車両です。

1996年には、電車方式による当時の世界最高速度となる443km/hを記録しました。

現在の東海道・山陽新幹線で活躍した300系とは異なり、営業運転に使われた車両ではありませんが、新幹線の高速化に向けた技術開発を担った重要な車両です。

その300Xの普段は非公開となっている車内と運転台が、今回特別に公開されます。

さらに、見学だけではありません。運転席に実際に座ることもできます。

開催日は9月20日(日)・21日(月・祝)。時間は各日10時から17時までです。

会場はリニア・鉄道館1階のシンボル展示エリア。参加は先着順で、各日約1,000名が対象となります。

1回あたりの見学時間は約3分と短めですが、443km/hを記録した試験車両の運転台に座ることができる、貴重な機会です。

新幹線が好きな人はもちろん、現在の高速鉄道につながる技術の歴史に興味がある人にも注目のイベントです。

現役時代も関係者以外は乗れなかった「オヤ31」

もう一つ、非常に珍しい車両の内部公開が行われます。

それがオヤ31形式建築限界測定車です。

オヤ31は、車体の周囲に接触式センサーを設置し、走行しながら線路周辺の建築物などと支障しないかを測定するための車両です。

鉄道では、列車が安全に走行するため、線路の周囲に一定の空間を確保する必要があります。

その「建築限界」を確認するために使われていたのがオヤ31です。

この車両の特徴は、そもそも現役時代から関係者以外が乗車することのできなかった車両だったこと。

今回、こどもパスポートを持っている人とその同伴者を対象に、普段は非公開の車内が特別公開されます。

開催日は9月13日(日)と11月1日(日)。各日10時から17時までで、1組最大4名、先着順で各日約240組が対象です。

見学時間は約3分となっています。

普段はあまり注目されることのない「鉄道の安全を支える事業用車両」ですが、こうした車両があってこそ、私たちが乗る列車が安全に走ることができます。

381系「クハ381」も車内を特別公開

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381系中央本線特急「しなの」

秋の後半には、381系の「クハ381形式電車」も車内が特別公開されます。

開催日は11月14日(土)・15日(日)。各日10時から17時までで、先着順で各日約1,000名が対象となります。

こちらも普段は非公開の車内を見学できます。

今回の公開では、後継車両である383系との車内設備の違いを見比べることもできます。

また、11月5日から当面の間、クハ381の前頭表示器には「伊那路」号のヘッドマークが掲出されます。

1990年代に381系が充当された「伊那路」号をイメージしたもので、ヘッドマークはステッカーによって再現されます。

381系が現役だった時代を知る人にとっては、懐かしさを感じられる展示になりそうです。

秋のリニア・鉄道館はイベントが盛りだくさん

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リニア・鉄道館

リニア・鉄道館では、3車両の内部公開以外にも秋にさまざまなイベントを開催します。

9月26日・27日には、踏切の仕組みや安全について学べる「踏切キャンペーン」を開催。踏切なぞ解きラリーやペーパークラフト、非常押しボタン体験などが行われます。

10月10日・11日には「Nゲージ鉄道模型まつりinリニア・鉄道館」を開催。ミニジオラマの製作体験やNゲージ大レイアウトの運転体験、東海地方の高校生による鉄道模型コンテスト作品の展示などが予定されています。

また、11月5日からは名古屋鉄道との初めてのコラボ展示「名鉄資料館inリニア・鉄道館」もスタートします。

2020年に閉館した名鉄資料館の収蔵品なども展示され、名古屋鉄道の歴史や歴代車両について紹介されます。

このほか、現役のJR東海運転士・車掌による仕事紹介、音楽コンサート、ガイドツアー、ワークショップなども開催されます。

「見る」だけではないリニア・鉄道館の秋

今回の秋イベントで特に面白いのは、普段は外からしか見ることのできない車両の「中」に入れる企画が複数用意されていることです。

なかでも300Xは、443km/hという記録を残した新幹線試験車両の運転台に座れるという、鉄道ファンにはたまらない企画です。

オヤ31では、営業列車とは違う「鉄道を安全に走らせるための車両」を知ることができ、クハ381では381系の車内を実際に見学できます。

秋の行楽シーズンに名古屋を訪れる際には、普段とは少し違った視点で鉄道車両を楽しめるリニア・鉄道館のイベントにも注目してみてはいかがでしょうか。

イベント概要

リニア・鉄道館 秋の特別イベント

  • オヤ31形式建築限界測定車内部特別公開
    2026年9月13日(日)、11月1日(日)
    各日10:00~17:00
    ※こどもパスポート所持者と同伴者が対象
  • 955形新幹線試験電車「300X」運転台特別公開
    2026年9月20日(日)、21日(月・祝)
    各日10:00~17:00
    ※先着順、各日約1,000名
  • クハ381形式電車内部特別公開
    2026年11月14日(土)、15日(日)
    各日10:00~17:00
    ※先着順、各日約1,000名

※イベント内容や開催時間、参加方法などは変更となる場合があります。お出かけの際はリニア・鉄道館の公式情報をご確認ください。

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