江ノ島電鉄は2026年9月17日、1000形「1101-1151号」と「1002-1052号」の営業運転を終了すると発表しました。
「1101-1151号」は2026年内、「1002-1052号」は2027年1月に営業運転を終了する予定です。
今年7月には1000形「1001-1051号」も営業運転を終了しており、1979年に登場した1000形の引退が続くことになります。
一方、江ノ島電鉄では2026年度内に新型車両「700形」を3編成追加導入することも発表されています。
2026年4月から運行を開始した2編成と合わせて、700形は5編成体制となる予定です。
江ノ電1000形「1101-1151号」、「1002-1052号」の営業運転終了について
江ノ電ホームページ
1000形「1001-1051号」に続いて2編成が引退
今回営業運転を終了するのは、1000形の「1101-1151号」と「1002-1052号」です。
1000形は1979年に登場した車両で、江ノ電にとっては48年ぶりとなる完全新造車でした。
レトロな車両が多く活躍していた当時の江ノ電に新しい風を吹き込んだ車両で、登場翌年の1980年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞しています。
長年にわたって江ノ電を代表する車両の一つとして活躍してきました。
私のブログでも6月に、1000形「1001-1051号」の営業運転終了について紹介しました。
「1001-1051号」は2026年7月に営業運転を終了しています。
そして今回、さらに2編成の営業運転終了が決まりました。
1000形の姿が少しずつ減っていくことになります。
「1101-1151号」は江ノ島電鉄への改称後に最初に運行を開始
今回引退する2編成のうち、「1101-1151号」は特に江ノ電の歴史を感じさせる車両です。
1981年12月20日に運行を開始した「1101-1151号」は、当時の会社名「江ノ島鎌倉観光」から「江ノ島電鉄」へ社名変更された後、最初に運行を開始した車両です。
その意味では、現在の「江ノ島電鉄」という会社名になってから最初に登場した車両ということになります。
長年にわたって江ノ電の沿線を走り続け、さまざまなラッピング車両としても活躍してきました。
1980年代から現在まで、江ノ電の風景を支えてきた車両の一つです。
「1002-1052号」は嵐電との姉妹提携でも活躍
もう一つの「1002-1052号」は、1979年12月3日に運行を開始しました。
実は今年7月に営業運転を終了した「1001-1051号」と同じ日に運行を開始した車両です。
「1002-1052号」はこれまでにもさまざまな姿で運行されてきました。
2014年9月から2017年4月までは「嵐電号」として運行。
さらに2024年9月からは、京都の嵐電をイメージした紫色のラッピングを施した「江ノ電・嵐電 姉妹提携号」として運行しています。
江ノ電と京福電気鉄道の嵐電は姉妹提携を結んでおり、両社のつながりを象徴する車両としても親しまれてきました。
この「1002-1052号」も、2027年1月までの営業運転となります。
今回の引退で1000形は3編成(6両)に
alt="江ノ電1000形1201-1251" class="wp-image-16298"/>江ノ電の1000形は全部で6編成(12両)が製造されましたが、7月に運行が終了した「1001-1051号」とあわせて3編成(6両)が引退することになります。
これにより江ノ電の1000形は、残り3編成(6両)となります。
- 1001-1051号(1979年運行開始) 2026年7月運行終了
- 1002-1052号(1979年運行開始) 2027年1月運行終了予定
- 1101-1151号(1981年運行開始) 2026年中運行終了予定
- 1201-1251号(1983年運行開始)
- 1501-1551号(1986年運行開始)
- 1502-1552号(1987年運行開始)
新型「700形」は2026年度内に3編成を追加導入
今回の1000形2編成の営業運転終了とあわせて注目したいのが、新型車両「700形」です。
江ノ島電鉄は9月10日、2026年度内に700形を3編成追加導入すると発表しました。
江ノ電では2026年4月19日から「701-751号」と「702-752号」が営業運転を開始しています。
今回新たに導入されるのは「703-753号」「704-754号」「705-755号」の3編成です。
これにより、700形は合計5編成となります。
1979年に登場した1000形から、2026年に登場した700形へ。
江ノ電では、少しずつ車両の世代交代が進んでいることが分かります。
なお、今回の700形3編成の追加導入に伴って、1000形「1101-1151号」と「1002-1052号」の営業運転終了が発表されています。
700形3編成が、この2編成をそれぞれ直接置き換えるということではありませんが、新型車両の導入と旧型車両の引退が同時に進む形となります。
最終運行日は非公表 記念企画も予定
「1101-1151号」と「1002-1052号」の最終運行日は、現時点では公表されていません。
江ノ島電鉄は、安全運行を最優先するため最終運行日や運行時刻を公表しないとしており、本社や駅係員への問い合わせにも対応しないとしています。
また、引退に合わせた記念企画も予定されています。
詳細については、決まり次第、江ノ島電鉄の公式ホームページや公式Xなどで発表される予定です。
沿線で最後の姿を見ようとする人も増えることが予想されますが、撮影の際には踏切や線路などの鉄道用地への立ち入り、私有地への無断立ち入りなどを行わないよう注意が必要です。
まとめ 江ノ電の車両も新しい時代へ
1979年に登場した1000形は、まもなく登場から半世紀を迎えます。
今年7月の「1001-1051号」に続き、「1101-1151号」「1002-1052号」と営業運転終了が続くことで、1000形の姿を見る機会はさらに少なくなります。
一方で、700形は2026年度内に3編成が追加され、合計5編成となる予定です。
古くから江ノ電を知る人にとっては少し寂しい車両の世代交代ですが、新しい700形がこれからの江ノ電を支える車両として増えていくことになります。
長年親しまれてきた1000形の最後の活躍に注目するとともに、新型700形が加わることで江ノ電の車両がどのように変わっていくのかも気になるところです。


