東武鉄道では、2026年12月から2027年にかけて、4駅で可動式ホーム柵の使用を開始します。
対象となるのは、東武スカイツリーラインの西新井駅、東武アーバンパークラインの新鎌ケ谷駅・高柳駅、東上線のふじみ野駅です。
今回の整備には、東武鉄道が導入している「鉄道駅バリアフリー料金制度」も活用されています。
東武スカイツリーライン 西新井駅急行線
東武鉄道ホームページ
東武アーバンパークライン 新鎌ケ谷駅・高柳駅
東武東上線 ふじみ野駅にて
ホーム柵(可動式)の使用を開始します!
4駅で順次使用開始
東武鉄道の発表によると、可動式ホーム柵の使用開始日は次のようになっています。
| 駅 | 路線 | 使用開始予定 |
|---|---|---|
| 西新井駅 | 東武スカイツリーライン | 2026年12月21日 |
| 新鎌ケ谷駅 | 東武アーバンパークライン | 2027年1月13日 |
| ふじみ野駅 | 東上線 | 2027年1月29日・2月23日 |
| 高柳駅 | 東武アーバンパークライン | 2027年2月19日・3月16日 |
ふじみ野駅は、1・2番線が2027年1月29日・3・4番線が2月23日、高柳駅は、1・2番線が2027年2月19日、3・4番線が3月16日の使用開始予定です。
また、西新井駅は今回、急行線の3・6番線が対象となります。
設置工事は使用開始より前に順次行われ、工事から使用開始までの間は警備員を配置するほか、赤外線センサー音声案内機によって工事中であることを案内するとしています。
なお、工事日や使用開始日は変更される場合があります。
東武線のバリアフリー料金は「全線」が対象
今回のニュースで個人的に気になったのが、ホーム柵の整備財源です。
東武鉄道では、2023年3月18日発売分から「鉄道駅バリアフリー料金」を東武線全線を対象として導入しています。
普通乗車券の場合は1回10円。
通勤定期乗車券では1か月600円、3か月1,710円、6か月3,240円が加算されています。
一方、通学定期乗車券には加算されません。
つまり、東武線を利用する場合、ホーム柵が設置されている駅を利用するかどうかに関係なく、対象となる運賃にバリアフリー料金が含まれているということになります。
今回の発表でも東武鉄道は、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用して、ホーム柵など駅設備のバリアフリー化を進めていると説明しています。
「自分が普段利用する駅にはまだホーム柵がないのに、10円払っている」と感じる方もいるかもしれません。
ただ、この制度は駅ごとに料金を設定するものではなく、東武線全線を対象としてバリアフリー設備の整備を進めるための仕組みになっています。
2026年度末には整備駅がさらに増える
東武鉄道が2026年度の設備投資計画で示していた内容を見ると、ホーム柵の整備は今回の4駅だけではありません。
2026年度には可動式ホーム柵について5駅を整備し、さらに8駅で工事を実施する計画となっています。
対象は次の駅です。
- ホーム柵(可動式)整備駅
- 東武スカイツリーライン 西新井駅(3・6番線)
- 東武アーバンパークライン 高柳駅・新鎌ケ谷駅
- 東上線 ふじみ野駅・上福岡駅
- ホーム柵(可動式)工事実施駅
- 大師線 西新井駅(1・2番線)
- 東武アーバンパークライン 大宮駅・岩槻駅・野田市駅・流山おおたかの森駅
- 東上線 ときわ台駅・上板橋駅・柳瀬川駅
固定式ホーム柵についても5駅で整備する計画です。
- 東武アーバンパークライン 大宮公園駅・大和田駅・七里駅・愛宕駅・梅郷駅
東武鉄道によると、可動式・固定式を合わせたホーム柵の整備完了駅数は、2025年度末時点で40駅。2026年度末には49駅となる計画です。
鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することで、整備が加速していることが分かります。
ホームドアは車両のドア位置に合わせて設備を設置する必要があり、駅によってはホームの構造なども関係します。
そのため、一度に全駅へ設置できるものではありませんが、毎年少しずつ設置駅が増えているのは利用者にとっても分かりやすい変化です。ている
車両だけでなく駅の設備も変わる東武鉄道
以前の記事で、東武鉄道の2026年度は90000系、80000系、1000系といった新型車両の投入に加え、60000系のリニューアルも進む「車両が大きく動く年」と紹介しました。
今回のホーム柵整備を合わせて考えると、2026年度の東武鉄道は車両だけでなく、駅の安全設備も変化する一年と言えそうです。
新型車両が増える一方で、駅ではホームからの転落防止やバリアフリー化が進む。
普段何気なく利用している駅の風景も、少しずつ変わっていくのかもしれません。
東武鉄道では今後もバリアフリー料金制度を活用しながら、ホーム柵の整備を進めていくことになります。
新型車両の投入と合わせて、駅の設備がどのように変わっていくのかにも注目したいところです。


