冬のキハ48形「風っこ」はストーブ搭載で運転 東北地方の6列車で臨時列車として運行予定

キハ48形 風っこ JR東日本

JR東日本は2026年10月22日、冬の臨時列車の運転計画を発表しました。

このうち東北地方では、キハ48形「風っこ」を使用したストーブ列車を運転します。

「風っこ」は通常、開放的な車窓を楽しめるトロッコ型の観光車両ですが、冬季は車内にストーブを搭載。雪景色を眺めながら、暖かい車内で冬の鉄道旅行を楽しめる列車として運転されます。

今回は、男鹿線開通110周年記念列車を含め、東北地方の各線区で運転される予定です。

冬の臨時列車の運転について

JR東日本ホームページ

キハ48形「風っこ」を使用した冬の臨時列車

今回発表された列車は次のとおりです。キハ48形「風っこ」は全席指定席での運行となります。

「風っこ」に指定席料金は、おとな840円・こども420円となっています。

ストーブなまはげ(男鹿線開通110周年記念号) 12月19日(土)

秋田→男鹿ストーブなまはげ男鹿→秋田
10:15(2番線)秋田15:50(3番線)
10:23土崎15:41
10:30追分15:35
10:41二田15:24
10:47船越15:17
10:57脇本15:12
11:03羽立15:04
11:07男鹿15:00

ストーブ五所川原号 12月20日(日)

秋田→五所川原ストーブ五所川原号五所川原→秋田
7:50(1番線)秋田15:02(6番線)
7:59土崎14:53
8:05追分14:47
8:19八郎潟14:33
8:34森岳14:17
8:57東能代14:06
9:11二ツ井13:52
9:23鷹ノ巣13:40
9:45大館13:22
10:19大鰐温泉12:52
10:30 着
10:50 発
弘前12:40 発
12:30 着
11:04川部12:23
11:08藤崎12:13
11:22板柳12:06
11:30陸奥鶴田11:58
11:36五所川原11:50

風っこストーブいわき号 12月26日(土)・27日(日)・2月13日(土)・14日(日)

郡山→いわき風っこストーブいわき号いわき→郡山
10:15(5番線)郡山16:57(6番線)
10:31三春16:29
10:49船引16:14
11:20小野新町15:43
12:02いわき14:30

風っこストーブ湯けむり号 1月9日(土)・10日(日)・11日(月・祝)・2月20日(土)・21日(日)

仙台→鳴子温泉風っこストーブ湯けむり号鳴子温泉→仙台
9:12(4番線)仙台15:05(6番線)
9:35松島14:42
9:54(1番線)小牛田14:25(1番線)
10:15(2番線)古川14:05(1番線)
10:35岩出山13:47
10:38有備館13:44
10:57川渡温泉13:30
11:03鳴子御殿湯13:25
11:08鳴子温泉13:21

風っこストーブ冬灯り号 1月23日(土)・24日(日)

盛岡→一ノ関風っこストーブ冬灯り号一ノ関→盛岡
13:09(3番線)盛岡20:01(6番線)
13:19矢幅19:43
13:41花巻19:14
13:53(3番線)北上19:01(2番線)
14:09水沢18:34
14:32前沢18:19
14:40平泉18:10
14:48(2番線)一ノ関18:00(3番線)

風っこストーブ喜多方号 1月30日(土)・31日(日)

郡山→喜多方風っこストーブ喜多方号喜多方→郡山
10:05(6番線)郡山16:48(2番線)
10:42磐梯熱海16:32
11:26猪苗代15:39
11:48磐梯町15:10
12:17(2番線)会津若松14:41(1番線)
12:35喜多方14:08

いずれもキハ48形「風っこ」の2両編成で、全車指定席です。

「ストーブなまはげ」は男鹿線の開通110周年を記念して運転される列車です。秋田駅を10時15分に出発し、男鹿駅には11時07分に到着。帰りは男鹿駅を15時00分に出発します。

「ストーブ五所川原号」は秋田駅を7時50分に出発し、五所川原駅には11時36分に到着します。秋田駅への帰りは五所川原駅を11時50分に出発するダイヤです。

このほか、磐越東線を走る「風っこストーブいわき号」、陸羽東線方面へ向かう「風っこストーブ湯けむり号」、東北本線を走る「風っこストーブ冬灯り号」、磐越西線の「風っこストーブ喜多方号」が運転されます。

「風っこ」は冬以外にも活躍する観光車両

キハ48形「風っこ」は、車両側面の大きな窓が特徴のトロッコ型車両です。

春から秋にかけては、窓を開放した状態で沿線の自然や景色を楽しめる観光列車として運転されています。

当ブログでも、2026年秋に東北地方と水郡線で運転された「風っこ」の臨時列車を紹介しました。

冬季はストーブを搭載することで、同じ車両でも季節によって異なる楽しみ方ができるのが特徴です。

現在も活躍するキハ48形の観光列車は4編成

キハ48形は、国鉄時代に製造されたキハ40系気動車の一形式です。1977年に登場し、全国各地の非電化路線で普通列車などに使用されてきました。

しかし、JR各社では後継車両への置き換えが進み、現在は観光列車などに改造された車両が活躍しています。

2026年11月現在、キハ48形を使用した観光列車として挙げられるのは、次の4編成です。

びゅうコースター風っこ

2000年に登場したJR東日本の観光車両です。

車体側面の大きな窓を取り外せる構造になっており、春から秋にかけては風を感じながら沿線の景色を楽しめるトロッコ列車として運転されます。

冬季は窓を取り付け、車内にストーブを設置して運転。今回の冬の臨時列車でも活躍します。

リゾートしらかみ「くまげら編成」

JR東日本の五能線を代表する観光列車「リゾートしらかみ」の3編成のうち、国鉄型キハ48形を改造した車両です。

2006年に登場し、オレンジ色を基調とした外観が特徴です。

秋田駅から五能線を経由して青森駅方面を結び、日本海の景色や白神山地の風景を楽しめる観光列車として運転されています。

越乃Shu*Kura

新潟県内を中心に運転される、日本酒をテーマにした観光列車です。

2014年に運転を開始し、車内では新潟県内の酒蔵の日本酒やおつまみなどを楽しめます。

3両編成のうち2両にキハ48形を改造した車両が使用され、残る1両にはキハ40形を改造した車両が使用されています。

花嫁のれん

JR西日本が七尾線の金沢駅~和倉温泉駅間で運転している観光列車です。

2015年に運転を開始し、輪島塗や加賀友禅など、北陸の伝統工芸をイメージした豪華な車内が特徴です。

しかし、車両の経年を理由に2028年夏ごろに運行を終了することが発表されました。

これにより、国鉄時代から活躍してきたキハ48形を改造した観光列車の一つが姿を消すことになります。

五所川原といえば津軽鉄道のストーブ列車が有名ですが・・・

「ストーブ五所川原号」の到着する五所川原駅は、ストーブ列車を運転している津軽鉄道との接続駅です。

津軽鉄道の「ストーブ列車」は、車両トラブルなどにより運休していましたが、2026年12月1日から運転される予定となっています。

経営の厳しい状態が続く津軽鉄道ですが、「ストーブ列車」の復活により経営状態が改善されるか注目されるところです。

リンク:2026年12月1日、ストーブ列車再始動。 | 津軽鉄道 株式会社

JR東日本では、「風っこ」以外にもこの冬(2026年12月~2027年2月)に多くの臨時列車を運行します。詳しくはこちらのページをご覧ください。

「風っこ」は年中運転

トロッコ列車といえば冬は運休するのが普通ですが、キハ48形「風っこ」は、ガラス戸を入れることにより冬の期間も運転することが出来ます。

大きな窓を生かして冬の景色を堪能することができます。

普段雪景色を見ることが少ない地域に住んでいると、非日常感に浸ることが可能です。たまには、こういった列車に乗って新鮮な気分になる事もいいのではないでしょうか。

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