JR東日本は2026年11月5日、京浜東北・根岸線で使用しているE233系1000番台に、自動列車運転装置(ATO)を導入すると発表しました。
2026年12月19日(土)の始発列車から順次使用を開始します。
京浜東北・根岸線では、横浜線から直通するE233系6000番台で2025年11月22日からATOの使用を開始しています。今回は、京浜東北・根岸線の主力車両であるスカイブルーのE233系1000番台にも対象を広げることになります。
京浜東北・根岸線における自動列車運転装置(ATO)の使用開始について
JR東日本ホームページ
京浜東北・根岸線のE233系1000番台でATO使用開始
今回ATOを導入する区間と車両は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
| 使用開始日 | 2026年12月19日(土)始発列車 |
| 対象区間 | 大宮駅~大船駅(全区間) |
| 対象車両 | E233系1000番台(10両編成) |
ATOの使用開始に向けて、2026年11月から一部の営業列車でATOを使用した習熟訓練を開始しています。
今回の対象は、京浜東北・根岸線で通常使用されているスカイブルーのE233系1000番台です。
なお、横浜線から京浜東北・根岸線に直通する列車については、横浜線用のE233系6000番台で2025年11月22日からATOを使用しています。
今回の発表によって、ATOの使用対象が京浜東北・根岸線の通常の運用車両にも広がることになります。
ATOによる自動運転とは?
今回導入するATOは、乗務員が運転台にある出発ボタンを操作すると、次の駅までの加速・惰行・減速を自動で行い、所定の停止位置に停車させるシステムです。
走行時には、勾配や曲線、制限速度などを考慮して自動的に加減速を調整します。
停車位置についても、駅の所定位置から前後数十cm以内の範囲に停車できるとしています。
ただし、すべての操作が自動化されるわけではありません。
発車時には乗務員が出発ボタンを操作し、停車後のドアの開閉も乗務員が行います。乗客の乗降が終わった後、ドアを閉める操作も乗務員が担当します。
また、今回の運転では自動列車制御装置(ATC)とATOを組み合わせています。
ATCは列車が制限速度を超えないように制御する装置で、ATOは駅間の加速・減速や定位置停止を自動で行う装置です。
これらを組み合わせることで、安全性を確保しながら安定した運転を実現します。
JR東日本は、ATOによって加減速をシステムで調整することで、運転の安定性向上に加え、省エネルギー化や乗り心地の均一化にもつながるとしています。
横浜線用E233系6000番台に続く導入
alt="E233系6000番台" class="wp-image-19284"/>京浜東北・根岸線では、横浜線から直通する列車に使用されるE233系6000番台(8両編成の電車)で、2025年11月22日から東神奈川駅~大船駅間でATOによる自動運転を開始しています。
今回のE233系1000番台への導入は、その次の段階といえます。
当ブログでは、横浜線用E233系6000番台によるATOの使用開始についても紹介しています。
また、京浜東北・根岸線では2027年春から大宮駅~南浦和駅間と蒲田駅~大船駅間でワンマン運転を開始する計画も発表されています。
ATOによる運転の自動化は、運転士が運転操作を行う負担を軽減することにもつながります。今後予定されているワンマン運転に向けた取り組みの一つともいえるでしょう。
一方で、現場からは困惑の声もあるようです。
まとめ
JR東日本は2026年12月19日から、京浜東北・根岸線のE233系1000番台にATOを順次導入します。
すでに横浜線から直通するE233系6000番台ではATOの使用が始まっていますが、今回の導入によって大宮駅~大船駅間を走る通常のE233系にも対象が広がります。
2027年春にはワンマン運転も予定されている京浜東北・根岸線。自動運転技術の導入と合わせて、今後の運行体制がどのように変わっていくのか注目したいと思います。



