千葉県の流山線を運行する流鉄は、JR東海から譲り受けた211系を改造して導入する新型車両6000形について、第1編成の愛称を「青空号」に決定したと発表しました。
営業運転開始は2027年春頃を予定しています。
今回採用された「青空」という愛称は、かつて流鉄で活躍していた車両にも付けられていたものです。新型車両への置き換えが進む中、以前から親しまれてきた愛称が復活することになります。
流山鉄道ホームページ
流鉄について
流鉄は、千葉県松戸市の馬橋駅と流山市の流山駅を結ぶ鉄道会社です。運営する流山線は、馬橋駅から流山駅までの全長5.7km、全6駅の路線で、JR常磐線と接続する馬橋駅を起点に、流山市内を南北に結んでいます。
alt="流鉄馬橋駅" class="wp-image-19466"/>JR東日本のトレインシミュレーターの常磐線で馬橋駅を通過する際に左側に見える路線です。
JR常磐線の快速列車(青色の車両)は、馬橋駅には止まりませんので各駅停車(エメラルドグリーンの車両)に乗車する必要があります。
沿線住民の日常的な移動を支える地域密着型の鉄道で、各編成に「あかぎ」「なの花」「流星」などの愛称が付けられていることでも知られています。
大手私鉄から譲り受けた車両を長年にわたって活用してきた流鉄ですが、今回の6000形はJR東海の211系を導入するもので、これまでとは異なる経歴を持つ車両が加わることになります。
6000形の愛称は「青空」に決定
今回、愛称が決定したのは流鉄6000形の第1編成です。
「青空」という愛称には、青い空のように親しみやすく、多くの人に愛される車両になってほしいという思いが込められています。
流鉄では、これまで各編成に「あかぎ」「なの花」「流馬」「流星」「若葉」などの愛称を付けてきました。
今回の6000形も、こうした流鉄らしい愛称を引き継ぐことになります。
6000形の投入により現在運行されている5000形(元西武101系)が置き換えられる予定となっています。
alt="流鉄5000形 なの花" class="wp-image-19465"/>流鉄5000形は5編成ありましたが、2025年9月14日のラストランで5003編成「あかぎ」は既に引退しています。
初代「青空」は2012年に引退
流鉄で「青空」の愛称が使用されるのは今回が2度目です。
初代「青空」は1994年に導入された2000形(元西武鉄道701系・801系)の2両編成で、同年8月11日から営業運転を開始しました。
その後、長年にわたって流山線で活躍しましたが、2012年7月に引退しています。
今回の6000形は、初代「青空」の引退から約15年を経て、同じ愛称を引き継ぐことになります。
JR東海の211系6000番台を4編成導入
流鉄が導入する6000形は、JR東海で使用されていた211系6000番台(2両編成トイレなし)を改造した車両です。
流鉄は2025年2月に、JR東海から211系6000番台の2両編成4本、合計8両を購入したことを公表しています。
これまで流鉄の車両更新では、西武鉄道から譲り受けた車両を活用してきましたが、今回はJR東海の車両が新たな活躍の場を得ることになりました。
211系はJR東海での運用を終えた後、三岐鉄道でも5000系として営業運転を開始しています。
以前の記事でも紹介したように、211系は地方私鉄にとっても導入しやすい車両の一つとなっているようです。
2027年春頃の営業運転開始を予定
流鉄6000形は現在、営業運転開始に向けた準備が進められています。
今回、愛称が決定した第1編成は2027年春頃のデビューを予定しています。
JR東海で活躍していた211系が、今度は流山線の車両としてどのような姿で登場するのか注目したいところです。
今後、車両の改造内容や営業運転開始に向けた詳細についても発表されることが期待されます。



