筑波観光鉄道は、2027年1月11日をもって運行を終了する「5代目筑波山ケーブルカー」の車両について、茨城県筑西市のザ・ヒロサワ・シティ内にあるテーマパーク「ユメノバ」に譲渡すると発表しました。
譲渡されるのは、緑色の「わかば」と赤色の「もみじ」の2両で、2027年2月中旬から展示される予定です。
また、筑波山ケーブルカーでは、現行車両の引退に向けた「ラストランキャンペーン」を2027年1月11日まで開催しています。
「5代目筑波山ケーブルカー」の譲渡契約を締結譲渡先はテーマパーク「ユメノバ」
5代目筑波山ケーブルカー ラストランキャンペーンを開催します
筑波観光鉄道ホームページ
筑波山ケーブルカーについて
筑波山ケーブルカーは、茨城県つくば市にある筑波山の山麓と山頂を結ぶケーブルカーです。筑波観光鉄道が運営し、筑波山神社に近い宮脇駅と筑波山頂駅の間の全長1.634kmを約8分で結んでいます。1925年に開業した歴史ある路線で、筑波山への観光や登山に訪れる人たちの交通手段として利用されています。
筑波山は標高877mの女体山と標高871mの男体山からなる山で、ケーブルカーの筑波山頂駅からは男体山への登山道にもアクセスできます。また、山頂付近からは関東平野を一望でき、天候に恵まれれば遠くの山々まで見渡せます。
5代目筑波山ケーブルカーの2両は「ユメノバ」で保存・展示へ
筑波観光鉄道は2026年11月4日、5代目筑波山ケーブルカーの車両について、広沢商事との間で譲渡契約を締結したと発表しました。
譲渡されるのは、緑色の「わかば」と赤色の「もみじ」の2両です。
車両は広沢商事が運営するザ・ヒロサワ・シティ内のテーマパーク「ユメノバ」に譲渡され、2027年2月中旬から展示される予定です。
今回の譲渡は、筑波山ケーブルカーの歴史を後世に残すための取り組みとして実施されるもので、歴史的車両の保存という観点から譲渡価格は無償となっています。
「ユメノバ」は、陸・海・空・宇宙の乗り物を集めたテーマパークです。クラシックカーや航空機、ロケットなど幅広い乗り物が展示されており、今回の筑波山ケーブルカーも新たな展示車両に加わることになります。
5代目筑波山ケーブルカーは2027年1月11日に引退
alt="筑波山ケーブルカー 筑波山頂駅" class="wp-image-19536"/>現在運行されている5代目筑波山ケーブルカーは、2005年の客車リニューアルから運行を開始しました。
同年のつくばエクスプレス開業に伴う観光客の増加や、2015年の「土木学会選奨土木遺産」への認定など、筑波山観光の節目を迎えながら21年間にわたって運行してきました。
しかし、車両更新に伴い、2027年1月11日(月・祝)をもって現行車両の運行を終了します。
後継となる6代目車両は2027年2月中旬に運行を開始する予定です。
なお、筑波山ケーブルカーでは、台車部分を含めた車両全体の更新は1954年以来、72年ぶりとなります。
引退を記念した「ラストランキャンペーン」を開催中
筑波山ケーブルカーでは、5代目車両の引退に向けて「ラストランキャンペーン」を開催しています。
キャンペーン期間は2026年11月1日から2027年1月11日までです。
主な企画は次のとおりです。
ケーブルカーデジタルスタンプラリー
歴代のケーブルカー車両や旧デザインのコマ展望台などをデザインしたデジタルスタンプを取得できます。
- 実施期間:2026年11月1日~11月30日
- 設置場所:宮脇駅、筑波山頂駅、コマ展望台
- 取得方法:設置場所のQRコードをスマートフォンで読み取り
期間終了後には、第2弾の実施も予定されています。
ケーブルカーカード 歴代車両コレクション
初代から5代目までの歴代車両をデザインしたカードを販売しています。
- 販売期間:2027年1月11日まで
- 販売価格:1枚100円
- 販売場所:宮脇駅、筑波山頂駅
3代目・4代目のカードは12月1日から販売されます。カード5種類を収納できる台紙も100円で販売されます。
ケーブルカーラストランサブレ
5代目ケーブルカーの引退を記念したサブレも販売しています。
「わかば号」と「もみじ号」のヘッドマークをあしらった特別パッケージとなっています。
- 発売日:2026年11月1日から
- 販売価格:1,000円
- 販売数量:1,000個(数量限定)
宮脇駅売店、コマ展望台、つつじヶ丘レストハウスなどで販売しています。
フォトパネルの設置
宮脇駅の降車ホームには、ケーブルカーを背景に記念撮影ができるフォトパネルも設置されています。
設置期間は2027年1月11日までです。
筑波山ケーブルカーに乗る人向けの情報
筑波山ケーブルカー・筑波山ロープウェイは10月1日から運賃が値上げされました
筑波山観光で利用する「筑波山ケーブルカー」・「筑波山ロープウェイ」は2026年10月1日から運賃が値上げとなりました。値上げ以降は往復割引が無くなっています。
- 筑波山ケーブルカー:大人930円・小児470円
- 筑波山ロープウェイ:大人930円・小児400円
つくばエクスプレスが発売するお得なきっぷ「筑波山きっぷ」は、価格が据え置きとなっていますが11月の週末は使用できない日が6日間設定されています。
- 11月7日(土)・8日(日)・14日(土)・15日(日)・21日(土)・22日(日)
筑波山ロープウェイは、2026年10月~2027年2月は営業時間を延長
筑波山観光の際には、ケーブルカー・ロープウェイの両方を使う方も多いと思います。筑波山観光では、2026年10月24日(土)から2027年2月28日(日)の週末を中心に筑波山ロープウェイを20時まで運行時間を延長しています。
帰りのバスの時刻もありますが、「日本夜景遺産」に指定されている筑波山からの夜景を楽しむことが可能です。
まとめ
2027年1月11日に引退する5代目筑波山ケーブルカーは、緑色の「わかば」と赤色の「もみじ」の2両とも、ザ・ヒロサワ・シティの「ユメノバ」で保存・展示されることになりました。
引退後も2両の姿を見ることができるのは、長年利用してきた人や鉄道ファンにとってうれしいニュースではないでしょうか。
現地での最後の運行は2027年1月11日までとなります。筑波山を訪れる機会がある人は、5代目車両の最後の活躍にも注目してみてはいかがでしょうか。
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