西大寺鉄道の過去が分かる博物館 2026年2月20日両備バス 西大寺営業所敷地内にオープン

赤穂線 岡山行き 博物館

かつて西大寺市(現:岡山市東区)の西大寺市駅と岡山市の後楽園駅とを結んでいた西大寺鉄道についての記念館が2026年2月20日に開館します。場所は、両備バス西大寺営業所敷地内となっています。普段は3日前までに予約が必要ですが、今日から3日間は予約なしに見学ができます。

西大寺鐵道記念館|西大寺鐵道の歴史と歩み|両備グループ

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西大寺鉄道とは

西大寺鉄道は、1911年(明治44年)に開業した軽便鉄道で、
岡山駅周辺と西大寺地区を結ぶ地域交通として重要な役割を果たしてきました。

軌間は762mmの軽便鉄道で、地元では親しみを込めて「軽便(けいべん)」と呼ばれていました。
当時の西大寺は港町・商業地として栄えており、西大寺鉄道は

  • 通勤・通学
  • 買い物客
  • 西大寺観音院への参拝客

など、多くの人々を運ぶ“生活路線”でした。

しかし、国鉄赤穂線の開業により競合をさけるため
1962年(昭和37年)に全線廃止となり、約50年の歴史に幕を下ろしました。


博物館で分かる「西大寺鉄道の歩み」

今回オープンした西大寺鐵道記念館では、
廃止から60年以上が経過した西大寺鉄道の姿を、資料を通して知ることができます。

展示内容は、

  • 当時の路線図・時刻表
  • 硬券の乗車券や駅名看板
  • 沿線風景を写した貴重な写真
  • 本社だった建物を活かした社長室の再現展示

など、地域鉄道としての西大寺鉄道の実像が伝わる構成となっています。

「なぜ西大寺鉄道は生まれ、なぜ姿を消したのか」
その背景を学べる点は、鉄道ファンだけでなく、地元の歴史に興味を持つ人にとっても貴重です。


バスの街・西大寺に残る“鉄道の記憶”

現在、西大寺地区の公共交通を支えているのは両備バスですが、
そのルーツの一端として西大寺鉄道の存在を後世に伝える施設が誕生した意義は大きいと言えます。

かつて線路が走っていた街で、
鉄道からバスへと移り変わった地域交通の歴史を感じられるスポットとして、
今後注目を集めそうです。

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