ついに仙石線から引退する時が近づいてきた205系ですが、JR東日本の発表によると団体列車の運転が決まったようです。そのうちの1本については夜行列車での運行となるようです。さて、15年前の3月11日には東日本大震災の際に奇跡の列車と呼ばれた「M16編成」は、鉄道ファンのみならず一般の方にもよく知られています。この団体列車を是非「M16編成」で運行してほしいと思います。
「仙石線205系」特別企画~ありがとうの想いを込めて~長年のご愛顧に感謝を込めた団体旅行商品を販売します!
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JR東日本公式 — 「仙石線205系」特別企画 ~ありがとうの想いを込めて~(2026年3月)
団体臨時列車「仙石線 ~ありがとう、205系。~」
- 運行日:2026年3月20日(金・祝)
- 内容:仙石線205系を使った団体専用臨時列車(片道)
- コース:
- あおば通駅 → 石巻駅 コース(9:38発 → 11:46着)
- 石巻駅 → あおば通駅 コース(16:09発 → 17:45着)
- 募集定員:各コース110名
- 旅行代金:15,000円(税込)
- おすすめポイント:
- 陸前小野駅での車両写真撮影
- 抽選で車掌放送体験(多賀城・本塩釜・陸前小野駅)
- 参加者限定オリジナルグッズなどあり
※途中駅で途中下車はできません。
団体臨時列車「仙石線 快速ムーンライトうみかぜ号 ~Thank you 205系~」
- 運行日:2026年3月21日(土)
- 内容:仙石線205系による往復の深夜団体列車
- 行程:
- あおば通駅発23:54 → 石巻駅3:31
- 石巻駅発3:58 → あおば通駅5:22
- 募集定員:55名
- 旅行代金:39,205円(税込)
- おすすめポイント:
- 深夜の往復乗車で“快速運転”を楽しめる
- 多賀城駅で撮影タイム
- 陸前小野・矢本で行先表示の変換実演&撮影
- お弁当・ドリンク、オリジナル記念品付き
※18歳以上限定企画です。
奇跡の列車205系「M16編成」
基本スペック
- 形式:205系3100番台
- 編成名:M16編成(仙台車両センター宮城野派出所所属)
- 両数:4両編成(クハ205-3116 + モハ205-3116 + モハ204-3116 + クハ204-3116)
- 所属路線:JR仙石線(あおば通〜石巻)
- 元々は 山手線や埼京線の205系を改造転用した車両で、仙石線仕様に改造されています。
「奇跡の電車」と呼ばれる所以
東日本大震災(2011年3月11日)
- 当時の運用列車:M16編成は仙石線・野蒜駅発 → 石巻行き の快速列車(3353S)として運転中でした。
- 発生直後:14時46分頃、地震で脱線寸前の揺れの後、列車は 野蒜駅から約600m地点の小高い場所で緊急停止しました。
- その瞬間、駅近くまで 津波が迫りましたが、列車が停まった地点は高台だったため被害を免れ、車両・乗客とも無事でした。
- 乗客約60人は車内で一夜を明かし、全員が救出されました。
この“偶然の安全な停止位置”と全員救助という奇跡的な結果から、**「奇跡の電車」**として鉄道ファン・地域住民の間で語り継がれています。
その後の動き
復帰と運行
- 津波被害後、M16編成はその場所に 9ヶ月間留置。
- 2011年12月に撤去され、整備を経て 2012年1月に運用復帰しました。
- その後も仙石線の普通列車として長年活躍を続けました。
引退・置き換え
- 仙石線では E131系 新型車両の導入が進み、205系は2026年春頃までに全車引退予定です。
- M16編成も2025〜2026年前後に運用を離脱し、 廃車・解体される方向で動いています。
保存を求める動き
- 地元やSNSでは “震災遺構・震災伝承” の一部として M16編成そのものや部品の保存を求める声が上がっています。
- 一方で JR東日本側は 保存場所や輸送費などの課題から慎重姿勢を示しています。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車両形式 | 205系3100番台 M16編成 |
| 所属路線 | JR仙石線 |
| 由来 | 山手線・埼京線系車両から改造 |
| 「奇跡」の理由 | 2011年震災で津波被害を免れ、生存者を乗せていた |
| 運用復帰 | 2012年1月 |
| 引退予定 | 2026年春頃(E131系への置換) |
| 保存議論 | 地元やSNSで保存を求める声あり |
このM16編成は単なる“電車”ではなく、2011年の震災における生存の象徴として鉄道史に残る存在として知られています。
