JR西日本が2026年ゴールデンウィーク期間中の利用状況を発表しました。なかでも注目されたのが、紀勢本線(きのくに線)を走る特急「くろしお」です。
2025年のGWは、和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」で飼育されていたジャイアントパンダ返還発表の影響で利用者が急増。しかし2026年はその反動もあってか、利用者が大きく減少したようです。
“パンダ頼み”とも言われた白浜観光と「くろしお」の今後に注目が集まります。
JR西日本ホームページ
JR西日本2026年度ゴールデンウィークの利用状況発表
JR西日本が発表した2026年ゴールデンウィーク期間(4月24日~5月6日)の利用状況によると、紀勢本線(きのくに線)の特急「くろしお」は前年を大きく下回る84%の利用状況となりました。
2025年GWの「くろしお」は、白浜のアドベンチャーワールドで飼育されていた4頭のジャイアントパンダ返還発表が大きな話題となり、“最後にパンダを見たい”という観光客が集中。利用者数は前年比123%という非常に高い伸びを記録していました。
一方で2026年は、その“特需”が消滅。白浜方面への観光需要が落ち着いたことで、「くろしお」の利用者数も大きく減少したとみられます。
特に白浜エリアは、アドベンチャーワールドのパンダ人気が観光の大きな柱となっていただけに、鉄道利用への影響も非常に大きかったようです。
さらに現在の「くろしお」は、
- インバウンド需要
- 大阪方面からの観光客
- 白浜温泉利用客
などに支えられている面もありますが、“パンダ効果”ほどの爆発力はありません。
今後の注目ポイント
今後注目されるのは、JR西日本や地元自治体が「パンダ後」の白浜観光をどう盛り上げるかです。
現在でも「パンダくろしお」編成自体は運行継続の方針が示されていますが、「実際にパンダがいない状態」でどこまで集客力を維持できるかは未知数です。
また、紀勢本線(きのくに線)は大阪から白浜・新宮を結ぶ重要な観光路線である一方、
- 所要時間の長さ
- 高速道路との競合
- 人口減少
といった課題も抱えています。
今回のGW利用減は、単なる反動減ではなく、今後の紀南観光のあり方を考えるきっかけになるかもしれません。
現在、「くろしお」は利用低迷により存続の危機にあり2027年までの1年間の1往復の臨時増便およびサブスク型の特急券の導入といった利用促進策が取られています。
まとめ
2025年GWは“パンダ特需”で大きく伸びた特急「くろしお」ですが、2026年は一転して厳しい結果となりました。
白浜観光におけるパンダの存在感の大きさを改めて示した形とも言えそうです。
「パンダ後」の白浜と紀勢本線(きのくに線)が、今後どのような新たな魅力を打ち出していくのか注目です。

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