JR東海は、2026年3月18日~5月17日の期間に、CLAMP原作の人気アニメ「カードキャプターさくら」とのコラボ企画として「さくらと春の京都旅行」を行うことを発表しました。日中関係の悪化により中国・香港からのインバウンド需要が減少しているとの指摘のある中で何とか観光需要を確保しようとするためだと思われます。
JR東海「推し旅」と『カードキャプターさくら』 コラボキャンペーンの実施について
JR東海ホームページ
インバウンド需要「減少?」の背景
・ 全国的にはまだインバウンド(訪日外国人旅行者)の数字は多い
日本全体の訪日外国人旅行者数は、2025年に過去最高となる約4,260〜4,270万人規模に達したとの推計があります(政府統計・民間調査)。これはコロナ前の水準を大きく上回る水準です。
・ただし2026年はやや“調整局面”との予測もある
JTB等の予測では、2026年の訪日外国人客数が前年比で数%程度減少する可能性があるとの見方があります。特に中国・香港市場からの需要が鈍化しているとの指摘もあります。背景の一つとして日中関係の影響を指摘する報道もありますが、この減少傾向は「インバウンド全体が大きく落ち込んでいる」というより、市場構造の変化・国別需要の変動として理解するのが妥当です。
→つまり、“インバウンド需要が全体として完全に減っている”というより、一部国・地域の来訪者の変動や市場の成熟・変化の影響が出ている、と整理されています。
JR東海×「カードキャプターさくら」コラボとは?
JR東海が2026年 3月18日〜5月17日 に、人気アニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』とコラボした観光キャンペーンを実施します。内容は次の通りです:
1. 東海道新幹線車内でオリジナルボイスドラマや壁紙プレゼント
2. 新幹線乗車特典で限定イラスト付き記念カード等を配布
3. 京都市内のデジタルスタンプラリーを開催(チェックポイントでボイス配信)
4. スタンプラリーのコンプリート特典あり
この企画は、アニメファンや旅行者に京都観光を楽しんでもらう仕掛けとして展開されます。
なぜこんなキャンペーンをするのか?
このようなアニメコラボ企画が注目される理由は大きく2つあります:
需要の多様化・地域誘客
従来の「桜・紅葉・伝統文化」だけでなく、ポップカルチャー × 鉄道 × 旅の体験という新たな切り口で観光需要を創出しようとしていると考えられます。特に若い世代やアニメファンなど、これまでの観光誘致とは異なる層へアプローチする狙いがあります。
競争激化の中での差別化策
インバウンド需要全体は依然高水準ですが、国・地域別に多少の波はあるため、単純に“外国人観光客を呼び戻すだけでなく”
・季節需要の平準化
・国内旅行者層(若者・趣味層)の取り込み
・地方観光までの回遊促進
といった観点で、特色あるキャンペーンが重要になっています。
まとめ
「インバウンド減少?」という話題については
・日本の訪日外国人旅行者は依然高水準だが、2026年はやや微減予測があるという見方がある。
・地域・国別の需要変動があるため、全体減少と断定できない。
JR東海のアニメコラボは
・新しい観光誘致の手法として実施されている。
・京都への旅行促進を狙った施策であり、鉄道利用者の楽しみや体験価値を高める企画でもある。

