JR城端線・氷見線を走る観光列車
ベル・モンターニュ・エ・メール(通称:べるもんた)。
美しい山と海を意味するフランス語の名前を持つこの列車は、沿線の風景や地域文化を楽しめる「走る観光スポット」として人気を集めていますが、実は鉄道ファン注目の“ちょっと特別な乗車体験”があるのをご存じでしょうか。
それが、高岡駅で行われる構内移動への乗車です。
ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~ | 観光列車の旅時間:JRおでかけネット
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高岡駅で起こる“ふつうでは体験できない運転”
べるもんた1号~3号(主に日曜日運行)では、高岡駅で城端線と氷見線を結ぶため、駅構内を列車が移動する運転が行われます。
この区間は、
- 営業列車としての発着駅
- 乗客が自由に乗り降りする区間
というよりも、運行上必要な「構内線路の移動」にあたります。高岡駅では、城端線(1番線・2番線:駅の一番南)と氷見線(6番線・7番線:駅の一番北)は互いに直接乗り入れはできなくなっています。そのため、通常は、高岡駅で降車して乗り換える必要があります。「べるもんだ1号~3号」では、駅構内での移動の間も乗車することが可能です。
私の記憶では、以前盛岡駅から山田線・岩泉線を経由して岩泉駅へと向かう「秘境駅号」で茂市駅で構内移動の際の乗車サービスを行っていました。
実は「べるもんた」だから乗れる構内移動
この高岡駅構内の移動区間、
誰でも乗れるわけではありません。
べるもんたの場合、
- 新高岡駅〜伏木駅以遠を発着とする乗車券
- べるもんたの指定席券
を持っている場合に限り、構内移動中もそのまま車内に乗車可能となっています。
つまり、
→ 高岡駅をまたいで乗車する旅程を組んだ人だけが体験できる“隠れた特典”
というわけです。
車内から眺める「駅の裏側」は特別感たっぷり
構内移動中は、
- ホームとは違う角度から見える駅設備
- 留置線や分岐器(ポイント)
- 普段は入れないエリアの風景
など、鉄道ファンでなくても「おっ」と思う光景が続きます。
観光列車の落ち着いた車内で、
「いま駅の中を走っているんだな…」
と実感できる時間は、まさに非日常。
観光+鉄道体験を同時に味わえる列車
べるもんたは、
- 氷見の海の景色
alt="雨晴海岸と氷見線" class="wp-image-5795"/>- 城端線沿線の里山風景
alt="城端線と田園景色" class="wp-image-5796"/>- 地元食材を使った車内サービス
といった“観光列車らしさ”が注目されがちですが、
この高岡駅構内移動のように、
「鉄道としての面白さ」
「運行上の工夫を体験できる瞬間」
が含まれている点も、非常に魅力的です。
もしかして期間限定?
城端線と氷見線は、2029年に「あいの風とやま鉄道」へ経営移管される予定となっています。この際に、利便性向上のためこの二つの路線は直通運転される予定です。そうなった場合には、この風景は見られなくなるため貴重なものとなるでしょう。
まとめ:知っているとちょっと得する「べるもんた」の楽しみ方
高岡駅での構内移動は、
時刻表やパンフレットではさらっと触れられるだけの存在ですが、
- 実際に乗ってみる
- その意味を知って体験する
ことで、べるもんたの旅は一段深みのあるものになります。
「ただの移動」ではなく、
走り方そのものが旅の思い出になる列車。
そんな楽しみ方ができるのも、
ベル・モンターニュ・エ・メールならではですね。


