東急電鉄は、2026年度の設備投資計画を発表しました。
今回の計画では、車両面では6020系の追加投入や3000系・5050系のリニューアル、そして運行面では大井町線のワンマン運転準備工事や、田園都市線・大井町線へのTASC導入工事が大きな注目ポイントとなっています。
2026年度 設備投資計画
東急電鉄ホームページ
鉄道事業の持続的成長を目指し、安全投資を軸に総額約641億円の設備投資を実施
車両面のトピック①
大井町線に6020系を追加投入、世代交代がいよいよ本格化
alt="東急6020系6122F" class="wp-image-7059"/>まず注目したいのが、6020系の投入計画です。
6020系は大井町線の各駅停車用として導入されている比較的新しい形式で、これまで活躍してきた9000系・9020系(18編成 90両)の置き換えを目的としています。2025年度までに9編成45両が導入され運行されています。
2026年度も引き続き6020系の増備が予定(8編成 40両)されており、これにより大井町線の車両世代交代が一段と進むことになります。今年度の増備により17編成85両が登場することになりますが、残り1編成についてどのようになるかが注目されます。
6020系は
- 静かな走行音
- 見やすい車内案内表示
- 空気清浄機の設置
など、日常利用で“じわっと効いてくる快適性向上”が特徴。
毎日使う路線だからこそ、こうした改善は利用者にとってうれしいポイントですね。
車両面のトピック②
2025年10月の田園都市線の事故により運用離脱している車両の補充
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alt="東急田園都市線2020系" class="wp-image-7062"/>また、2025年10月の田園都市線梶が谷駅構内での事故により運用を離脱している車両(5000系および2020系)の修理と新造が行われる予定となっています。
車両面のトピック③
3000系・5050系はリニューアルでまだまだ現役続行
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alt="東急電鉄 5050系" class="wp-image-7064"/>新造車だけでなく、既存車両のリニューアルにも力が入れられます。
- 3000系(目黒線・東急新横浜線)
- 5050系(東横線・東急新横浜線)
これらの車両について、外観・内装のリニューアル工事が2026年度も継続されます。
「新車に置き換える」のではなく、「使い慣れた車両を、今の時代に合わせて磨き直す」という選択は、コスト面だけでなく環境面でも意味のある取り組み。
長年見慣れた形式が、装い新たに走り続ける姿を見られるのは、鉄道ファンとしても楽しみなところです。
運行面の注目①
大井町線ワンマン運転に向けた準備が静かに進行
運行面での大きな話題が、大井町線のワンマン運転導入に向けた工事です。
東急では将来的な人手不足を見据え、2032年度のワンマン運転開始を目標に、段階的な準備を進めています。
2026年度は、
- ホームや設備の改修
- システム面の検討・整備
といった“下地づくり”が中心。
すぐに運行形態が変わるわけではありませんが、確実に次の時代へ向かっていることが感じられる内容です。
運行面の注目②
田園都市線・大井町線にTASC導入、安定輸送への一手
もうひとつ見逃せないのが、TASC(定位置停止支援装置)導入工事です。
田園都市線と大井町線を対象に、TASCの整備が進められます。
TASCは、列車がホームの決められた位置に正確に止まるのを支援する装置で、
- 停車位置のばらつき防止
- 運転士の負担軽減
- ドア開閉の安定化
といった効果があります。
特にラッシュ時の混雑が激しい田園都市線では、遅延防止や運行安定化への効果が期待されそうです。
まとめ
今回の東急2026年度設備投資計画は、
- 6020系増備で大井町線の近代化が前進
- 3000系・5050系はリニューアルで延命&快適化
- ワンマン運転(大井町線)・TASC導入工事(田園都市線・大井町線)など、運行の未来への布石
と、「派手さはないけれど、着実で実務的」な内容が並びました。
日々の通勤・通学を支える鉄道だからこそ、こうした積み重ねが“安心して使える路線”につながっていくのだと思います。
2026年度は、東急の鉄道が次の10年を見据えて静かに進化する一年になりそうですね。


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