青函トンネルの途中に存在した2つの“海底駅”の一つ。
かつて一般見学も行われていた 旧吉岡海底駅 が、約20年ぶりに「ホームへ降り立てる」ツアーとして復活します。
今回発表されたのは、JR東日本グループの旅行商品として企画された、津軽海峡線(現・北海道新幹線区間)に残る貴重な鉄道遺産を訪ねる特別ツアー。
普段は関係者以外立ち入ることのできないエリアを実際に歩き、体感できる、鉄道ファン注目の内容となっています。
海面下149.5mへ―初公開「吉岡定点(旧吉岡海底駅)」と未成線遺構・建設最前線を巡る旅/ネット限定
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旧吉岡海底駅とは
旧吉岡海底駅は、青函トンネル内に設けられた海底駅のひとつ。
1988年の青函トンネル開業当初は、吉岡海底駅と共に世界的にも珍しい「海底にある鉄道駅」として話題を集めました。
しかし、北海道新幹線の工事進展などを背景に、2006年3月18日のダイヤ改正をもって定期列車の停車は中止となり、8月27日の臨時特急「ドラえもん海底列車」をもって駅は休止となりました。
そして、2014年3月15日にダイヤ改正で「竜飛海底駅」「知内駅」と同時に正式に駅として廃止されました。
現在は列車が停車することもなく、事実上“幻の駅”ともいえる存在となっています。
今回のツアーでは、その旧吉岡海底駅のホーム部分に実際に降り立つことが可能。
これは近年ほとんど例のない、極めて貴重な機会です。
ツアーの見どころ
今回のツアーの最大の魅力は、
「実際に行く」「その場に立つ」ことでしか味わえない臨場感 にあります。
- 地上から斜坑線を利用して海底方向へ移動
- 海面下およそ150mの地点にある旧吉岡海底駅ホームを見学
- 青函トンネル内部で、列車が通過する様子を間近で体感
- 北海道新幹線に関わる未成線や関連施設もあわせて見学
写真や映像では伝わりにくい、音・振動・空気感 を感じられる点は、このツアーならではといえるでしょう。
鉄道ファンだけでなく「土木・近代史好き」にも注目
このツアーは、いわゆる“撮り鉄”“乗り鉄”向けだけではありません。
青函トンネル建設の歴史、当時の技術、未成に終わった計画など、日本の近代土木史に触れられる内容でもあります。
「なぜここに駅が造られたのか」
「なぜ役目を終えることになったのか」
そうした背景を知ることで、旧吉岡海底駅は単なる廃駅ではなく、時代を映す貴重な遺産として見えてきます。
参加にあたっての注意点
ツアー内容の性質上、
- 階段の昇降
- 長距離の歩行
- 足元が安定しない場所での見学
といった行程が含まれます。
参加を検討される方は、動きやすい服装・滑りにくい靴での参加が必須です。
また、見学エリアでは撮影制限が設けられる可能性もあるため、詳細は事前案内の確認をおすすめします。
今年は、北海道新幹線開業10周年を記念して多くのイベントが行われることになっています。
まとめ
20年ぶりに実現する、旧吉岡海底駅ホームへの立ち入り。
青函トンネルという“日本鉄道史に残る大プロジェクト”の内部に、実際に足を踏み入れられる貴重な機会です。
興味のある方は、早めにチェックしておくのがよさそうです。
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