室蘭本線(長万部~伊達紋別駅間)で路盤流出・土砂流入 復旧は9月2日以降の見込み

キハ281系特急「北斗」伊達紋別駅 JR北海道

JR北海道は2026年8月28日、室蘭本線の静狩~小幌駅間で路盤流出や土砂流入などの被害が発生したと発表しました。

この影響で、室蘭本線は長万部~伊達紋別駅間で終日運転を見合わせています

被災箇所が複数に及んでいるほか、現場によってはアクセス道路がないことから復旧作業に時間がかかる見込みで、JR北海道は少なくとも9月2日まで運転を見合わせる想定としています。

なお、室蘭本線では今回の大雨による被害とは別に、有珠~長和間でキハ261系回送列車が土砂とともに流入した倒木に衝突して脱線する事故も発生しています。

室蘭線 静狩~小幌駅間で発生した路盤流出および土砂流入等による列車への影響について

JR北海道ホームページ

(2026年8月29日追記)2026年8月30日から東室蘭~函館間に代行バスと臨時快速列車が運行されます。詳しくはこちらをご覧ください。

回送列車の脱線については、こちらの記事で取り上げています。

室蘭本線の静狩~小幌駅間で複数の被害

今回の被害は、8月27日20時33分ごろ、警察から線路沿いで土砂崩れが発生しているとの連絡を受けた長万部駅の社員が現地を確認したことで判明しました。

その後、降雨に伴う線路点検を行っていたJR北海道の社員が詳しく調査したところ、静狩~小幌駅間で複数の被災箇所が確認されました。

JR北海道が8月28日16時時点で公表している被害は、次のようなものです。

  • 道床流出
  • 路盤流出
  • 土砂流入
  • 線路冠水
  • 橋りょう閉塞

特に静狩~小幌駅間では、上り線・下り線の複数箇所で土砂流入が確認されています。

また、路盤が流出した箇所もあり、列車の安全な運転ができる状態ではありません。

長万部~伊達紋別駅間で運転見合わせ

今回の被害により、室蘭本線は長万部~伊達紋別駅間で終日運転見合わせとなっています。

運休する列車は1日あたり42本です。

内訳は、

  • 特急列車「北斗」:22本 
  • 普通列車:20本

となっています。

今回の運転見合わせにより、札幌~函館間を結ぶ特急「北斗」が全列車運休となります。一方、札幌~室蘭間を結ぶ特急「すずらん」は、長万部~伊達紋別間を経由しないため、今回の運転見合わせ区間には含まれません。

札幌発・函館行き、函館発・札幌行きのいずれも対象となるため、札幌と函館を鉄道で移動する場合には大きな影響があります。

普通列車についても、長万部~伊達紋別間の全列車が運休するほか、伊達紋別~苫小牧間でも一部列車が運休します。

JR北海道によると、8月29日以降の影響人員は約5,000人/日に及ぶ見込みです。

復旧は9月2日以降の見込み

今回の運転見合わせで注意したいのが、復旧までに時間がかかる可能性があることです。

JR北海道ではすでに復旧作業を開始していますが、被災した場所の中にはアクセス道路がない箇所もあるため、作業に時間を要するとしています。

そのため、8月28日時点では、少なくとも9月2日まで運転を見合わせる想定となっています。

なお、「9月2日に運転再開する」と決まったわけではありません。

今後、被災状況の全容や復旧の見込みが判明した段階で、JR北海道から改めて発表される予定です。

今回のように路盤流出や複数箇所での土砂流入が発生している場合、復旧作業の進捗によっては運転見合わせ期間が延長される可能性もあります。

室蘭本線を利用する予定がある方は、最新の運行情報を確認する必要があります。

8月30日から代行輸送を実施

運転見合わせが長期化することから、JR北海道では8月30日(日)から代行輸送を実施する予定です。

ただし、8月28日の発表時点では、代行輸送の詳しい内容については「詳細は改めてお知らせします」とされています。

代行バスなどの具体的な運行区間や本数、乗車方法などについては、今後のJR北海道の発表を確認する必要があります。

特に長万部~伊達紋別間は、特急「北斗」が走る札幌~函館間の主要ルートでもあるため、鉄道を利用する旅行者への影響も大きくなりそうです。

特急「北斗」を利用する場合は注意

今回の運転見合わせで、札幌~函館間の移動にも大きな影響が出ています。

特急「北斗」は長万部~伊達紋別間を通過するため、この区間が運転できない間は全列車が運休となります。

札幌から函館方面、あるいは函館から札幌方面へ旅行する予定がある場合は、運転再開の状況を確認してから旅行計画を立てたほうがよいでしょう。

JR北海道は今後、復旧状況や代行輸送について情報を更新するとみられます。

今後の運転再開情報に注目

今回の室蘭本線の被害は、静狩~小幌駅間を中心に複数箇所で発生しています。

特に路盤や道床が流出していることに加え、土砂流入や線路冠水、橋りょうの閉塞も確認されているため、復旧には一定の時間が必要になりそうです。

JR北海道は現時点で少なくとも9月2日までの運転見合わせを想定していますが、これは復旧予定日ではありません。

今後の調査や復旧作業によって、運転再開時期が変更される可能性があります。

室蘭本線の長万部~伊達紋別間を利用する方、特急「北斗」で札幌~函館間を移動する予定の方は、JR北海道の最新情報を確認するようにしてください。

※本記事の内容は2026年8月28日時点の情報です。運転再開や代行輸送の内容などは、今後変更される場合があります。

タイトルとURLをコピーしました