JR九州は2026年8月31日、令和8年熊本地震の影響で一部区間の運転を見合わせている九州新幹線について、9月18日(金)からの変更ダイヤを発表しました。
現在、九州新幹線では熊本駅~新水俣駅間で運転を取りやめていますが、9月18日の始発列車から全線で運転を再開する予定です。
ただし、運転再開後もしばらくは一部区間で徐行運転を行うため、熊本駅~鹿児島中央駅間では通常とは異なるダイヤとなります。
さらに、「さくら」「みずほ」の一部列車が熊本~鹿児島中央間で運休となるほか、乗り換えにも影響が出る可能性があります。
令和8年熊本地震の影響に伴う九州新幹線運行再開後のダイヤについて
JR九州ホームページ
九州新幹線は9月18日から全線運転再開へ
2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響により、九州新幹線では熊本駅~新水俣駅間で運転を見合わせています。
JR九州はこれまで、9月18日(金)の始発列車から同区間の運転を再開し、九州新幹線を全線で運転再開する予定と発表していました。
今回、その運転再開後に使用する定期列車の具体的なダイヤが発表されました。
JR九州によると、9月18日からの運転再開については、余震などの状況によって変更となる場合があります。
再開後も熊本~鹿児島中央間では徐行運転
今回のダイヤで特に注意したいのが、9月18日の運転再開=通常ダイヤへの完全復帰ではないという点です。
九州新幹線では、令和8年熊本地震の影響により、運転再開後も一部区間で通常より速度を落として運転します。
この影響を受け、熊本駅~鹿児島中央駅間では各駅の発車時刻・到着時刻が変更されます。
JR九州が発表した変更ダイヤは、こうした徐行運転による影響を反映したものとなっています。
そのため、これまで利用していた時間と同じ感覚で駅に行くと、列車の発車時刻が変わっている可能性があります。
特に熊本駅~鹿児島中央駅間を利用する場合は、9月18日以降の時刻をあらためて確認しておいたほうがよさそうです。
「さくら」「みずほ」5本が熊本~鹿児島中央間で運休
alt="さくら・みずほに使用されるN700系" class="wp-image-14740"/>徐行運転に伴うダイヤ変更だけではありません。
9月18日以降は、「さくら」「みずほ」の一部列車について、熊本駅~鹿児島中央駅間で運転を取りやめます。
運休となる5本の列車は
- 下り(熊本駅→鹿児島中央駅)
- さくら769号 熊本駅(21:43発)→鹿児島中央駅(22:39着)
- みずほ613号 熊本駅(22:01発)→鹿児島中央駅(22:44着) ※熊本駅~鹿児島中央駅間は「つばめ389号」として同一車両で各駅停車として運転
- さくら771号 熊本駅(22:40発)→鹿児島中央駅(23:25着)
- 上り(鹿児島中央駅→熊本駅)
- さくら742号 鹿児島中央駅(6:56発)→熊本駅(7:41着)
- さくら772号 鹿児島中央駅(18:41発)→熊本駅(19:37着)
そのため、山陽新幹線から九州新幹線へ直通する列車を利用して鹿児島方面へ向かう場合などは注意が必要です。
一方で、熊本駅~鹿児島中央駅間のすべての列車が運休するわけではなく、変更後のダイヤにより「つばめ」「さくら」「みずほ」などが運転されます。
JR九州が公開した時刻表では、熊本駅から鹿児島中央駅方面へ向かう列車と、鹿児島中央駅から熊本・博多・新大阪方面へ向かう列車のそれぞれについて、9月18日以降の時刻が掲載されています。
利用する列車が運転されるかどうか、事前に確認することをおすすめします。
鹿児島中央駅発の列車は「発車時刻の繰り上げ」に注意
今回の変更ダイヤでは、特に注意が必要な列車があります。
JR九州は、鹿児島中央駅始発のすべての上り列車について、熊本駅~鹿児島中央駅間の各駅で発車時刻を繰り上げて運転するとしています。
つまり、鹿児島中央駅から熊本・博多・新大阪方面へ向かう場合は、これまでの通常ダイヤより早い時間に駅を出発することになります。
5分~10分程度の変更ですが、接続列車を利用する場合には影響する可能性があります。また、すべての下り列車についても、熊本駅~鹿児島中央駅間の各駅で到着時刻が遅くなります。
在来線などとの乗り換えにも影響する可能性
今回のダイヤ変更では、もう一つ注意したい点があります。
JR九州は、運行時刻の変更によって、災害前の通常時刻で設定されていた接続列車に乗り換えられない場合があると案内しています。
日豊本線「きりしま」との接続
alt="特急きりしま787系" class="wp-image-14741" style="aspect-ratio:1.4988838877300839;width:640px;height:auto"/>- 宮崎・都城方面→熊本・博多方面
「きりしま13号」と接続する列車が「さくら772号」から「つばめ334号」に変更されます。また、他の列車についても九州新幹線の鹿児島中央駅の発車時刻が繰り上がるため接続時間が短くなります。
- 博多・熊本方面→都城・宮崎方面
「きりしま4号」と接続する列車が「つばめ305号」から「つばめ303号」に変更されます。熊本駅の時刻で24分早くなります。また、他の列車についても九州新幹線の鹿児島中央駅の到着時刻が遅くなるため接続時間が短くなります。
指宿枕崎線「指宿のたまて箱」との接続
alt="指宿のたまて箱キハ47系" class="wp-image-14742"/>- 指宿駅→熊本・博多方面
「指宿のたまて箱2号」と接続する列車が「さくら754号」から「さくら404号」に変更となります。熊本駅・博多駅への到着時刻が遅くなります。また、他の列車についても九州新幹線の鹿児島中央駅の発車時刻が繰り上がるため接続時間が短くなります。
- 博多・熊本方面→指宿駅
「指宿のたまて箱1号」と接続する列車が「みずほ601号」から「さくら401号」に変更となります。また、他の列車についても九州新幹線の鹿児島中央駅の到着時刻が遅くなるため接続時間が短くなります。
これまでのダイヤをもとに旅行や乗り換えを計画している場合は、9月18日以降の新しい時刻で確認する必要があります。
また、駅によっては「のりば」が変更となる場合もあるため、乗車当日は駅の案内表示も確認したほうがよいでしょう。
9月18日以降のきっぷは9月1日から発売
今回発表されたのは、毎日運転する定期列車のダイヤです。
9月18日以降に運転される臨時列車については、決まり次第、JR九州から別途発表される予定です。
なお、9月18日以降に利用する定期列車のきっぷは、9月1日(火)12時から発売されます。
これから熊本・鹿児島方面への旅行を予定している方は、きっぷの発売開始後に最新のダイヤを確認しておくとよいでしょう。
九州新幹線は全線再開へ 一方で「完全復旧」はもう少し先
今回の発表によって、7月28日の熊本地震で運転を見合わせていた九州新幹線の熊本~新水俣間について、9月18日から運転再開することが改めて具体化しました。
九州新幹線が博多から鹿児島中央まで再び一本につながることは、九州内を移動する利用者にとって大きなニュースです。
一方で、運転再開後もしばらくは徐行運転が続き、通常より時間がかかるほか、一部列車の運休や時刻変更も行われます。
特に鹿児島中央駅発の上り列車は発車時刻が繰り上げられるため、「9月18日から復旧するから、これまでの時刻で乗れる」と考えないことが大切です。
今後、臨時列車の運転やさらなるダイヤ変更などが発表される可能性もあります。
九州新幹線を利用する予定の方は、JR九州の公式サイトで最新の運行情報・時刻を確認してからお出かけください。
9月17日までは、新水俣駅~鹿児島中央駅間14往復の暫定ダイヤ
9月17日までは、熊本駅より南の区間は、新水俣駅~鹿児島中央駅間で1日14往復の各駅停車「つばめ号」による暫定ダイヤで運行されます。詳しくはこちらをご覧ください。
鹿児島本線(宇土駅~八代駅)・肥薩おれんじ鉄道(八代~肥後田浦間)はバス代行
一方で、鹿児島本線(宇土駅~八代駅)・肥薩おれんじ鉄道(八代駅~肥後田浦駅)では、バス代行が続いています。詳しくはこちらをご覧ください。2026年9月1日からバス代行区間・便数に変更があります。
まとめ
- 九州新幹線は2026年9月18日(金)始発から全線運転再開予定
- 現在運休している熊本~新水俣間も運転再開
- 運転再開後も一部区間で徐行運転
- 熊本~鹿児島中央間では発車・到着時刻を変更
- 「さくら」「みずほ」5本が熊本~鹿児島中央間で運休
- 鹿児島中央駅発の上り列車は発車時刻が繰り上げ
- 通常ダイヤでの接続列車に乗り換えられない場合もある
- 9月18日以降の定期列車のきっぷは9月1日12時から発売
- 臨時列車については今後発表予定




