宇野線(宇野みなと線)と赤穂線で運転されている臨時列車2往復について、運行期間がさらに延長されることが分かりました。
これまでは2026年9月30日までの運転となっていましたが、JR西日本の「JRおでかけネット」の列車時刻表を確認すると、対象列車の運転日は「2月28日まで運転」となっています。
2027年3月のダイヤ改正を前に、今後の扱いが気になるところです。
宇野線と赤穂線で1日2往復の臨時列車
今回、運転期間が延長されたのは、宇野線の茶屋町駅~宇野駅間と、赤穂線の西大寺駅~長船駅間で運転されている臨時列車です。
宇野線では、茶屋町駅~宇野駅間で1日2往復が設定されています。
対象となるのは次の2往復4本の列車です。
- 下り(茶屋町駅→宇野駅)
- 茶屋町9時35分発→宇野10時02分着
- 茶屋町13時11分発→宇野13時35分着
- 上り(宇野駅→茶屋町駅)
- 宇野8時58分発→茶屋町9時27分着
- 宇野12時41分発→茶屋町13時04分着
JRおでかけネットの列車時刻表では、4本の列車について2027年2月28日まで運転となっています。
この列車は、2025年度の瀬戸内国際芸術祭に合わせて設定された臨時列車が、その後も運転を続けているものです。
2026年5月にも、当初6月30日までだった運転が9月30日まで延長されていました。
今回はさらにその先まで運転されることになりました。
赤穂線も西大寺~長船で2往復
赤穂線では、西大寺駅~長船駅間で1日2往復の臨時列車が設定されています。
こちらは岡山駅~西大寺駅間を走る定期列車を長船駅まで延長する形で運転されている列車です。
- 下り(長船駅→西大寺駅)
- 長船10時43分発→西大寺10時55分着 列車は岡山駅より先の伯備線新見駅まで運転
- 長船13時59分発→西大寺14時09分着 列車は岡山駅より先の伯備線備中高梁駅まで運転
- 上り(西大寺駅→長船駅)
- 西大寺10時28分発→長船10時39分着
- 西大寺13時41分発→長船13時52分着
2025年3月のダイヤ改正では、それまで運転されていた列車の区間が短縮されましたが、その一部を臨時列車として復活させる形で2026年3月のダイヤ改正で臨時列車として増便が行われました。
この増便は、瀬戸内市の公共交通利用促進施策とも連携した取り組みとして実施されています。
つまり、宇野線と赤穂線では事情は少し異なるものの、いずれも「一度減った列車を臨時列車という形で増やしている」という共通点があります。
なぜ2027年3月のダイヤ改正が気になるのか
今回の運転期間延長で注目したいのは、2027年2月28日まで運転されるという点です。
2027年3月には、JRグループのダイヤ改正が予定されています。
そのため、今回の臨時列車については、2027年3月のダイヤ改正でどのような扱いになるのかが気になります。
もちろん、2月28日まで運転されることだけを理由に、定期列車へ昇格すると判断することはできません。
臨時列車として、さらに運転期間が延長される可能性もあります。
一方で、2026年3月のダイヤ改正から1年間にわたって、臨時列車という形で運転が続くことになります。
利用状況などを踏まえて、2027年3月のダイヤ改正で定期列車として設定される可能性も考えておきたいところです。
昨年も「定期列車への昇格」を予想しました
実は宇野線のこの2往復については、以前の記事でも定期列車への昇格について取り上げています。
2025年度の瀬戸内国際芸術祭終了後も運転が続いたことから、2026年3月のダイヤ改正で定期列車に昇格するのではないかと予想しました。
しかし、実際には定期列車にはならず、臨時列車として運転期間が延長されました。
その後も3か月単位で延長され、今回も2027年2月28日まで運転されることになりました。
結果として、私の昨年の予想は外れたわけですが、臨時列車として運転が続いていること自体は注目してよい動きだと思います。
「臨時列車を続ける」から「定期列車にする」へ?
鉄道のダイヤを考える場合、臨時列車を設定することと、定期列車として運転することは同じではありません。
臨時列車であれば、運転期間を限定して利用状況を確認することができます。
一方、定期列車として設定すれば、年間を通じて運転することになります。
そのため、今回の運転期間延長が、そのまま定期列車への昇格を意味するわけではありません。
ただ、宇野線・赤穂線で同じような増便が長期間続いていることを考えると、2027年3月のダイヤ改正では「この列車を今後どうするのか」という判断が行われても不思議ではありません。
特に宇野線では、昼間時間帯の列車本数を確保することで、茶屋町駅での乗り継ぎを含めた宇野方面への利便性向上につながります。
赤穂線についても、西大寺~長船間で列車が増えることで、岡山方面から瀬戸内市方面への移動の選択肢が増えます。
2027年3月のダイヤ改正で答えが出る?
9月21日に公開した「2027年3月岡山地区ダイヤ改正予想」では、宇野線・赤穂線について「10月以降も臨時列車が継続されるのか、定期列車に昇格するのか」に注目していました。
今回の運転期間延長によって、少なくとも2026年10月以降も運転が続くことが分かりました。
そして、次に注目したいのが2027年3月です。
定期列車への昇格となるのか。
それとも、再び臨時列車として運転期間が延長されるのか。
あるいは運転終了となるのか。
現時点では分かりませんが、2027年3月の岡山地区ダイヤ改正を考えるうえで、宇野線・赤穂線のこの2往復は引き続き注目しておきたい列車です。

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