JR東日本は、JR中央線(中央東線)武蔵境駅に直結する「(仮称)武蔵境駅東側駅ビル」の建設工事に2026年10月から着手すると発表しました。
計画地には、2026年3月31日に閉館した「nonowa武蔵境EAST」の跡地が含まれており、完成後は商業施設とホテルなどが入る9階建ての駅ビルとなります。
たのしむ、やすらぐ、つながる。武蔵境の新たな交流拠点の創出へ。
JR東日本ホームページ
~「(仮称)武蔵境駅東側駅ビル」の建設工事に着手~
「nonowa武蔵境EAST」跡地を含む約4950平方メートルを開発
「nonowa武蔵境EAST」は、JR武蔵境駅の東側で営業していた商業施設です。
2026年3月31日をもって閉館し、タリーズコーヒー、マツモトキヨシ、いろり庵きらく、QB HOUSE、地元野菜の直売所「しゅんかしゅんか」などが営業を終了しました。
今回の開発では、この「nonowa武蔵境EAST」を含む約4950平方メートルの敷地に、新たな駅ビルを建設します。
計画されている建物は鉄骨造・地上9階建てで、延床面積は約6000平方メートルです。
完成・開業は2028年度冬を予定しています。
1階は地域密着型の商業施設
新しい駅ビルの1階には、地域密着型の商業施設が整備されます。
運営するのはJR中央線コミュニティデザインです。
JR東日本によると、これまで「nonowa武蔵境EAST」で育まれてきた地域とのつながりを継承しながら、日々の買い物を楽しめる店舗やサービスを提供するとしています。
「nonowa」は中央線武蔵境駅~国立駅間の高架下などを中心に展開している商業施設です。
そのため、今回の施設も「nonowa武蔵境EAST」の閉館後に新しく生まれる商業ゾーンとして、武蔵境駅周辺の生活を支える役割を担うことになりそうです。
ただし、現時点では具体的なテナントについては発表されていません。
2~9階には「JR東日本ホテルメッツ 武蔵境」の新棟
駅ビルの2階から9階には、「JR東日本ホテルメッツ 武蔵境」の新棟が整備されます。
現在営業しているホテルに新しい棟を追加する形で、新棟と既存棟は2階部分で接続される計画です。
ホテルの運営は日本ホテルが担当します。
武蔵境駅はJR中央線の駅であるだけでなく、西武多摩川線の起点となっているため、JR中央線沿線だけでなく西武線を利用する人にとっても駅前の宿泊施設が拡充されることになります。
西武多摩川線の武蔵境駅にも関係する開発
alt="西武多摩川線 西武101系" class="wp-image-17162"/>今回の発表で個人的に気になるのが、西武ホールディングスなど関係者との連携が盛り込まれていることです。
武蔵境駅はJR中央線と西武多摩川線の接続駅です。
JR東日本の発表でも、西武ホールディングスをはじめとする関係者との連携によって、武蔵境エリアの持続的なまちづくりを進めるとしています。
西武多摩川線は、武蔵境駅から是政駅までを結ぶ路線です。
駅前に新しい商業施設やホテルが整備されることで、JR中央線だけでなく西武多摩川線を利用して武蔵境駅を訪れる人にとっても、駅周辺の利便性が変わっていくことになります。
以前の記事では、西武鉄道が101系を池袋線で運転する「復刻!池袋線101系乗車ツアー」を紹介しました。
また、今年5月には、西武10000系「ニューレッドアロー」をJR東日本の路線へ乗り入れさせる計画も発表されています。
今回の武蔵境駅の開発と直接関係するイベントではありませんが、JR中央線と西武線が接続する武蔵境駅という視点から見ると、鉄道と駅周辺の変化を合わせて見ることができます。
駅を中心に「商業・ホテル・交流」の機能を整備
今回の施設には、商業施設とホテルだけでなく、コミュニティスペースも整備される予定です。
地域イベントなどを開催し、地域住民や駅利用者が交流できる場所として活用することが想定されています。
つまり今回の開発は、単純に「閉館した商業施設の跡地に新しい建物を建てる」というだけではありません。
JR中央線と西武多摩川線が接続する武蔵境駅を中心として、
- 日常の買い物を支える商業施設
- 駅利用者などが宿泊できるホテル
- 地域イベントなどに使えるコミュニティスペース
を一体的に整備する計画となっています。
「nonowa武蔵境EAST」が閉館したときには、駅を利用する人にとって見慣れた店舗がなくなったことになりますが、2028年度冬にはその場所を含むエリアに新しい駅ビルが誕生する予定です。
JR東日本と西武鉄道は、車両の相互乗り入れや駅周辺の開発など、鉄道会社の枠を越えた連携を進めています。今後、両社の関係がどのように広がっていくのかも気になるところです。

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