愛知県で東部丘陵線(リニモ)を運行している愛知高速鉄道は、2026年9月1日から運賃の値上げを行うことを発表しました。値上げ幅は、普通旅客運賃14.0%・通勤定期が15.0%・通学定期が1%となっています。普通運賃は、大人の場合全区間40円値上げとなります。また、1日乗車券も大人900円・小児450円となります。
愛知高速鉄道ホームページ
普通運賃は全区間で40円値上げ
普通運賃は距離に関係なく一律40円の値上げとなります。
主な運賃は次の通りです。
| 距離 | 現行運賃 | 改定後 |
|---|---|---|
| ~2km | 170円 | 210円 |
| ~4km | 240円 | 280円 |
| ~6km | 300円 | 340円 |
| ~8km | 360円 | 400円 |
| 8km超 | 380円 | 420円 |
これにより、初乗り運賃は170円から210円へと大きく引き上げられます。
定期券も値上げ
定期券も値上げの対象となり、平均改定率は次の通りです。
- 通勤定期 約15.0%値上げ
- 通学定期 約12.8%値上げ
普通運賃よりもやや高い値上げ率となる通勤定期は、沿線利用者にとって影響が大きくなりそうです。
1日乗車券など企画きっぷも改定
今回の運賃改定では
- 1日乗車券(大人 800円→900円 小児 400円→450円)
- 各種企画乗車券
- 回数券類
なども値上げの対象となります。
リニモは観光客の利用も多いため、観光利用者にも影響が及ぶことになります。
開業から20年、設備更新費用が課題に
alt="愛・地球博記念公園駅とリニモ" class="wp-image-3899"/>リニモは2005年の
愛知万博 のアクセス路線として開業しました。
2025年で開業から20年を迎えることになり、現在は
- 車両の更新
- 自動列車運転装置(ATO)
- 保安装置(ATC)
- 駅設備
などの大規模な設備更新の時期に差し掛かっています。
また、
- 電気料金の高騰
- 資材価格の上昇
- 人件費の増加
などの影響もあり、今回の運賃改定が必要と判断されたとしています。
ジブリパーク開業で利用者は増加
alt="ジブリパークの観覧車とリニモ" class="wp-image-3898"/>リニモ沿線には
ジブリパーク があり、2022年の開業以降は観光客の利用が増加しています。
リニモの年間利用者数は
- 開業当初:約500万人
- 近年:1000万人以上
と大きく増加しており、沿線人口の増加や観光需要の拡大によって利用は回復傾向となっています。
日本初の常設営業リニア
リニモ(東部丘陵線)は
- 藤が丘駅
- 八草駅
を結ぶ約8.9kmの路線です。
磁気浮上式のリニアモーターカーを採用しており、
日本で初めて常設営業されたリニア鉄道として知られています。
静かでスムーズな走行が特徴で、都市交通として運行されています。
まとめ
リニモは2026年9月1日から
- 普通運賃 一律40円値上げ
- 平均改定率 約14%
- 定期券・1日乗車券なども値上げ
となります。
開業から20年を迎える中で、設備更新や物価上昇への対応としての運賃改定となりますが、沿線利用者や観光客への影響も注目されそうです。

