広島電鉄横川線 十日市町~別院前で1000形試運転車両で時速50キロメートル運転実施へ 問題なければ営業運転でも

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広島電鉄は、2026年3月4日から横川線 十日市町停留場から別院前停留場間の区間で、1000 形試運転車両を軌道運転規則で定められている時速40キロメートルを超える時速50キロメートルで運行すると発表しました。この試運転で問題がなければ乗客のいる状態での時速50キロメートルを行うことになっています。今後の路面電車の高速化に繋がる今回の試運転に期待が持たれます。

路面電車の速度向上試験について

広島電鉄ホームページ

広島電鉄が横川線で速度向上に向けた新たな試み

広島電鉄は、横川線の十日市町停留場~別院前停留場間において、1000形車両を使用した時速50キロメートル運転の試運転を実施することを発表しました。これまで併用軌道区間での最高速度は40km/hとされてきましたが、今回の試験ではそれを上回る速度での走行が予定されています。

1000形試運転車両で安全性と走行性能を検証

試運転には、加速性能や制動性能に優れる1000形車両が使用されます。試験区間では、常に50km/hで走行するわけではなく、信号や道路交通状況に応じて速度を調整しながら、走行安定性やブレーキ性能、交差点通過時の安全性などを確認します。なお、1000形以外の車両については、引き続き最高速度40km/h以下での運転が続けられます。

国の例外許可を得て実施する実証試験

今回の速度向上試験は、軌道運転規則に基づく通常の速度制限を超えるため、国土交通省の例外許可を受けて実施されます。併用軌道という環境下で、自動車や歩行者との共存を前提に、安全性を確保したうえでどこまで速達化が可能かを検証する、実証的な取り組みとなります。

問題なければ営業運転での導入も視野

広島電鉄では、今回の試運転の結果を踏まえ、安全面などに問題がないと確認された場合には、同区間で営業運転でも時速50キロメートル運転を導入することを検討するとしています。営業運転に反映されれば、所要時間の短縮だけでなく、自動車との速度差縮小による交通の円滑化や安全性向上といった効果も期待されます。

路面電車の速達化に向けた今後の動向に注目

併用軌道での50km/h運転は全国的にも例が少なく、今回の試みは路面電車の速達化を考えるうえで注目度の高い取り組みです。横川線での検証結果が、今後ほかの区間や路線へと広がっていくのか、引き続き注目していきたいところです。

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