函館本線(山線)で盛土崩壊 長万部~蘭越が運休、再開はいつ?

春の羊蹄山とデクモ(H100形) JR北海道

北海道を代表する幹線のひとつ、函館本線。
そのうち長万部~小樽を結ぶ、いわゆる「山線」で、またしても自然災害による運休が発生しました。

JR北海道によりますと、2026年3月31日に線路を支える盛土の崩壊が見つかり、長万部駅~蘭越駅間が運休となっています。
運転再開までは10日前後を要する見通しが示されました。

函館線 熱郛~目名駅間で発生した盛土の表層の一部が崩れたことによる列車への影響について

JR北海道ホームページ

何が起きたのか

今回のトラブルは、熱郛~目名駅間で発生した盛土崩壊です。
雪解けの時期を迎え、周辺の河川が増水。その影響で線路脇の盛土が浸食され、一部が大きく崩れたとされています。

盛土は線路を安全に支えるための重要な構造物。
列車を走らせたままの応急対応は難しく、安全確認と復旧工事のため、区間運休という判断に至りました。


運休区間と利用者への影響

現在、長万部~蘭越駅間は終日運休
函館本線の中でも本数が多くない区間だけに、地域の移動や観光への影響は小さくありません。

特にこの区間は、
・札幌~函館を結ぶ長距離移動
・ニセコ方面への観光アクセス
といった役割も担っており、「山線が止まる」ことの重みを改めて感じさせます。


運休している列車

現在、函館本線では下り列車4本と上り列車5本が運休しています。

下り列車(長万部駅→倶知安駅)

  • 長万部(6:05)→小樽(9:17) 長万部~蘭越間運休
  • 長万部(14:45)→倶知安(16:16) 全区間運休
  • 長万部(16:38)→小樽(19:49) 長万部~蘭越間運休
  • 長万部(20:02)→小樽(22:50) 長万部~倶知安間運休

上り列車(倶知安駅→長万部駅)

  • 倶知安(6:22)→長万部(7:55) 蘭越~長万部間運休
  • 倶知安(12:20)→長万部(13:50) 全区間運休
  • 倶知安(16:55)→長万部(18:27) 蘭越~長万部間運休
  • 小樽(17:46)→長万部(20:45) 倶知安~長万部間運休
  • 小樽(19:30)→長万部(22:33) 倶知安~長万部間運休

代行輸送で何とかカバー

JR北海道では、鉄道が走れない間、代行バスによる輸送を実施しています。
ただし、道路事情や所要時間の違いもあり、
「列車と同じ感覚で使える」というわけにはいきません。

特に乗り継ぎが多い利用者にとっては、時間的・心理的な負担も大きい状況です。

代行バス時刻

代行バスは、長万部駅~倶知安駅間で2往復運行しています。

下り代行バス(長万部駅→倶知安駅)

駅名1便3便
長万部6:0513:00
黒松内6:3513:30
熱郛6:5013:45
目名7:1014:05
蘭越7:2514:20
昆布
ニセコ7:50
比羅夫
倶知安8:1515:05

上り代行バス(倶知安駅→長万部駅)

駅名2便4便
倶知安9:4017:00
比羅夫
ニセコ17:25
昆布
蘭越10:2517:50
目名10:4018:05
熱郛11:0018:25
黒松内11:1518:40
長万部11:4519:10

復旧は「10日前後」…ただし

公式発表では、復旧まで10日前後とされています。
ただし現地は、
・重機の搬入が容易でない
・天候の影響を受けやすい
といった条件が重なり、作業が長引く可能性も否定できません。

過去にも山線では、
「想定より復旧が延びた」
「仮復旧後に再点検が入った」
といったケースがあり、今後の発表には注意が必要です。


岡山から見ても“他人事ではない”

岡山を拠点に鉄道を見ていると、
「北海道の話でしょ?」と思われがちですが、実は決して他人事ではありません。

山あいを走る地方路線
老朽化した土木構造物
自然災害の頻発

これらは、伯備線や芸備線など、中国地方の路線とも共通する課題です。

今回の函館本線の事例は、
「これから地方鉄道は何に備えなければならないのか」
を考えさせられる出来事とも言えそうです。


まとめ

・函館本線(山線)で盛土崩壊が発生
・長万部~蘭越駅間が運休
・復旧は10日前後の見通し
・代行バスで対応中
・地方路線共通の課題が浮き彫りに

まずは安全第一で、無事の復旧を待ちたいところですね。


JR東日本の、山田線も心配ですね。

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