引退した鉄道車両がサウナに変身!  富士急行「下吉田駅」に日本初の常設サウナ施設「サ電」2026年12月オープン

富士急行1000形 富士急行

山梨県の富士急行線下吉田駅で、引退した鉄道車両を活用した日本初の常設サウナ施設「サ電(SADEN)」が2026年12月にオープンします。

鉄道車両を再利用したカフェや宿泊施設は全国各地にありますが、サウナとして生まれ変わるケースは非常に珍しく、日本初の取り組みとなります。

鉄道ファンはもちろん、近年人気が高まっているサウナ愛好家や富士山観光を目的とする旅行者からも注目を集めそうです。

サ電 SADEN|富士急行のサウナ電車

引退した1000系が「サ電」として第二の人生へ

サウナとして活用されるのは、2024年12月に営業運転を終了した富士急行1000系1001号編成です。

この車両は、もともと京王電鉄で活躍していた「5000形」車両を譲り受けたもので、富士急行線では長年にわたり多くの利用者を運んできました。

営業運転終了後は保存方法が注目されていましたが、解体ではなく新たな施設として活用されることになりました。

「サ電」は、単に車両を展示するのではなく、実際に人が利用できるサウナ施設へ改装されるのが特徴です。

引退した鉄道車両が、新たな観光資源として再び活躍することになります。

駅構内だからこそ味わえる特別な体験

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富士急行「下吉田駅」

「サ電」は下吉田駅構内に設置される予定です。

最大の特徴は、駅に停車した車両をそのまま利用すること。

サウナで温まりながら、現役列車がホームへ到着・発車する様子を間近に感じることができます。

列車が通過する音や振動を感じながら”ととのう”という体験は、通常のサウナでは味わえません。

鉄道好きにとっては、列車の走行音をBGM代わりにリラックスできる、まさに夢のような空間となりそうです。

施設内にはサウナ室だけでなく、水風呂や受付、外気浴スペースも整備される予定です。また、水着着用で男女一緒に利用できる施設となる計画で、家族連れやグループでも利用しやすい施設になりそうです。

下吉田駅は富士山観光の人気スポット

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新倉富士浅間神社

サウナが設置される下吉田駅は、富士急行線の中でも国内外から多くの観光客が訪れる駅として知られています。

駅から徒歩圏内には、新倉山浅間公園や忠霊塔があり、五重塔と富士山を一緒に撮影できる絶景スポットとして世界的にも有名です。

春には桜、秋には紅葉との組み合わせを楽しめることから、海外からの観光客も数多く訪れています。

こうした観光スポットを巡った後にサウナで汗を流し、外気浴で富士山周辺の自然を感じながらゆっくり過ごすという新しい観光スタイルも期待されています。

富士急行線を利用する目的が「移動」だけではなく、「サウナを楽しむため」にもなるかもしれません。

全国で進む引退車両の再活用

近年、老朽化した鉄道車両は維持費や保管場所の問題から解体されるケースが少なくありません。

一方で、近年は鉄道車両を別の用途で再活用する取り組みも増えています。

車内をカフェに改装したり、宿泊施設や休憩スペースとして活用したりする事例は各地で見られるようになりました。

しかし、「サウナ」という用途は全国的にも非常に珍しく、鉄道車両の新たな活用方法として注目を集めそうです。

鉄道車両は、単に保存して展示するだけでは維持費が大きな負担となります。一方で、こうした収益を生み出せる施設として活用することで、車両を長く保存できる可能性も高まります。

鉄道文化を未来へ残す新しい方法としても、「サ電」の取り組みは興味深い事例と言えるでしょう。

鉄道ファンだけではない新たな客層にも期待

サウナブームが続く中、全国では個性的なサウナ施設が人気を集めています。

「列車の中でサウナ」というコンセプトは全国でも珍しく、鉄道ファンだけでなくサウナ巡りを趣味とする人にとっても魅力的な施設となりそうです。

さらに、富士山観光と組み合わせることで、外国人旅行者にも人気が出る可能性があります。

近年は「体験型観光」の人気が高まっていますが、「サ電」は鉄道・サウナ・富士山観光という3つの魅力を組み合わせた施設として、新たな観光名所になるかもしれません。


「下吉田駅」と同じ富士吉田市にある「寿駅」では列車交換施設を2028年3月のダイヤ改正での使用開始を目指して現在整備中です。これにより1時間あたりの列車本数が2本→3本に増加する予定となっています。

まとめ

引退した車両が解体されるニュースを耳にするたびに寂しさを感じる鉄道ファンは少なくありません。

その一方で、今回のように車両そのものを生かしながら新たな役割を与える取り組みは、鉄道文化を未来へつないでいく方法の一つと言えそうです。

特に「サ電」は、車両を眺めるだけではなく、実際に車内で過ごし、その魅力を体感できる施設となる点が大きな特徴です。

2026年12月のオープン後は、富士急行線を訪れる新たな目的地として話題になることが期待されます。

鉄道ファンはもちろん、サウナ好きや富士山観光を予定している方も、一度訪れてみたくなる施設となりそうです。

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