大井川鐵道は、井川線「南アルプスあぷとライン」をお得に楽しめる夏休み限定の「往復プラン」を発売します。
2026年7月から観光鉄道として新たなスタートを切った井川線ですが、今回は家族旅行やグループ旅行、一人でじっくり楽しみたい人など、それぞれの旅行スタイルに合わせた3種類のプランを用意。
なかでも、千頭駅から井川駅まで井川線を全線乗車しながら、途中下車もできる「南アルプスあぷとライン 往復ぷらっとプラン」は、奥大井湖上駅にも立ち寄れるお得な内容となっています。
夏休み限定!南アルプスあぷとラインにお得な「往復プラン」が新登場!
大井川鐡道ホームページ
井川線は2026年7月1日にダイヤ改正実施
大井川鐡道井川線(南アルプスあぷとライン)では、7月1日に井川線の料金体系見直しとダイヤ改正を行いました。これにより、井川線では一部の列車を使用する場合を除き、1乗車あたり3,500円(こども1,750円)となりました。
下り(千頭駅→井川駅)
| 列車番号 | 271 | 471 | 273 | 473 | 405 |
|---|---|---|---|---|---|
| 種別 | 観光列車 | 観光列車 | 観光列車 | 観光列車 | 観光列車 |
| 予約 | 完全予約 | 完全予約 | 完全予約 | 完全予約 | 一般車あり |
| 千頭 | 9:15 | 10:05 | 12:20 | 13:35 | 14:35 |
| 川根両国 | レ | レ | レ | レ | 14:39 |
| 沢間 | レ | レ | レ | レ | 14:44 |
| 土本 | レ | レ | レ | レ | 14:50 |
| 川根小山 | レ | レ | レ | レ | 14:58 |
| 奥泉 | 9:44 | 10:34 | 12:51 | 14:04 | 15:04 |
| アプトいちしろ | 10:03 | 10:51 | 13:08 | 14:21 | 15:21 |
| 長島ダム | 10:15 | 11:03 | 13:19 | 14:33 | 15:33 |
| ひらんだ | レ | レ | レ | レ | 15:37 |
| 奥大井湖上 | 10:25 | 11:12 | 13:29 | 14:42 | 15:42 |
| 接岨峡温泉 | 10:31 | 11:18 | 13:35 | 14:48 | 15:48 |
| 尾盛 | レ | = | 13:44 | = | = |
| 閑蔵 | 10:49 | レ | |||
| 井川 | 11:07 | 14:12 |
上り(井川駅→千頭駅)
| 列車番号 | 402 | 474 | 272 | 476 | 274 |
|---|---|---|---|---|---|
| 種別 | 観光列車 | 観光列車 | 観光列車 | 観光列車 | 観光列車 |
| 予約 | 一般車あり | 完全予約 | 完全予約 | 完全予約 | 完全予約 |
| 井川 | 12:25 | 15:20 | |||
| 閑蔵 | 12:43 | レ | |||
| 尾盛 | = | = | レ | = | 15:48 |
| 接岨峡温泉 | 10:45 | 12:10 | 13:01 | 15:15 | 15:56 |
| 奥大井湖上 | 10:53 | 12:18 | 13:09 | 15:23 | 16:04 |
| ひらんだ | 10:57 | レ | レ | レ | レ |
| 長島ダム | 11:06 | 12:30 | 13:23 | 15:37 | 16:16 |
| アプトいちしろ | 11:17 | 12:41 | 13:37 | 15:48 | 16:28 |
| 奥泉 | 11:26 | 12:50 | 13:49 | 15:57 | 16:37 |
| 川根小山 | 11:33 | レ | レ | レ | レ |
| 土本 | 11:40 | レ | レ | レ | レ |
| 沢間 | 11:45 | レ | レ | レ | レ |
| 川根両国 | 11:51 | レ | レ | レ | レ |
| 千頭 | 11:55 | 13:18 | 14:20 | 16:25 | 17:04 |
井川線の夏休み限定「往復プラン」
今回のプランは、いずれも千頭駅を起点として井川線を往復する旅行商品です。
大井川鐵道によると、通常の片道乗車プランを組み合わせるよりも安く利用できる設定となっており、夏休みに奥大井方面へ出かける人には注目のプランとなりそうです。
設定されるのは次の3種類です。
①アプト式トロッコ体験ファミリープラン(8月4日~30日)
alt="アプト式線路の導入部" class="wp-image-12463"/>まずは、家族旅行にぴったりなのが「夏休み限定!アプト式トロッコ体験ファミリープラン!」です。
千頭駅と奥大井湖上駅の間を往復するプランで、料金は1組12,000円。
大人2人分の料金で、中学生以下の子ども2人まで追加料金なしで同伴できます。
つまり、大人2人と中学生以下の子ども2人の4人家族なら、1人あたり3,000円で井川線のトロッコ列車を往復利用できます。
通常の片道乗車プランを組み合わせた場合と比較すると、大人2人・中学生1人・小学生1人の場合で約51%割安。子ども2人が中学生の場合は最大約57%割安になるという、大幅な割引設定です。
利用期間は8月4日から8月30日まで。
奥大井湖上駅では自由散策の時間も設定されているため、駅周辺の景色をゆっくり楽しめます。
なお、このプランは大人2人が基本となっており、大人3人以上での利用はできません。中学生以下の子どもは2人まで無料同伴できます。
夏休みに家族で大井川鐵道へ出かけるなら、かなり使いやすいプランではないでしょうか。
②2人でも4人でもお得な往復プラン(8月7日~30日)
alt="接岨峡温泉" class="wp-image-12464"/>2つ目は「二人で満足!4人で満喫!千頭⇔奥大井湖上・接岨峡温泉 往復プラン」です。
千頭駅と接岨峡温泉駅の間を往復できるプランで、途中の駅で乗り降りすることもできます。
料金は、
2人で満足プラン:2名12,000円
4人で満喫プラン:4名22,000円
となっています。
大人・小児とも同額なのが特徴です。
2人で利用した場合は1人あたり6,000円。通常の片道乗車プランを組み合わせる場合と比較して約14%割安になります。
さらに4人なら1人あたり5,500円となり、約21%割安です。
利用期間は8月7日から8月30日まで。
千頭駅から接岨峡温泉駅までの間では、途中の駅で降車することもできます。ただし、指定された列車以外には乗車できないため、利用する際はあらかじめ行程を確認しておく必要があります。
③井川線を全線楽しめる「往復ぷらっとプラン」(8月7日~30日)
alt="大井川鐡道(井川駅)" class="wp-image-12465"/>そして、今回の3プランの中でも特に注目したいのが「南アルプスあぷとライン 往復ぷらっとプラン」です。
千頭駅と井川駅の間を往復する、井川線を全線楽しめるプラン。
料金は大人6,500円、小児3,250円です。
このプランの最大の特徴は、往路または復路のどちらかで1回だけ途中下車できること。
通常の片道乗車プランでは、途中下車を挟んだ行程の場合に3回分の乗車プランを購入する必要がありますが、この「往復ぷらっとプラン」なら、途中下車を含めて大人6,500円で利用できます。
通常と比べて約38%割安です。
例えば、
千頭駅
↓
奥大井湖上駅で下車
↓
次の列車に乗車
↓
井川駅
という行程が可能です。
実際に設定されているモデルコースでは、千頭駅を10時05分に出発する471列車に乗車し、奥大井湖上駅に11時12分着。
ここで一度下車して、13時29分発の273列車に乗り換え、井川駅には14時12分に到着します。
奥大井湖上駅での滞在時間を確保しながら、さらに井川線の終点・井川駅まで乗車できるのは、このプランならではの楽しみ方でしょう。
また、大井川鐵道では、奥大井湖上駅で下車したあと、接岨峡温泉駅まで徒歩で移動して、その後の指定列車に乗車することも案内しています。
「奥大井湖上駅だけ見て帰る」のではなく、井川線の旅そのものを楽しみたい人に向いたプランと言えそうです。
井川線は2026年7月から「観光鉄道」に
alt="奥大井湖上駅と奥大井レインボーブリッジ" class="wp-image-12462"/>今回の往復プランを紹介するうえで触れておきたいのが、井川線の大きな変化です。
大井川鐵道は2026年7月1日から、井川線を「観光鉄道」として運行する新たな仕組みをスタートさせました。
従来のように区間ごとの運賃を支払って乗車する形から、観光列車としての乗車体験を商品化する方式へと移行。
観光列車は座席定員制となり、事前予約を基本としています。
通常の片道乗車プランは大人3,500円、小児1,750円となっており、今回の「往復プラン」は、この仕組みを利用して井川線をよりお得に楽しめるよう設定されたものです。
特に井川線は、千頭駅から井川駅まで乗り通すとかなり長い時間を列車の旅に使うことになります。
途中には日本唯一のアプト式区間や、湖の上に浮かぶような景観で知られる奥大井湖上駅など、普通の鉄道旅行とは一味違った見どころがあります。
そのため、途中下車を組み合わせながら楽しめる「往復ぷらっとプラン」は、井川線の観光鉄道化とも相性の良い商品ではないでしょうか。
また、井川線の列車はインターネットの事前予約が原則となりました。
予約はインターネットから
今回の3プランはいずれも日帰りの事前予約制です。
プラン①は7月31日から販売が始まっており、プラン②・③は8月6日から発売開始となります。
プラン①の利用期間は8月4日から8月30日まで、プラン②・③は8月7日から8月30日までです。
いずれも乗車日の前日23時59分まで申し込めますが、1日あたりの販売数には限りがあり、満席になれば販売終了となります。
また、駅窓口や車内での販売は行われず、専用予約サイトからの事前予約が必要です。
乗車時には電子チケットを提示する形となりますが、奥大井湖上駅などでは電波が弱い場合があるため、大井川鐵道では事前にバウチャー画面のスクリーンショットを撮影するか、印刷して持参するよう案内しています。
旅行先ではスマートフォンの電波が十分に届かないこともありますから、この点は忘れないようにしたいところです。
まとめ 夏休みは「乗ること」そのものを楽しみたい
大井川鐵道の井川線は、単に目的地へ移動するための鉄道ではなく、車窓やアプト式区間、奥大井湖上駅などを含めて「列車に乗ることそのもの」が観光になる路線です。
2026年7月から観光鉄道として新しい形に変わった井川線ですが、今回の夏休み限定プランでは、家族旅行、グループ旅行、そして一人でじっくり楽しむ旅行者、それぞれに合った選択肢が用意されました。
特に「南アルプスあぷとライン 往復ぷらっとプラン」は、千頭駅から井川駅まで全線を楽しみながら途中下車もできるため、奥大井湖上駅を含めて井川線を満喫したい人には魅力的な内容です。
この夏、静岡県の山あいを走るアプト式トロッコ列車に乗って、普段とは少し違う鉄道旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。



