JR東海は、飯田線の名物列車「飯田線秘境駅号」を2026年10月・11月にも運転すると発表しました。
373系3両編成の急行列車で、飯田線の秘境駅を巡る人気の臨時列車です。
2026年春にも運転された「飯田線秘境駅号」ですが、今回は秋の紅葉シーズンに合わせて5日間運転されます。
JR東海ホームページ
373系「飯田線秘境駅号」を5日間運転
2026年秋の「飯田線秘境駅号」は、10月24日・31日、11月7日・14日・21日の土曜日に運転されます。
運転区間は豊橋駅~飯田駅間で、上下各1本を運転します。
| 運転日 | 運転区間 |
|---|---|
| 10月24日(土) | 豊橋~飯田・飯田~豊橋 |
| 10月31日(土) | 豊橋~飯田・飯田~豊橋 |
| 11月7日(土) | 豊橋~飯田・飯田~豊橋 |
| 11月14日(土) | 豊橋~飯田・飯田~豊橋 |
| 11月21日(土) | 豊橋~飯田・飯田~豊橋 |
使用車両は、今回も373系3両編成です。
下り(豊橋駅→飯田駅)
備考欄の秘境駅順位は、牛山隆信氏がホームページ「秘境駅へ行こう」で紹介している秘境駅ランキングの順位です。
リンク:秘境駅へ行こう!
| 停車駅 | 発車時刻 | 停車時間 | 備考 |
| 豊橋 | 9:50 | ||
| 新城 | 10:44 | 20分 | |
| 柿平 | 11:15 | 5分 | 174位 |
| 東栄 | 11:35 | 10分 | |
| 大嵐 | 12:25 | 14分 | |
| 小和田 | 12:49 | 20分 | 3位 |
| 中井侍 | 13:03 | 9分 | 10位 |
| 伊那小沢 | 13:14 | 7分 | 62位 |
| 平岡 | 13:56 | 35分 | |
| 為栗 | 14:15 | 11分 | 13位 |
| 田本 | 14:42 | 17分 | 5位 |
| 金野 | 14:58 | 4分 | 6位 |
| 千代 | 15:04 | 4分 | 20位 |
| 天竜峡 | 15:14 | 6分 | |
| 飯田 | 15:30着 |
上り(飯田駅→豊橋駅)
| 停車駅 | 発車時刻 | 停車時間 | 備考 |
| 飯田 | 13:05 | ||
| 天龍峡 | 13:22 | 1分 | |
| 千代 | 13:34 | 9分 | 20位 |
| 金野 | 13:49 | 12分 | 6位 |
| 田本 | 14:19 | 15分 | 5位 |
| 為栗 | 14:37 | 10分 | 13位 |
| 平岡 | 15:03 | 17分 | |
| 中井侍 | 15:18 | 7分 | 10位 |
| 小和田 | 15:43 | 20分 | 3位 |
| 浦川 | 16:33 | 16分 | |
| 豊橋 | 18:12 着 |
小和田・田本など秘境駅に長時間停車
alt="飯田線 小和田駅" class="wp-image-15731"/>「飯田線秘境駅号」の魅力は、普段の列車ではなかなか降りる機会のない駅に停車し、周辺を歩いて楽しめることです。
今回も、秘境駅として知られる小和田駅、田本駅、金野駅、中井侍駅などに停車します。
特に小和田駅では約20分、田本駅では約15~17分停車するなど、写真撮影や駅周辺の散策を楽しめる時間が設定されています。
また、飯田線の山間部を走る列車ならではの車窓も見どころです。
車内では飯田線の景勝地で徐行運転を行うほか、車内放送による案内も予定されています。
乗車記念証の配付や、一部の駅での地元特産品販売なども行われます。
10月24日と11月7日は「ゼロカーボンデー」
今回の秋運転で注目したいのが、10月24日と11月7日の「ゼロカーボンデー」です。
JR東海は、長野県大鹿村・伊那市・飯田市で進められている森林整備の取り組み「南アルプス育みの森」を支援しています。
この取り組みで森林が吸収したCO2吸収量を活用し、10月24日と11月7日は「飯田線秘境駅号」など飯田線の列車を実質的にCO2排出ゼロで運転します。
春の「飯田線秘境駅号」と比べても、今回はこうした環境への取り組みが加わっている点が特徴です。
秘境駅として注目される一方、北海道では廃止される駅も
「飯田線秘境駅号」が停車する駅には、牛山隆信氏のホームページ「秘境駅へ行こう!」の秘境駅ランキングで上位に入る駅があります。
小和田駅は3位、田本駅は5位、金野駅は6位。いずれも「秘境駅」として全国的に知られている駅です。
一方で、秘境駅ランキングに掲載されている駅のすべてが、今後も残るとは限りません。
北海道では、宗谷本線の瑞穂駅が55位、函館本線の赤井川駅が94位にランクインしていますが、両駅についてはJR北海道から廃止に向けた動きが出ています。
瑞穂駅については、JR北海道から士別市に対して2027年春のダイヤ改正に合わせた営業終了に向けた協議の打診があり、士別市も営業終了を受け入れる方針を示しています。
秘境駅は、鉄道ファンにとっては訪れてみたい魅力的な駅である一方、利用者が少なく、駅を維持することが難しい駅でもあります。
「飯田線秘境駅号」のように、秘境駅そのものを観光資源として列車で訪れる機会が設けられている路線がある一方、北海道では駅そのものの存続が難しくなっている――。
同じ「秘境駅」という言葉でも、その置かれている状況は大きく異なります。
秋の飯田線をゆっくり楽しむ旅
飯田線は、豊橋駅から長野県の飯田駅方面へ山あいを走り、数多くの秘境駅が存在する路線として知られています。
その飯田線を373系に乗ってゆっくり巡る「飯田線秘境駅号」。
春に続いての運転となりますが、今回は10月下旬から11月下旬にかけての運転となるため、秋の飯田線の風景を楽しめる列車となりそうです。
特に10月24日と11月7日は「ゼロカーボンデー」に設定されているため、列車の旅だけでなく、飯田線沿線の森林や自然について考える機会にもなりそうです。
なお、乗車には乗車券のほか、急行券と指定席券が必要です。
指定席は乗車日の1カ月前、午前10時から全国のJRの主な駅などで発売されます。
※運転時刻や停車時間などは変更される場合があります。また、天候や輸送障害などにより運休となる場合があります。
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「飯田線秘境駅号」の2026年春の運転については、こちらの記事で紹介しています。


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