2024年3月に北陸新幹線の敦賀延伸に伴って開業したハピラインふくい。
開業前から注目されていた取り組みの一つが、ハピラインふくいが導入を予定している観光用気動車です。
「最短で2027年春」の営業開始を目指すとされていましたが、2026年9月となった現在、そろそろ車両の詳細などについて続報が聞きたいところです。
今回は、ハピラインふくいの観光用気動車について、これまでの計画を振り返りながら、今後の発表に期待したいと思います。
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ハピラインふくいが観光列車の導入を計画
ハピラインふくいの観光列車については、2023年7月に福井県内で報じられたことがきっかけとなりました。
福井県が観光列車の提供サービスや運行ルートなどについて利用者の需要を調査し、ハピラインふくいが観光列車の導入に向けた準備を進めるという内容です。
当時の報道では、最短で2027年春の運行開始を目指すとされていました。
ハピラインふくいは通常、交直両用型電車の521系電車を使用しています。
北陸本線の敦賀~大聖寺間は交流・直流の電化区間ですが、観光列車については「気動車」が計画されている点も大きな特徴です。
つまり、普段の通勤・通学輸送を担う電車とは別に、観光を目的とした車両を用意する構想でした。
2027年春の営業開始なら、そろそろ車両の姿が見たい
ここで気になるのが現在の状況です。
2027年春の営業開始を目標としていたのであれば、2026年9月現在、営業開始まで残された期間はそれほど長くありません。
ところが、現時点では車両の外観や形式、具体的な運行開始日、列車名、運行ルート、車内設備など、気になる情報がまだ少ない状態です。
もちろん「最短で2027年春」という計画だったため、必ず2027年春に営業開始するとは限りません。
しかし、もし計画が順調に進んでいるのであれば、そろそろ車両のデザインや運行計画など、具体的な情報が出てきてもよさそうです。
特に鉄道ファンとしては、どのような気動車になるのかが非常に気になるところです。
どこを走る観光列車になる?
越美北線
alt="越美北線の終点 九頭竜湖駅" class="wp-image-15793"/>観光用気動車の導入で期待したいのが、ハピラインふくい線だけにとどまらない運行です。
ハピラインふくいの越前花堂駅では、JR西日本の越美北線(九頭竜線)と接続しています。
越美北線は電化されていないため、通常の521系電車が乗り入れることはできません。
一方、気動車なら越美北線を走ることができます。
越美北線は福井駅から九頭竜湖駅までを結ぶローカル線で、沿線には一乗谷朝倉氏遺跡や越前大野、九頭竜湖などの観光資源があります。
現在もJR西日本のキハ120形による列車が運行されており、ラッピング車両などを活用した観光利用の取り組みも行われています。
そのため、ハピラインふくいの観光用気動車が越美北線に乗り入れることになれば、かなり面白い列車になりそうです。
もちろん、越美北線はJR西日本が運行する路線なので、実際に乗り入れるためには両社の調整が必要になります。
ただ、福井県内を走る観光列車として考えれば、越美北線との組み合わせは非常に魅力的ではないでしょうか。
現在、越美北線は美山駅~九頭竜湖駅間で大雨による被害のため運転を見合わせています。
美山駅~越前大野駅では代行バスが運転されていますが、越前大野駅~九頭竜湖駅間は代行バスの運転はありません。
また、福井駅~美山駅の間についても1日4往復の運転となっています。
小浜線
alt="小浜線 美浜駅125系" class="wp-image-15794"/>もう一つ、観光用気動車の走行先として期待したいのが小浜線です。
小浜線は2003年に全線電化されましたが、電化工事では若狭高浜・小浜・十村・粟野の4駅に変電所が設けられました。小浜線は電化されているものの、一般的な電化路線とは少し異なる設備構成になっています。
電化後の小浜線では、観光シーズンなどに特急「まいづる」の東舞鶴~小浜間延長運転も行われていました。
手元にある2005年の時刻表を確認すると、「まいづる1号」「まいづる8号」が臨時列車として東舞鶴~小浜間を走っています。「まいづる1号」の運転による定期列車の時刻変更はありませんが、「まいづる8号」の運転日には、小浜15時30分発・東舞鶴16時14分着の普通列車が、15時50分発・16時34分着に変更されています。
この変更については、特急「まいづる8号」と普通列車の追い越しを設定するためとも考えられますが、変電所の電力容量との関係があったのかどうかは、手元の時刻表だけでは分かりません。
いずれにしても、現在の小浜線は電車が走る電化路線です。だからこそ、気動車の観光列車が走れば面白いのではないでしょうか。
ハピラインふくいの観光用気動車が実際に小浜線へ乗り入れる計画は発表されていませんが、敦賀から小浜、東舞鶴までを走る観光列車が実現すれば、福井県嶺南地域や京都府北部を結ぶ新しい観光ルートになりそうです。
ハピラインふくいはイベント列車も運行
ハピラインふくいは、観光用気動車の計画とは別に、すでにイベント列車にも取り組んでいます。
2026年8月には「クラフトビール列車」の運行を発表しており、シルバーウィーク期間にも臨時列車を設定しています。
リンク:【イベント列車】クラフトビール列車の運行について|イベント|新着情報|株式会社ハピラインふくい|ふくいとあしたの架け橋に。
このように、観光やイベントと鉄道を組み合わせた取り組みは現在も行われています。
だからこそ、以前から計画されている観光用気動車がどのような形になるのか、ますます気になります。
イベントに合わせて既存車両を使用する列車とは違い、専用の観光用気動車が登場すれば、ハピラインふくいの新たな「顔」になる可能性があります。
どんな車両になるのか楽しみ
観光列車というと、豪華な食事を楽しむ列車や、沿線の景色をゆっくり楽しめる列車など、さまざまなタイプがあります。
ハピラインふくいの場合、どのような観光列車を目指すのかも興味深いところです。
福井県には、北陸新幹線、ハピラインふくい、えちぜん鉄道、福井鉄道、JR越美北線・JR小浜線など、さまざまな鉄道路線があります。
観光用気動車がこれらの路線や観光地を結ぶ存在になれば、単に「乗ることが目的の列車」ではなく、福井県を鉄道で巡るきっかけになる列車にもなりそうです。
個人的には、車内で食事を提供する豪華な列車だけではなく、沿線の観光地を巡りながら気軽に乗車できる列車にも期待したいところです。
そろそろ続報を期待したい!
ハピラインふくいの観光用気動車は、2023年に導入に向けた準備が報じられ、当時は最短で2027年春の運行開始が目標とされました。
それから約3年。
2026年9月となり、2027年春の営業開始を前提にすれば、そろそろ車両の姿や運行計画など、具体的な情報が欲しい時期になってきました。
車両は何両編成になるのか、どのようなデザインになるのか、列車名はどうなるのか。そして、どこを走るのか。
鉄道ファンとして気になることはたくさんあります。
特に、非電化の越美北線への乗り入れが実現するのかどうかは注目したいところです。
ハピラインふくいには、今後の観光列車についてぜひ続報を発表してもらいたいと思います。
2027年春の営業開始が実現するのであれば、もうそれほど遠い話ではありません。
「そろそろ聞きたい!」ハピラインふくいの観光用気動車の続報に、これからも注目したいと思います。



