JR西日本は、北陸新幹線の車両基地「白山総合車両所」(石川県白山市)を、2026年11月28日(土)に一般公開すると発表しました。
入場は無料ですが、車両所内の混雑緩和のため事前抽選制となります。募集人数は6,000人で、応募期間は10月1日(木)から10月16日(金)までです。
JR西日本ホームページ
白山総合車両所を11月28日に一般公開
今回の一般公開は、11月28日(土)の10時から16時まで開催されます。
入場時間は、
- 10時~12時
- 12時~14時
- 14時~16時
の3つの時間帯に分けられ、事前抽選制となっています。
会場はJR西日本の白山総合車両所です。
会場:石川県白山市宮保町2791番地
入場料は無料です。
JR西日本は、北陸新幹線を身近に感じてもらい、鉄道に親しんでもらうことを目的として今回の一般公開を実施します。
新幹線の部品展示や記念撮影などを実施
当日は、北陸新幹線に関連したさまざまな企画が予定されています。
主な内容は、
- 新幹線の部品展示
- 新幹線と記念撮影
- 新幹線と綱引き
- スタンプラリー
- お仕事紹介コーナー
などです。
このほか、白山市と連携した物販や飲食のイベントも企画されています。
ただし、車両の都合や天候などによって企画内容が変更・中止になる場合があります。大雨や大雪などが予想される場合には、一般公開そのものが取りやめとなる場合もあります。
応募期間は10月1日から16日まで
今回の一般公開は、誰でも自由に入場できる方式ではありません。
6,000人を対象とした事前抽選制です。
応募期間は、
2026年10月1日(木)~10月16日(金)
となっています。
当選者には11月上旬ごろにメールで連絡する予定です。
応募はJR西日本のニュースリリースに掲載されている二次元コードから行います。
10月1日から応募できますので、参加したい方は締切日を忘れないようにしておきたいところです。
トレインパーク白山にはドクターイエローも保存展示
alt="トレインパーク白山" class="wp-image-17033"/>白山総合車両所の一般公開とあわせて、もう一つ注目したいのが隣接するトレインパーク白山です。
トレインパーク白山は、北陸新幹線の技術や仕事を体験しながら学べる施設で、北陸新幹線のシミュレーターや実物の部品などが展示されています。隣接する白山総合車両所の点検・整備の様子を見ることができる見学エリアや、新幹線を間近に見ることができる展望デッキもあります。
そして、トレインパーク白山にはドクターイエローT3編成の7号車が保存展示されています。
ドクターイエローは北陸新幹線を走るの?
alt="ドクターイエローT3編成7号車" class="wp-image-17034"/>ここで、「ドクターイエローがあるなら、北陸新幹線の検測にも使われているのでは?」と思う方もいるかもしれません。
実際には、北陸新幹線の検測をドクターイエローが行っているわけではありません。
大きな理由の一つが電源周波数の違いです。
東海道・山陽新幹線は60Hzですが、北陸新幹線は区間によって50Hzと60Hzが切り替わります。
これは、電気を供給している電力会社が変わるためです。
北陸新幹線で東京駅から敦賀駅に向けて乗車した場合は次のように周波数は変わります。
| 区間 | 周波数 | 電力会社 |
| 東京駅~軽井沢駅 | 50Hz | 東京電力 |
| 軽井沢駅~佐久平駅 | 50Hz→60Hz | 東京電力→中部電力 |
| 佐久平駅~上越妙高駅 | 60Hz | 中部電力 |
| 上越妙高駅~糸魚川駅 | 60Hz→50Hz | 中部電力→東北電力 |
| 糸魚川駅~黒部宇奈月温泉 | 50Hz→60Hz | 東北電力→北陸電力 |
| 黒部温宇奈月温泉駅~敦賀駅 | 60Hz | 北陸電力 |
ちなみに東海道・山陽新幹線の沿線は、富士川を境に50Hz(東京電力)と60Hz(中部電力・関西電力・中国電力・九州電力)に分かれますが、新幹線を作った時に車両を二つの周波数を対応させることが難しかったため、50Hzの区間については変電所で専用の周波数変換装置を使用して60Hzに変換することによって全区間に60Hzの電気を供給しています。
周波数の変換については、JR東海のホームページに説明がありますので興味がある方は参考にしてください。
さらに、新幹線では電源だけでなく、信号・保安装置などのシステムも路線に合わせて対応する必要があります。
そのため、東海道・山陽新幹線で活躍したドクターイエローT3編成は、現在の北陸新幹線の検測車ではありません。
北陸新幹線を含むJR東日本の新幹線の検測を担当しているのが、E926形「East-i」です。
そしてJR東日本では、このEast-iの後継となる新型検測車、E927形「SOAR」を2029年度から運用する計画を発表しています。
トレインパーク白山ではドクターイエローを見ることができますが、実際の北陸新幹線では別の検測車が活躍している――というところも、新幹線を知る上で面白いポイントです。
以前の記事でも紹介したように、北陸新幹線の検測車両もこれから変わっていくことになります。
加賀笠間駅からは徒歩14分
トレインパーク白山の最寄り駅は、IRいしかわ鉄道の加賀笠間駅です。
白山市の案内では、加賀笠間駅からトレインパーク白山までは徒歩14分。シャトルバスを利用すると約5分です。シャトルバスは加賀笠間駅西口とトレインパーク白山などを結んでおり、通常は土曜・日曜・祝日などに運行されています。
徒歩14分なので、歩けない距離ではありません。
一方で、今回の白山総合車両所一般公開は6,000人規模の事前抽選制です。
そのため、当日のシャトルバスについては、運行本数や1便あたりの輸送力が気になるところです。
2025年の一般公開では、加賀笠間駅とトレインパーク白山、道の駅めぐみ白山を結ぶシャトルバスが運行されました。今回も同様の輸送が行われるのか、今後発表されるアクセス案内を確認したいところです。
一般公開の時間帯が3つに分けられているのも、6,000人が一斉に会場へ向かわないようにするための工夫と考えられます。
鉄道ファンの場合、加賀笠間駅から歩いて向かうという選択肢も考えておいた方がよさそうです。
北陸新幹線の車両基地を見学できる機会
白山総合車両所は、北陸新幹線の車両を支える重要な施設です。
普段は列車が走っている姿を見ることはできても、その車両がどのような場所で点検・整備されているのかを見る機会は限られています。
今回の一般公開では、新幹線の部品展示や仕事紹介なども予定されていますので、車両そのものだけでなく、北陸新幹線を支える仕事について知る機会にもなりそうです。
石川県白山市にある「トレインパーク白山」とあわせて、北陸新幹線に興味のある方には気になるイベントですね。
応募は10月16日までとなっていますので、参加を希望される方は早めに申し込んでおきましょう。


