JR西日本は2026年10月9日、新型レール輸送用気動車「キヤ145系」を導入すると発表しました。JR東海が導入しているキヤ97系をベースに開発される車両で、2028年2月頃の登場を予定しています。
レール輸送に使用する機関車と貨車が国鉄時代に製造された車両で、更新時期を迎えていることから導入されます。JR西日本でも、機関車が貨車を牽引する方式から、気動車が自走する方式へと変わることになります。
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JR東海のキヤ97系をベースにした「キヤ145系」
今回導入されるキヤ145系は、JR東海が2008年に導入したレール輸送用気動車「キヤ97系」をベースに、JR西日本のレール輸送の形態に適合する仕様とした車両です。
車両の概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | キヤ145系 |
| 投入両数 | 39両 |
| 編成数 | 3編成 |
| 1編成あたり | 13両 |
| 輸送するレール | 200m・150m・50m |
| 導入時期 | 2028年2月頃(予定) |
レール輸送用の車両ということで、一般の旅客列車とは異なる用途を持ちます。線路の維持管理に必要なレールを運ぶ、鉄道の安全運行を支える車両です。
他のJRでは、JR東日本のキヤE195系、JR四国の9000系があります。
機関車から自走式の車両へ 乗務員の養成にも変化
レール輸送用気動車は、JR東海が先行して導入しています。JR東海のキヤ97系をベースに開発されるキヤ145系は、JR西日本でも機関車と貨車によるレール輸送から、自走できる車両を活用する方式へ転換する取り組みです。
また、JR西日本では、従来の機関車が担ってきた役割を引き継ぐ事業用車両として、DEC743形も登場しています。用途や車両の仕様は異なりますが、事業用車両のあり方が変わりつつあることがうかがえます。
こうした車両の変更は、乗務員の養成にも関係します。国土交通省は2016年、内燃機関で発電し、その電気でモーターを駆動する方式の車両について、電気車または内燃車の運転免許を持つ乗務員に必要な教育訓練を行い、知識と技能を確認する取り扱いを示しました。
新型車両の導入にあたっては、こうした制度を踏まえた運転体制の整備も必要になります。機関車と貨車を組み合わせる従来の方式から、自走できる事業用車両へ。車両の更新だけでなく、保守や乗務員の養成を含めた効率化も、今回の転換のポイントといえそうです。
JR東海に続き、レール輸送用気動車への転換
レール輸送用気動車では、JR東海のキヤ97系が先行して導入されています。今回のJR西日本の発表により、同社でもキヤ97系をベースとした新型車両への置き換えが進むことになります。
鉄道では旅客車両の新型車両が話題になりやすい一方、線路を維持するための事業用車両も欠かせません。レールの輸送は、列車を安全に走らせるための設備の維持管理を支える仕事です。
2028年2月頃に登場する予定のキヤ145系。今後、JR西日本のレール輸送がどのように変わっていくのでしょうか。
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