留萌本線ラストラン決定 廃線後はどうなる?バス転換の全内容まとめ

石狩沼田駅とキハ54 JR北海道

北海道の留萌本線は、2026年3月31日に最後まで残っていた区間の深川駅~石狩沼田駅間が廃止となります。この区間については、バス転換が決定していましたが具体的な運行体系についてJR北海道のプレスリリースで発表がありました。この交通体系が今後維持されることを期待しています。

留萌線 バス転換後の新しい交通体系について

JR北海道ホームページ

北海道のローカル線として、長年地域の足を支えてきた留萌本線
その留萌本線が、2026年3月31日をもって全線で鉄道としての役目を終えることになりました。

すでに段階的な廃止が進んでいた路線ではありますが、
今回、**JR北海道**から
「鉄道廃止後のバス転換を含めた新しい交通体系」が正式に発表され、
いよいよ“完全な区切り”が見えてきた形です。

鉄道ファンとしては寂しさもありますが、
一方で「廃線後、地域の足はどうなるのか?」という点も気になるところ。
今回は、その内容を整理しながら見ていきたいと思います。


留萌本線のこれまでと、最後に残った区間

留萌本線は、かつて深川〜留萌を結ぶ約50kmの路線として活躍してきました。

  • 2016年12月:留萌〜増毛 廃止
  • 2023年4月:留萌〜石狩沼田 廃止
  • そして今回、深川〜石狩沼田(14.4km)も廃止

これにより、留萌本線は2026年3月31日で完全に姿を消すことになります。

「日本一短い本線」として話題になることもありましたが、
それでも“本線”の名を冠した路線がなくなるのは、やはり大きな出来事ですね。


廃線後はどうなる? バス転換後の新交通体系

気になるのが、鉄道廃止後の地域交通。
今回の発表では、2026年4月1日からバスを中心とした交通体系へ移行することが示されました。

深川〜石狩沼田間のバス輸送

鉄道の代替として、以下のバスが運行されます。

  • 空知中央バス:路線バスを中心に運行
  • 道北バス:速達性を意識した新路線「きたそライナー」
  • 明日萌観光バス:平日限定の貸切バス運行

これらを合わせると、
平日は1日19本程度のバスが確保され、
通学・通勤時間帯も意識したダイヤ構成となっています。

本数だけを見ると、鉄道時代よりも選択肢が増えた印象を受けます。


新設「きたそライナー」がポイント

今回の交通体系で注目なのが、
**道北バスによる新路線「きたそライナー」**の存在です。

  • 停留所を絞った速達型バス
  • 深川〜石狩沼田間を約25分程度で結ぶ想定
  • 朝の便は深川西高校前にも停車し、通学生に配慮

「ただの代替バス」ではなく、
鉄道よりも実用性を高めようとする工夫が見える点は評価したいところです。


待合環境や乗り換えも改善へ

バス転換にあわせて、乗り換え環境の整備も進められます。

  • 秩父別町「ピリナ」:バス待合所として活用
  • 深川駅周辺:新たなバスターミナル機能を持つ複合施設を整備予定
  • バスロケーションシステム導入:遅れや位置情報が分かりやすく

「鉄道がなくなったから不便になる」ではなく、
生活交通としての質をどう維持するかが意識された内容といえそうです。


鉄道がなくなる現実と、これから

留萌本線の廃止は、
単なる一路線の終了ではなく、地方交通の転換点でもあります。

鉄道としての魅力、旅情、音や揺れ——
それらが失われるのは、やはり寂しいものです。

一方で、地域にとっては
「無理に鉄道を維持する」から
「現実的に使える交通へ切り替える」選択でもあります。

2026年3月31日まで、
留萌本線はまだ走っています。

乗れるうちに、
静かな車内、雪景色、ローカル線らしい時間を、
一度でも体験しておきたいですね。


鉄道ブログ岡山から

留萌本線のラストイヤーと、その先の交通のかたち。
引き続き、動きがあれば追いかけていきたいと思います。

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