北海道の夏を彩ってきた観光列車 「富良野・美瑛ノロッコ号」 が、2026年シーズンをもって運転を終了することが発表されました。1998年の登場以来、実に 28年ものあいだ 旅人の心をつかんできたローカル列車。それがついに、2026年9月23日(水・祝)をもってその幕を下ろします。
地元・沿線ファンにとっては感慨深く、全国の鉄道ファンにとっては惜別の思いに溢れるニュースです。今回は “ラストイヤー” となる2026年の運行概要と魅力を、たっぷりご紹介します。
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ノロッコ号とは?
「ノロッコ号」は、北海道を代表する観光列車のひとつ。
旭川〜富良野・美瑛エリア の雄大な風景を、窓いっぱいに広がる草原や田園、畑のパッチワークを愛でながらのんびり走るローカル列車です。
全車指定席のため席が確保されており、列車ならではの開放感や、季節ごとの表情の豊かさをゆっくり楽しめるのが魅力。そのシーズンごとに色づく自然を目当てに、多くの旅人がこの列車に乗って北海道の美しい景色を追いかけてきました。
2026年、ラストイヤーの運転概要
運転日
- 6月 6日(土)・7日・13日(土)~30日(火)
- 7月 1日(水)~31日(金)
- 8月 1日(土)~11日(火・祝)・15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)
- 9月 5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)・19日(土)~23日(水・祝)
ノロッコ号ラストシーズンは、6月の初夏から運行を開始。ラベンダーが咲き始め、青空と緑が鮮やかになる季節から、美しく色づく秋までを走ります。
| 旭川・美瑛→富良野 | 富良野→美瑛・旭川 | |||||
| 1号 | 3号 | 5号 | 駅 | 2号 | 4号 | 6号 |
| 10:00 | 旭川 | 17:46 | ||||
| 10:42 | 13:08 | 15:13 | 美瑛 | 12:51 | 15:02 | 17:20 |
| 10:53 | 13:19 | 15:24 | 美馬牛 | 12:40 | 14:51 | 17:11 |
| 11:06 | 13:36 | 15:37 | 上富良野 | 12:27 | 14:39 | 16:52 |
| 11:15 | 13:45 | 15:46 | ラベンダー畑 | 12:17 | 14:31 | 16:44 |
| 11:22 | 13:50 | 15:55 | 中富良野 | 12:11 | 14:25 | 16:37 |
| 11:40 | 13:59 | 16:04 | 富良野 | 11:53 | 14:07 | 16:14 |
富良野・美瑛まんきつノロッコ号(8月29日・30日)
8月29日(土)・30日(日)は、「富良野・美瑛まんきるノロッコ号」が運転され、「富良野・美瑛ノロッコ号1号」は運休、「富良野・美瑛ノロッコ号2号」はダイヤが変更になります。
| 旭川・美瑛→富良野 | 富良野→美瑛・旭川 | |||||
| まんきつ ノロッコ号 | 3号 | 5号 | 駅 | 2号 | 4号 | 6号 |
| 9:14 | 旭川 | 17:46 | ||||
| 9:42着 10:02発 | 13:08 | 15:13 | 美瑛 | 13:00 | 15:02 | 17:20 |
| 10:13着 10:13発 | 13:19 | 15:24 | 美馬牛 | 12:49 | 14:51 | 17:11 |
| 10:25着 10:45発 | 13:36 | 15:37 | 上富良野 | 12:37 | 14:39 | 16:52 |
| 10:52着 10:54発 | 13:45 | 15:46 | ラベンダー畑 | 12:30 | 14:31 | 16:44 |
| 10:58着 11:18発 | 13:50 | 15:55 | 中富良野 | 12:24 | 14:25 | 16:37 |
| 11:36 | 13:59 | 16:04 | 富良野 | 12:06 | 14:07 | 16:14 |
最終日について(9月23日)
最終日の9月23日(水・祝)は、2往復の特別ダイヤでの運行となります。
| 旭川・美瑛→富良野 | 富良野→美瑛・旭川 | |||
| 1号 | 3号 | 駅 | 2号 | 4号 |
| 9:14 | 14:34 | 旭川 | 14:12 | 17:46 |
| 9:42着 10:02発 | 15:13 | 美瑛 | 13:42 | 17:20 |
| 10:13着 10:13発 | 15:24 | 美馬牛 | 12:49 | 17:11 |
| 10:25着 10:45発 | 15:37 | 上富良野 | 12:37 | 16:52 |
| 10:52着 10:54発 | 15:46 | ラベンダー畑 | 12:30 | 16:44 |
| 10:58着 11:18発 | 15:55 | 中富良野 | 12:24 | 16:37 |
| 11:36 | 16:04 | 富良野 | 12:06 | 16:14 |
ラストイヤーならではの特別企画
2026年は“ラストイヤー”ならではのイベントや企画も多数予定されています。
6月6日:運転開始セレモニー
開幕初日には、沿線自治体や関係者によるセレモニーが実施されました。ラベンダーの産地としても有名な富良野らしく、花束を贈る「聖華リレー」も行われ、列車と季節を祝うにぎやかなスタートとなりました。
牽引する機関車の変更
運行する日によって、ノロッコ号を牽引する機関車が変わります。
- 6月6日(土)~8月11日(火)・9月19日(土)~23日(水・祝) 緑色
alt="ノロッコ号 緑色の機関車" class="wp-image-8346"/>- 8月15日(土)~9月13日(日) ラベンダー色
alt="ノロッコ号 ラベンダー色の機関車" class="wp-image-8347"/>8月29日〜30日:「富良野・美瑛まんきつノロッコ号」スペシャル列車
この週末には、沿線の地域とコラボしたスペシャル企画列車も運行。停車駅での地域のおもてなしや、地元のグルメ・特産品の販売などが計画され、乗る人も降りる人も楽しめる工夫がいっぱいでした。
9月23日:最終運転 & フィナーレイベント
最終日の9月23日には、ラストランを飾る特別ダイヤが組まれ、北海道らしい秋の空と大地を見ながら走る列車は、多くの旅人を乗せてラストシーンに向かいます。沿線各地でもセレモニーやイベントが計画され、惜別の空気が漂いました。
28年間の軌跡とラストイヤーの魅力
28年間――それは一つの鉄道列車が、人々の心に寄り添い続けた長い時間です。季節が巡るたび、ノロッコ号はその風景と共に多くの思い出を積み重ねてきました。
富良野・美瑛の広大な畑、深い緑から黄金色へと変わる秋景色、爽やかな風と香り――
旅人たちはその変化を車窓から眺め、言葉にならない感動を胸に刻んできたことでしょう。
そして2026年、最後の季節。
「ありがとう」 の気持ちを込めて、ぜひ一度このノロッコ号の旅に出てみませんか?
2026年は、JR北海道が富良野・美瑛地区で利用できるお得なきっぷ「北海道まんなか のんびり列車パス」を発売しています。以前にあった「ラベンダーフリーパス」は今年度は販売されません。
釧網本線を走る「くしろ湿原ノロッコ号」も2026年度で最後となります。
まとめ
富良野・美瑛ノロッコ号は、ただの列車ではありませんでした。
走る風景画そのもの、そして旅人の心をつなぐ大切な時間 だったのです。
ラストイヤーの旅を思い出に残すために──
絶景の車窓、季節の香り、そしてノロッコ号そのものとの出会いを、あなたのブログや写真で語り継いでくださいね。



