2024年の元旦に発生した能登半島地震、そしてその後の豪雨災害。
大きな被害を受けた能登地方では、いまもなお復興への歩みが続いています。
そんな中、鉄道を通じて“今の能登を知り、訪れることで支援につなげよう”という思いから、JR西日本と日本旅行が連携し、特急「能登かがり火」を利用した復興応援ツアーを開催することが発表されました。
鉄道ファンにとっても、旅行好きにとっても、そして「何かできる支援をしたい」と考えている方にとっても、非常に意義深い企画です。
特急「能登かがり火」で行く 旅して応援 能登
JR西日本ホームページ
共同企画商品の発売について
特急「能登かがり火」で向かう、応援の旅
今回のツアーの移動の軸となるのは、金沢駅と七尾・和倉温泉方面を結ぶ特急
能登かがり火。
北陸らしい落ち着いたデザインの車両で、観光・ビジネス双方を支えてきた存在ですが、今回はその列車が「復興応援の足」として活躍します。
単なる移動手段ではなく、
“鉄道に乗って現地を訪れること自体が支援につながる”
そんなメッセージ性を持った旅といえるでしょう。
ツアー内容は「学び」と「観光」を両立
このツアーは日帰りながら、内容は非常に充実しています。
ツアー概要
- 設定日:2026年6月20日(土)・7月4日(土)・7月25日(土)
- 行程:金沢駅(8:58発)→特急「能登かがり火1号」(普通車指定席)→和倉温泉駅(9:56着)→(バス)→NOTOMORI(講話・昼食 11:15~13:00)→(バス)→輪島市門前町・黒島地区(見学 13:50~14:30)→(バス)→千里浜レストハウス(買い物 16:00~16:45)→(バス)→金沢駅(17:45)
- 料金:11,800円
主な行程のポイント
- のと里山空港に整備された仮設飲食店街「NOTOMORI」を訪問
- 現地関係者による震災・復興に関する講話を聴講
- 地元食材を使った昼食で、地域経済を応援
- 輪島市門前町・黒島地区などを現地ガイド付きで見学
観光だけに偏るのではなく、
「現状を知る → 地域にお金を落とす → 魅力を感じてまた訪れたくなる」
という、持続的な支援につながる構成になっている点が印象的です。
鉄道ファン目線で見た、このツアーの価値
鉄道ブログ的に注目したいのは、やはり
“鉄道が地域復興の主役の一つになっている”という点。
七尾線は、能登地域にとって欠かせない生活・観光路線です。
その路線を走る「能登かがり火」に乗ることで、
- 利用実績を積み重ねる
- 路線・列車の存在意義を再確認してもらう
- 鉄道と観光の結びつきを強める
といった効果も期待できます。
「乗りに行くことが、結果として路線を支える」
これは、ローカル線や地方鉄道を応援してきた鉄道ファンにとって、強く共感できるポイントではないでしょうか。
岡山からの参加も十分に現実的
岡山から参加する場合は、まず新幹線などを利用して金沢駅へ。当日の始発列車では間に合わないので前日は金沢に宿泊する必要があります。
そこからツアーに合流する形になります。
距離的にはやや遠く感じるかもしれませんが、
- 北陸新幹線
- 特急「能登かがり火」
- 現地バスツアー
と、鉄道+旅好きにはたまらない要素が詰まった行程です。
「少し遠くても、意味のある旅をしたい」
そんな方には、ぜひ検討してほしい内容だと感じます。
鉄道で行くことが、能登の力になる
復興支援というと、寄付や物資支援を思い浮かべがちですが、
実際に訪れ、乗り、食べ、知ることも立派な支援の一つです。
特急「能登かがり火」に乗って能登へ向かうこのツアーは、
鉄道の役割と、旅の力をあらためて実感できる機会になりそうです。
鉄道ファンとして、
旅行好きとして、
そして一人の利用者として――
この夏、能登へ向かう選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
