D51(デゴイチ)三重連の聖地・伯備線布原信号場の記憶を伝える「私設新見鉄道写真館」6月15日開館

新見駅 鉄道博物館

蒸気機関車ファン、そして岡山の鉄道ファンにとって、心がふっと熱くなるニュースが届きました。
D51形蒸気機関車の三重連といえば、真っ先に思い浮かぶのが 伯備線・布原信号場
その伝説の舞台を擁する新見の地に、鉄道写真の新たな拠点が誕生しました。

2026年6月15日、新見駅近くに「私設新見鉄道写真館」が開館しました。

D51三重連が走った伯備線・布原信号場という特別な場所

伯備線は、中国山地を越える勾配とカーブが連続する、まさに山岳路線。
昭和40年代、この厳しい線路条件を克服するため、D51形蒸気機関車が3両連なって貨物列車を牽引する「三重連運転」が行われました。

なかでも布原信号場付近は、

  • 勾配に挑むD51
  • 黒煙を空高く吐き上げる迫力
  • 大地を震わせるドラフト音

が一体となり、日本の鉄道史に残る名シーンを生み出した場所です。
全国からカメラを抱えたファンが集まり、「一度は撮りたい」「一度は見たかった」憧れの地となりました。


写真だからこそ残せる“あの時代の熱”

今回開館した私設新見鉄道写真館では、
当時の伯備線を走ったD51の姿、布原信号場周辺の風景、そして沿線の日常が、鉄道写真というかたちで丁寧に残されています

動画や文章とは違い、写真は

  • 一瞬の煙の形
  • 機関士の表情
  • 沿線で見守る人々の姿

までを静かに語りかけてきます。
「SLが走っていた時代を知らない世代」にとっても、写真を通してその空気感を感じられるのが、この写真館の大きな魅力でしょう。


新見駅から歩いて行ける“鉄道の記憶”

写真館は 新見駅 の近くにあり、列車を降りて気軽に立ち寄れる立地です。
伯備線・姫新線・芸備線で新見を訪れ、

  • 写真館で鉄道史に触れ
  • かつてD51が駆け抜けた路線を実際に列車でたどる

そんな楽しみ方もおすすめです。場所は、新見駅からまっすぐ歩き、国道180号線で右折してパチンコ店の左隣のビルです。

伯備線(岡山駅~新見駅)は、交通系ICカードに対応しています。布原駅は、交通系ICカード非対応ですので整理券を取って下車時に運賃(岡山駅~布原駅:1,520円・新見駅~布原駅:190円)を払ってください。なお、布原駅は伯備線の列車は停車しませんので芸備線の列車に乗車してください。また、布原駅はバス等はありませんので新見駅への帰りの足を確保しておく必要があります。

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伯備線(布原駅)

伯備線の115系運用について

2026年3月14日のダイヤ改正後は、伯備線の115系の運用は次の列車のみになっています。時間的に、「私設新見鉄道写真館」を訪問するのには厳しい時間となっています。

  • 下り(岡山駅→新見駅)
    • 859M 岡山駅(17:44発)→新見駅(19:40着) 115系D編成(3両)
    • 865M 岡山駅(21:09発)→新見駅(22:55着) 115系A編成(4両)
  • 上り(新見駅→岡山駅)
    • 844M 新見駅(6:45発)→岡山駅(8:21着) 115系D編成+115系A編成(7両)

上り列車の844Mは、岡山駅で4両を切り離し赤穂線播州赤穂行きとなりますので切り離しシーンを見たい方は是非どうぞ。岡山地区では、唯一の7両編成の列車となり115系の唯一の切り離しが行われる列車となっています。

伯備線(844M) 岡山駅
伯備線(844M) 岡山駅

まとめ

SL三重連は、すでに過去の出来事になりました。
しかし、写真と記憶がある限り、その迫力とロマンは色あせません。

「私設新見鉄道写真館」は、
伯備線とD51三重連の記憶を、次の世代へ静かに手渡す場所
鉄道ファンはもちろん、地域の歴史に触れたい方にも、ぜひ一度足を運んでほしいスポットです。

鉄道のまち・新見は、今もなお、深い魅力を持ち続けています。

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