筑豊電気鉄道から「西黒崎駅」廃止と運賃値上げの発表

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北九州の路面電車として長年地域の足を支えてきた 筑豊電気鉄道 から、気になるニュースが発表されました。
2026年5月28日、同社は 現在休止中の西黒崎駅の廃止全線での運賃改定(値上げ) を正式に公表しています。

西黒崎駅廃止のお知らせ

鉄道旅客運賃改定のお知らせ

筑豊電気鉄道ホームページ

西黒崎駅、約5年の休止を経て正式に「廃止」

今回廃止が発表されたのは、黒崎駅前〜熊西間にあった 西黒崎駅
廃止日は 2026年7月31日 とされています。

西黒崎駅は1992年に開業しましたが、国道3号黒崎バイパス整備工事の影響で、2021年10月から旅客扱いを休止していました。その後も再開の見通しは立たず、休止状態のまま約5年が経過。
安全対策や設備復旧にかかるコスト、駅間距離の短さなどを総合的に判断し、今回の廃止決定に至ったとのことです。

もともと西黒崎駅は、前後の「黒崎駅前」「熊西」両電停から徒歩圏内という立地。
2019年度の1日平均利用者数も約150人と、路線全体から見ると少数派でした。
“いつか復活するのでは”と感じていた方にとっては寂しい知らせですが、現実的な判断とも言えそうです。


運賃改定も同時発表 約5%の値上げへ

もう一つの大きなニュースが 運賃改定
2026年7月18日から全線で運賃が引き上げられます。

改定幅は普通運賃で5.19%、通勤定期で5.01%、通学定期で4.97%となっています。

おとなこども
区間現在改定後差額現在改定後差額
1区220230+10110120+10
2区260270+10130140+10
3区320340+20160170+10
4区360380+20180190+10
5区400420+20200210+10
6区430450+20220230+10
7区460480+20230240+10


定期券や通学割引も、同様に値上げとなります。


値上げの背景にある「地方鉄道の現実」

筑豊電気鉄道は、人口減少やマイカー利用の増加、設備の老朽化などの影響を受け、長年にわたり厳しい経営状況が続いています。
加えて近年は、電気代や人件費の上昇も避けられず、今回の運賃改定は「やむを得ない判断」と言えるでしょう。

西黒崎駅の廃止と運賃値上げ。
どちらも利用者にとっては決して明るい話題ではありませんが、路線を将来につなぐための整理と負担の見直しという側面も見えてきます。


まとめ

駅の廃止は、単なる設備の削減ではなく、その土地の記憶が一つ消えていく出来事でもあります。
一方で、筑豊電気鉄道が今も路線を維持し続けていること自体、簡単なことではありません。

値上げを受け入れながらでも「残していく」選択。
地方鉄道の現場が直面している厳しさを、今回の発表は改めて教えてくれたように感じます。

これからも、ちくてつが北九州の街を走り続けられるよう、静かに応援していきたいですね。

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