普段、電車に乗って通り過ぎている場所を、自分の足で歩いてみませんか?
近畿日本鉄道では、2026年10月11日(日)に「難波線 シールドトンネルナイトウォーク」を開催します。
このツアーは、近鉄難波線の普段は立ち入ることのできないシールドトンネルを、終電後の時間帯に歩いて見学するという特別な企画です。
鉄道ファンにとってはもちろん、普段とは違う大阪の地下空間を体験してみたい方にも注目のツアーとなりそうです。
チラシ「難波線シールドトンネルナイトウォーク」.pdfをダウンロード
近畿日本鉄道ホームページ
終電後の難波線を歩く!
今回の舞台となるのは、近鉄難波線の地下区間です。
近鉄難波線は、大阪上本町駅から大阪難波駅までを結ぶ路線で、大阪の中心部を地下で走っています。
普段は列車が走っているため、乗客が線路内を歩くことは当然できません。
ところが今回の「難波線 シールドトンネルナイトウォーク」では、終電後の時間帯を利用して、普段は見ることのできないトンネル内部を実際に歩いて見学できます。
まさに「鉄道の営業が終わった後だからこそできる体験」です。
近鉄では2025年にも難波線のトンネルを歩くツアーを開催しており、大阪難波駅から大阪上本町駅までの地下線を徒歩で移動する企画が実施されました。
今回も普段の列車利用では体験できない、貴重な鉄道イベントになりそうです。
「シールドトンネル」とは?
今回のツアー名にも入っている「シールドトンネル」。
シールド工法とは、シールドマシンと呼ばれる大型の掘削機械を使って、地下を掘り進めながらトンネルを造る工法です。
都市部では、地上に道路や建物などが多く存在するため、地下鉄や地下鉄道を建設する際にこうした工法が使われています。
近鉄難波線も大阪の市街地を地下で走っているため、普段列車からは見ることのできないトンネルの構造を間近で見られるのは、このツアーならではの魅力でしょう。
過去には難波線のシールドトンネルを対象とした耐震補強工事の見学会も行われています。地下鉄道を安全に運行するためには、こうしたトンネル設備の維持管理も欠かせません。
実は私自身も、以前、広島の地下工事現場に入れてもらったことがあります。建設省が行ったイベントだったと記憶していますが、地下に入ると大きな機械が回転しており、「こんな機械で地下にトンネルを掘っているのか」と驚いたことを覚えています。
当時は写真撮影ができなかったため、残念ながら写真は残っていません。現在の資料を調べると、紙屋町では1990年代に地下歩道や地下街の建設が進められており、もしかするとその工事だったのかもしれません。
今回の近鉄「難波線 シールドトンネルナイトウォーク」のニュースを見て、昔、広島の地下工事現場に入れてもらったことを思い出しました。
開催は10月11日の未明
「難波線 シールドトンネルナイトウォーク」の開催日は、2026年10月11日(日)です。
深夜から明け方にかけて行われるナイトウォークという点も、このイベントの大きな特徴です。
つまり、一般の乗客が利用する列車の運行が終了した後の時間帯に、普段は列車が走っている場所を歩くことになります。
近鉄公式のツアー情報にも、2026年10月11日(日)のイベントとして掲載されています。
なお、深夜0時台からのイベントとなるため、参加を検討している方は「10月11日の夜」ではなく、10月10日(土)の夜から10月11日(日)の未明にかけて開催されるイベントと考えておいた方が分かりやすいでしょう。
旅行代金は大人23,400円
今回のツアーは事前申し込みが必要です。
近鉄公式の案内によると、近鉄奈良駅発の場合の旅行代金は、
大人23,400円
となっています。
旅行代金には、近鉄往復運賃のほか、イベント費用、参加記念品代、諸税などが含まれます。
また、近鉄奈良駅発以外にも、他の駅から出発する設定があります。
参加できるのは中学生以上となっていますので、子ども向けのファミリーイベントというより、鉄道ファンや大人の旅行客がじっくり楽しむタイプの企画と言えそうです。
普段は歩けない「線路」を歩ける貴重な機会
鉄道のトンネルは、普段は列車に乗って通過するだけの場所です。
大阪難波駅から大阪上本町駅へ向かう場合も、乗客は車内からトンネルを眺めることしかできません。
しかし、今回のツアーではそのトンネルを自分の足で歩きます。
列車に乗っていると一瞬で通り過ぎてしまう場所でも、歩いてみればトンネルの構造や設備、線路周辺の様子など、普段は気づかない部分に目が向くかもしれません。
特に、終電後の静かな地下空間を歩くという非日常感は、通常の鉄道イベントとは一味違った魅力があります。
「列車に乗る」のではなく「列車が走っている場所を歩く」。
鉄道好きにとっては、一度は体験してみたいイベントではないでしょうか。
2025年にも難波線トンネル歩行ツアーを開催
近鉄は2025年にも、難波線開業55周年を記念した「難波線トンネル歩行ツアー」を開催しました。
このときは、大阪難波駅から大阪上本町駅までのトンネル区間を歩いたほか、難波線建設工事記録映像の視聴やレールサイクル乗車体験なども行われました。
2025年の企画に続いて、2026年も難波線のトンネルを歩くイベントが開催されることになりました。
今回の「シールドトンネルナイトウォーク」は、タイトルからもトンネルそのものにスポットを当てたイベントとなっていることが分かります。
他の鉄道会社でも線路を歩くイベントがありました
すでに終了したイベントになりますが、北越急行ほくほく線では2026年6月27日(土)・7月4日(土)に「超低速スノータートル」に乗車して美佐島駅~しんざ駅間を歩くイベントが行われました。
JR九州では、2025年8月の豪雨災害で運休していた肥薩線(吉松駅~隼人駅)の一部区間にあたる大隅横川駅から霧島温泉駅で運転再開を祝って「レール&沿線ウォーク」が2026年5月31日に開催されました。
まとめ 鉄道ファンなら参加してみたいナイトウォーク
普段は絶対に歩くことのできない鉄道トンネルを、終電後に歩くことができる「難波線 シールドトンネルナイトウォーク」。
近鉄の列車を利用するだけでは分からない、地下鉄道の世界を体験できる貴重な機会です。
特に、近鉄難波線を普段から利用している方なら、「いつも乗っている列車はこんな場所を走っているのか」と新たな発見があるかもしれません。
2026年10月11日(日)の深夜から明け方にかけて開催される、少し珍しい鉄道体験イベント。
鉄道ファンはもちろん、普段とは違う大阪の地下空間を体験してみたい方も、チェックしてみてはいかがでしょうか。
参加には申し込みが必要です。旅行代金や集合場所、行程、申込方法などの詳細については、近鉄の公式案内で確認してください。
「難波線 シールドトンネルナイトウォーク」概要
- 開催日:2026年10月11日(日)
- 開催時間:深夜~明け方
- 対象:中学生以上
- 旅行代金:近鉄奈良駅発・大人23,400円(他の駅からの設定もあり)
- 旅行代金に含まれるもの:近鉄往復運賃、イベント費用、参加記念品代、諸税など
- その他:他駅発の設定あり
- 事前申し込みが必要
※開催内容、旅行代金、募集人数などは変更される場合があります。参加前に必ず近鉄の公式案内をご確認ください。


