Osaka Metroは、2026年10月1日から、使用開始から30時間有効となるデジタル乗車券「ようおこし30hパス」を発売します。
これに伴い、これまで販売されていた「Osaka Metro 26時間券」と「Osaka Metro 48時間券」は9月30日をもって発売終了となります。
「ようおこし30hパス」は、Osaka Metro全線(夢洲駅を含む)が利用でき、e METROアプリで購入した場合は顔認証改札も利用できます。
Osaka Metroホームページ
10月1日から「ようおこし30hパス」を発売
「ようおこし30hパス」は、2026年10月1日から2027年9月30日まで発売されるデジタル乗車券です。
利用開始から30時間、Osaka Metro全線が乗り放題になります。
「ようおこし30hパス」の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売期間 | 2026年10月1日~2027年9月30日 |
| 有効期間 | 使用開始から30時間 |
| 利用区間 | Osaka Metro全線(夢洲駅を含む) |
| 大人 | 1,200円 |
| 小児 | 600円 |
| 発売場所 | e METROアプリ、スルッとQRtto |
| 利用開始期限 | 購入日から30日以内 |
大阪シティバス、いまざとライナー、オンデマンドバスは利用できません。
従って、今回の「ようおこし30hパス」は、Osaka Metroの地下鉄を中心に大阪を移動する人向けの乗車券と考えたほうがよさそうです。
26時間券・48時間券は9月30日で販売終了
今回の変更で注目したいのが、既存の「Osaka Metro 26時間券」と「Osaka Metro 48時間券」です。
これらは2026年9月30日をもって、e METROアプリおよびスルッとQRttoでの販売を終了します。
つまり、10月1日以降は30時間券に一本化される形になります。
Osaka Metroによると、これまでのデジタル乗車券の利用傾向を踏まえ、大阪を観光する人などがより利用しやすい時間設定となるよう、有効期間を見直したとのことです。
「26時間では少し短いけれど、48時間までは必要ない」という利用者にとっては、30時間という設定は使いやすいかもしれません。
一方で、48時間券を使っていた人にとっては、30時間券への変更となるため、これまでと同じ感覚では利用できなくなります。
30時間で大人1,200円 小児は600円
「ようおこし30hパス」の発売額は、
- 大人:1,200円
- 小児:600円
です。
Osaka Metro全線が利用できるため、大阪市内を地下鉄で何度も移動する予定がある場合には、普通運賃との比較をして利用したいところです。
なお、利用できるのはOsaka Metro全線で、夢洲駅も対象となっています。
大阪・関西万博終了後も、夢洲方面への移動に利用できる乗車券という点も特徴です。
e METROアプリなら顔認証改札も利用可能
今回の「ようおこし30hパス」には、もう一つ注目したい点があります。
e METROアプリで購入した場合、顔情報を登録して乗車券と紐づけることで、Osaka Metroの顔認証改札を利用できます。
利用する場合は、
- e METROアプリをダウンロード
- e METRO会員に登録
- 顔画像を登録
- 「ようおこし30hパス」を購入
- 利用開始時に顔認証改札の利用設定
- 顔認証改札を通過
という流れになります。
一度設定すれば、乗車券の有効期間中に再度設定する必要はありません。
スマートフォンを改札機にかざすことなく通過できるため、荷物が多いときなどには便利そうです。
Osaka Metroでは2025年3月からウォークスルー型顔認証改札を本格運用しており、全134駅のうち130駅に顔認証改札機を設置しています。
ただし、一部の駅・改札口には顔認証改札機がないため、その場合はQRコードを改札機の読み取り部にかざして利用します。
また、「ようおこし30hパス」をスルッとQRttoで購入した場合は顔認証改札を利用できず、QRコードでの利用となります。
顔認証改札を利用したい場合は、e METROアプリで購入する必要があります。
Osaka Metroでは、顔認証改札が利用可能で30日間が12,000円で乗り放題となる「Osaka Metro 30日乗車券」を4月から販売していました。
今回の顔認証改札への対応はこの流れの延長線上にあるものと思われます。
また、小学生を対象とした「おでかけKID’S PASS」も2026年夏からデジタル化・顔認証対応となっています。
26時間券・48時間券を購入済みの場合は注意
9月30日で販売終了となる「Osaka Metro 26時間券」「Osaka Metro 48時間券」については、購入済みの場合も注意が必要です。
これらの乗車券は、2026年10月1日午前3時が利用開始期限となります。
利用開始期限を過ぎると、使用開始も払戻しもできません。
Osaka Metroは、2026年9月2日以降に購入した場合、2026年10月1日午前2時59分までに使用開始または払戻しをするよう案内しています。
すでに購入している方は、利用開始期限を確認しておいたほうがよさそうです。
「30時間」という設定は大阪観光で使いやすい?
今回の変更で個人的に気になったのが、26時間でも48時間でもなく「30時間」という設定です。
例えば、昼ごろ大阪に到着して、その日の午後から地下鉄を利用。
翌日は朝から大阪市内を回り、夕方ごろまで地下鉄を利用する、といった使い方なら30時間という有効期間がちょうど合うケースもありそうです。
一方で、2日間を丸々使う旅行では、48時間券のほうが使いやすかったケースも考えられます。
Osaka Metroは、これまでのデジタル乗車券の利用傾向を踏まえて30時間という時間設定にしたと説明しています。
デジタル乗車券について、利用実態に合わせて有効時間を調整する動きとしても興味深い変更です。
また、顔認証改札との組み合わせによって、「乗車券を買う→スマートフォンをかざす」という従来のデジタル乗車券とは少し違った使い方もできるようになっています。
大阪へ出かける際には、利用する時間帯や移動回数に合わせて「ようおこし30hパス」を選択肢に入れてみてもよさそうです。



