JR四国は、土砂流入の影響で一部区間の運転を見合わせていた予土線について、2026年7月14日の始発列車から通常運転を再開すると発表しました。
予土線では7月5日の大雨により線路内へ土砂が流入し、安全確保のため窪川駅~江川崎駅間で列車の運転を見合わせていましたが、復旧工事や安全確認が完了したことから、約1週間ぶりに列車の運転が再開されることになります。
夏休みを目前に控えたタイミングでの復旧となり、沿線住民はもちろん、四万十川沿いの美しい車窓を楽しみにしている観光客や鉄道ファンにとっても明るいニュースとなりました。
土砂流入により窪川駅~江川崎駅間が運休
alt="JR江川崎駅" class="wp-image-10983"/>今回の運休のきっかけとなったのは、7月5日に発生した大雨です。
半家駅~江川崎駅間では線路内へ土砂が流入し、列車が安全に走行できない状況となりました。
JR四国は直ちに現地を確認し、予土線の窪川駅~江川崎駅間で列車の運転を見合わせました。
予土線は山間部や四万十川沿いを走る区間が多く、大雨の際には土砂災害や倒木、河川の増水など自然災害の影響を受けやすい路線でもあります。
そのため、安全を最優先に運転を取りやめ、設備の点検や復旧作業が続けられていました。
バス代行輸送と代替輸送を実施
運休期間中は、窪川駅~江川崎駅間でバスによる代行輸送を実施しました。
また、窪川駅~十川駅では四万十交通による代替輸送も行われ、沿線住民の通勤・通学や生活への影響を少しでも抑える対応が取られていました。
ローカル線では代替交通機関が限られる地域も多く、列車の運休は住民生活に大きな影響を与えます。
特に予土線沿線は高齢化が進む地域も多く、自家用車を利用できない人にとって鉄道は重要な移動手段です。
そのため、今回の代行輸送は生活路線としての役割を支える重要な措置となりました。
7月14日の始発列車から運転再開
JR四国によると、復旧工事と安全確認が完了したことから、7月14日(火)の始発列車より窪川駅~江川崎駅間で列車の運転を再開します。
これにより予土線は全線で通常運転へ戻る予定です。
なお、復旧直後は安全確保のため、一部区間では速度を落として運転する場合があり、列車に遅れが発生する可能性があるとしています。
また、接続する列車への乗り換えにも影響が出る可能性があるため、利用を予定している方はJR四国の運行情報を確認しておくと安心でしょう。
さらに、代行バスや代替輸送については7月13日(月)をもって終了となります。
7月14日以降は通常どおり列車で移動できるようになります。
「しまんとグリーンライン」として人気の予土線
alt="しまんトロッコ列車" class="wp-image-10982"/>予土線は、高知県の若井駅から愛媛県の北宇和島駅までを結ぶJR四国のローカル線です。
「しまんとグリーンライン」の愛称でも親しまれ、清流・四万十川に沿って走る絶景路線として全国的にも知られています。
車窓からは四万十川の雄大な流れや沈下橋、美しい山々など四季折々の景色を楽しむことができ、鉄道ファンだけでなく観光客にも人気があります。
また、観光列車「しまんトロッコ」が運転されることでも知られており、全国から多くの利用者が訪れる路線です。
夏休み期間には家族旅行や青春18きっぷなどを利用した鉄道旅行でも人気が高く、今回の運転再開は観光面でも大きな意味を持つといえるでしょう。
近年は豪雨による運転見合わせが増加
近年は全国各地で線状降水帯や局地的な豪雨が発生し、鉄道路線でも土砂流入や倒木、盛土の被害が相次いでいます。
JR四国管内でも予讃線や土讃線、徳島線などで大雨による運転見合わせが発生することがあり、自然災害への対応が課題となっています。
特に予土線のような山間部を走る路線では、降雨量が短時間で増えるケースも多く、安全確保のために早めの運転見合わせが実施されることがあります。
利用者としては運休になると不便ではありますが、安全を守るためには必要な判断であり、今回も慎重な復旧作業が行われた結果、安全に運転再開できることとなりました。
まとめ
7月14日からは通常運転に戻る予定ですが、大雨が予想される場合には再び運転規制や遅れが発生する可能性があります。
これから夏休みを迎え、予土線を利用して四万十川方面への旅行や観光を予定している人も多いと思います。
旅行当日は、JR四国の公式ホームページや運行情報を確認し、時間に余裕を持った行動を心掛けると安心です。
約1週間にわたって続いた運休はようやく解消され、予土線には再び列車の日常が戻ってきます。
沿線住民にとっては生活交通の回復、観光客にとっては四万十川沿いの絶景を楽しめる鉄道旅の再開となります。
無事に復旧した予土線が、この夏も多くの利用者を乗せて四国の豊かな自然の中を走り続けることを期待したいですね。


