両備バスは、2026年10月1日(木)に予定していた路線バスのダイヤ改正について、延期すると発表しました。
当初は10月1日から、運行便数や時刻の見直しに加えて、岡山市が進めている支線バス「FLAt(フラット)」への路線移管など、大きな路線再編が予定されていました。
しかし両備バスは9月17日付のお知らせで、「諸般の事情により延期」としています。
今回は、先日紹介した10月1日のダイヤ改正について、現時点で分かっていることを整理します。
※【改正日延期のお知らせ】(10月1日実施)各地区ダイヤ改正について
両備バスホームページ
両備バスの10月1日ダイヤ改正は延期に
両備バスでは当初、10月1日から各地区でダイヤ改正を行う予定でした。
ダイヤ改正の内容についてはこちらをご覧ください。
今回の改正は単なる時刻変更ではなく、岡山市が進めるバス路線再編と連動したものです。
岡山・西大寺地区では運行便数や時刻の見直しが行われるほか、岡山駅~旭川荘線など一部路線が9月30日をもって終了する予定でした。
一方で、高島駅と旭川荘を結ぶ支線バス「F03 高島・旭川荘線」は増便されるなど、既存の路線バスを整理しながら、鉄道駅などを拠点とした支線バスへ役割を移していく内容となっていました。
また玉野地区では、岡山市の支線バス「F10 小串・岡南線」が10月1日から運行開始する予定でした。
東備地区でも、牛窓方面を走る「F08 牛窓・西大寺BC線」「F09 牛窓・東区役所線」が新たに設定される予定でした。
ところが今回、両備バスはこの10月1日のダイヤ改正を延期すると発表しました。
延期の理由については、「諸般の事情」とされており、具体的な理由は明らかにされていません。
また、現時点では延期後の実施日についても案内されていません。
岡山市の支線バス「FLAt」も10月1日から拡大予定だった
今回の延期を考えるうえで気になるのが、岡山市の支線バス「FLAt」です。
FLAtは岡山市が公設民営方式で導入している支線バスで、岡山市が公共交通としての仕組みを整え、バス事業者が運行を担っています。
鉄道でいう上下分離に近い考え方で、行政が運行を支える一方、実際のバス運行は交通事業者が担う仕組みです。
岡山市では、重複するバス路線を再編して運行を効率化するとともに、そこで生み出された余力を活用して支線バスを整備する取り組みを進めています。
これまでにF01~F07が運行されており、10月1日からは、
- F08 牛窓・西大寺BC線
- F09 牛窓・東区役所線
- F10 小串・岡南線
の3路線が加わり、FLAtが計10路線になる予定でした。岡山市も9月時点で、10月1日から牛窓方面・岡南方面で3路線を新たに運行する予定だと説明しています。
今回のFLAt新路線については、両備バスのダイヤ改正と一体となった路線再編として計画されており、両備バスの発表でもF08・F09・F10について認可申請中とされていました。
そのため、両備バスのダイヤ改正が延期されたことで、10月1日から予定されていたFLAtの新路線にも影響が出る可能性があります。
両備バスの路線とFLAtはセットで再編される予定だった
先日の記事でも紹介したように、10月1日の両備バスの改正では、単純に両備バスの路線を廃止するのではなく、一部の路線を岡山市の支線バス「FLAt」に移管する形が予定されていました。
例えば東備地区では、両備バスの南まわり牛窓線の一部を整理したうえで、F08・F09として運行する計画でした。
玉野地区でも、両備バスの小串鉾立上山坂線などの運行内容を見直す一方で、F10「小串・岡南線」を新設する予定となっていました。
つまり、両備バスとFLAtは別々に動いているのではなく、既存の路線バスを整理して、その役割の一部を支線バスへ移すという一連の路線再編になっています。
そのため、両備バスの改正だけが延期され、FLAtだけが予定通り10月1日から運行を始めるという形になると、当初想定されていた路線再編とは違った状態になってしまいます。
特に、両備バスの既存路線を残したままFLAtの新路線を走らせれば、区間によっては従来の両備バスと新しいFLAtが同じ経路を走ることになる可能性があります。
岡山市がFLAt導入の目的として「重複するバス路線を再編し、運行の効率化」を掲げていることを考えても、今回の延期はFLAtの新路線にも関係するものと考えるのが自然でしょう。
FLAtについては新たなダイヤの案内がまだない
ただし、ここは注意が必要です。
現時点で確認できる岡山市の情報では、F08・F09・F10について10月1日からの運行開始を予定していることは案内されていますが、両備バスのダイヤ改正延期を受けてFLAtの新路線も延期する、とした正式な発表は確認できません。
「FLAtの運行開始も延期になった」
と現段階で断定するのは避けた方がよさそうです。
一方で、少なくとも利用者からすれば、10月1日にどの路線がどのダイヤで走るのかは非常に気になるところです。
両備バスのダイヤ改正とFLAtの新路線は一体となった路線再編として計画されていただけに、今後の発表に注目する必要があります。
10月1日に利用予定だった人は最新情報を確認したい
今回の延期によって、9月30日までの運行と10月1日以降の運行内容が、当初予定から変更される可能性があります。
特に、
- 10月1日に廃止予定だった両備バスの路線
- 運行便数が変更される予定だった路線
- F08・F09・F10としてFLAtへ移行する予定だった路線
- 新設・廃止される予定だった停留所
などを利用する人は注意が必要です。
岡山市はFLAtについて、鉄道との乗り継ぎ割引なども実施しており、公共交通を乗り継いで利用する人にとっても重要な存在になっています。
また、岡山市は10月・11月にFLAtの新路線運行開始に合わせた「お試し無料キャンペーン」の第2弾も予定していました。今回の延期を受け、このキャンペーンについても今後変更があるのか確認したいところです。
まとめ
両備バスは、2026年10月1日に予定していたダイヤ改正を「諸般の事情」により延期しました。
今回の改正は、単なるダイヤ変更ではなく、岡山市の支線バス「FLAt」への路線移管などを含む大規模な路線再編でした。
岡山市では10月1日からF08・F09・F10の3路線を新設し、FLAtを計10路線にする計画を示していました。
そのため、両備バスのダイヤ改正延期は、FLAtの新路線にも影響する可能性があります。
ただし、現時点では岡山市から「FLAtの新路線も延期する」という正式発表までは確認できません。
10月1日から両備バスとFLAtのバスがどのような運行になるのか、今後の発表を待つ必要がありそうです。
前回紹介した10月1日のダイヤ改正についても、今回の延期を受けて内容が変わることになります。
今後、両備バスや岡山市から新しいダイヤや運行開始時期が発表されましたら、改めて紹介したいと思います。
※この記事は2026年9月18日7時時点の情報をもとにしています。今後、運行内容が変更される可能性があります。利用の際は両備バス・岡山市の最新情報をご確認ください。
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