広島の街を走り続けてきたレトロ電車が、この春から初夏にかけて特別な形で注目を集めます。
広島電鉄は、歴史ある旧型電車を2026年3月28日から運行を開始した環状線(循環線)で運行する取り組みをスタート。期間中は、定期運行に加えて土休日限定の臨時運行も行われ、懐かしい車両たちが市内中心部を周回します。
まさに「走る電車の博物館」。広電ならではの試みです。
レトロ電車の循環線ダイヤ固定運行および土休日の特別臨時運行を実施します
広島電鉄ホームページ
広島電鉄 レトロ電車の循環線運行 & 土休日の特別臨時運行
1. レトロ電車の固定ダイヤでの定期運行
広島電鉄では、路面電車の 循環線(L号線) を利用して、歴史あるレトロ電車を 決まったダイヤで運行 します。
この試みは「走る電車の博物館」として広く親しまれている広電電車の魅力をより楽しんでもらうためのものです。
- 第一弾対象車両: 650形(651号 または 652号)
この車両は「被爆電車」として知られ、広島の復興を支えた象徴的な1両です。木製の床や窓枠など、昔ながらの雰囲気を味わえます。 - 実施期間:
2026年4月29日(水・祝)〜 5月31日(日)
※ただし平日(月曜・水曜)は運休予定です。
alt="" class="wp-image-6017"/>
広島電鉄ホームページより引用
この期間中、循環線の所定時間で運行されるので、観光や撮影にもピッタリ♪
2. 土・休日の特別臨時運行
GWをはじめとした週末・祝日には、普段は見られない 他のレトロ電車も臨時で走行します!
運行予定日と車両:
- 2026年 4月26日(日)・4月29日(祝)・5月9日(土)
→ 913号車(1969年大阪市交からの移籍車) - 2026年 5月16日(土)
→ 602号車(1976年 西日本鉄道からの移籍車)
広島電鉄ホームページより引用 alt="" class="wp-image-6018"/>
どちらも雰囲気あるカラーと歴史を感じられる車両なので、鉄道ファンだけでなくご家族での散策にもおすすめです
被爆電車・650形が環状線に登場
alt="広島電鉄 被爆電車653号車" class="wp-image-6020"/>今回の目玉は、広島電鉄を代表するレトロ車両 650形。
被爆を乗り越え、現在も現役で活躍するこの車両は、広島の復興の象徴ともいえる存在です。現在は、651号車・652号車・653号車の3両が現役として活躍しています。また、654号車については、引退後広島市交通博物館にて1945年(昭和20年)当時の塗装に復元して公開されています。
木製床や重厚な車内、昔ながらの走行音など、今の低床車両では味わえない“昭和の路面電車らしさ”を体感できるのが魅力。
この650形が、決まったダイヤで環状線を走ることで、観光客だけでなく地元の利用者も気軽にレトロ電車に乗れるようになります。
土・休日はさらに特別!臨時で別のレトロ車両も運行
定期運行に加え、土曜・休日には別のレトロ電車が臨時で運行されるのも注目ポイントです。
登場するのは、他都市から広島にやってきた経歴を持つ個性派車両たち。
カラーリングや車体形状がそれぞれ異なり、「今日はどの車両が来るのか」というワクワク感も楽しめます。
4月26日(日)・4月29日(祝)・5月9日(土)に走るのは、大阪市交通局からの移籍車913号車です。
そして、5月16日(土)には、西日本鉄道から移籍した602号車が走行します。
普段はなかなか環状線で見られない車両が走るため、鉄道ファンはもちろん、偶然乗り合わせた観光客にとっても思い出に残る体験になりそうです。
環状線だからこそ楽しめる“乗りやすさ”
今回の運行が環状線で行われる点も見逃せません。
広島駅や紙屋町、八丁堀など主要エリアをぐるりと回るため、
- 途中駅から気軽に乗れる
- 折り返しがないので撮影計画が立てやすい
- 観光の合間にレトロ電車を楽しめる
といったメリットがあります。
「わざわざ狙って乗りに行く」というより、街歩きの延長でレトロ電車に出会えるのが、今回の企画の魅力と言えそうです。
まとめ
新型車両の導入が進む一方で、古い車両を大切に使い続けてきた広島電鉄。
今回の環状線運行は、単なるイベント列車ではなく、「日常の中で歴史に触れてもらう」広電らしい取り組みです。
ゴールデンウィークや初夏の広島観光にあわせて、少しだけ時間をとってレトロ電車に揺られてみる――
そんな楽しみ方を提案してくれる運行といえるでしょう。

alt="" class="wp-image-6017"/>
alt="" class="wp-image-6018"/>
